2019年11月30日土曜日

ふかふかコートとおまけのはなし

ふんわりパンツとかぶかぶかパンツとか、、

妻はふわふわパンツとか言って、間違えているし。

今度はふかふかコート?

決して悪ふざけではございません。

なにか適当な表現は何だろうって考えたら、

自然に出てきた名前がふかふかコートでした。

MADE IN ENGLAND です。





















YARMO
ふかふかコート
off white ¥39,000+tax

このコートを展示会で見たのは今年の2月。

シーズン一番初めの展示会でのことでした。

お客様もお店でコートを買うときには同じ心境になるかと

思いますが、「この後まだ何かいいものが出てくるのでは?」

という心理から、なかなか一番最初の展示会で、コートを

思い切り発注できないのですが、これは思い切りいけました。

着た瞬間に、その場にいたみんなで「かわいいー。」を連発。

妻は5連発くらい口にしていました。
















イギリスで長年公的なユニフォームや制服を作り続けている

ファクトリーだけに、しっかりとしたコットン素材を使用しています。

それに対し、内側にはふんわりとしたポリエステルの中綿キルト。

グラム数を少なめに、軽く仕立てたキルティングが、表地のコットンと

あいまって、やさしいお布団のような触り心地です。
















色は、off white、black、olive の3色展開。
















小さなシャツ襟のようなネック周りも可愛らしい。















袖付けは非常にカジュアルなデザイン。

中には厚地のセーターやカーディガンも難なく着ていただける。

ワークウェアを得意とする工場らしい雰囲気です。















ポケットはシンプルな箱ポケ。





















off white

そこそこ長めのワンピースを下に着ていますが、

裾は見えません。着丈はしっかり長いデザインです。















155cmで、くるぶしから脛の下のほうまでが見えるような着丈。

年齢を重ねても素敵に着続けられるかっこいいAライン。
















親子でも共有できそうなデザイン。















black





















blackはドレスアップした装いにも使いやすい。

全てをいい具合に覆い隠してくれるから。















先日ご紹介したFACTORYのカーディガンをインナーに。















前を閉めて、ストールでおしゃれに完全防寒。





















olive

我々の身近な方の人気のカラー。

通好みなのでしょう。















ふんわりパンツにふかふかコート。

ふわふわした妻。















レディースでは少数派かもしれませんが、

ジャケットの上からも重ね着ができるコートです。

ブラックならお仕事にも着ていけそうです。















ヨコから見た時にもきれいに見えるAライン。

インナーキルトだからこそのシルエット。

ふかふかですが、見た目の素敵さにシャキッとします。

これまたお勧めのコートです。



~おまけのはなし~

たまプラーザに、個人店の仲間が増えました。

メンズウェアのセレクトショップ、C&C (CLOTH&CLOTHING)。






















昨日グランドオープンを迎え、夜にはレセプションが。

私は、一応受付係を命じられましたが、ほぼ飲んでおりました。

たくさんの人がやってきて、賑やかな夜でした。

場所は、annabelleの店舗に来てくださっている方はご存じの方も多い、

annabelleから徒歩5分ほどの場所にあるLocalというおしゃれな眼鏡屋さんと

同じビルの2Fにございます。

Local(ローカル)の2FにあるC&C(CLOTH&CLOTHING)

まだインスタからの発信がメインのようですが、

お近くにお越しの際はぜひ寄ってみてください。

















洋服愛があふれた男が接客しています。

この時世、大手セレクトショップや百貨店、通信販売に

比重が高まり、都内近郊での個人経営の個性的なショップを

始めるにはかなりの勇気とセンスが必要だと思います。


彼は7年前にannabelleがオープンした際、近くの大手セレクトショップで

店長として働いており、足しげくannabelleに通ってくれた男の一人です。

ぜひ頑張っていただきたいと思います。

このブログを見てくださっている方々のほとんどは女性だと思いますが、

もし近くに、おしゃれになってほしい男性やおしゃれに興味津々な

男性がいらっしゃる方は、ぜひ一緒に行かれてみてください。

まだ商品は少ないのかとは思いますが、いいものが詰まっていると思います。









2019年11月29日金曜日

さらっとご紹介いたします

今日ご紹介するセーターも、今年で3年目のお品物。

毎シーズン、変わらず、色も少し新色を足しながらのご紹介です。

小さいポケットが特徴のあのセーターです。















ゴーシュ
Highland wool knit
grey ¥16,000+tax

発売当時、ゴーシュ初めての海外生産の商品として

登場したこちらのセーター。

柔らかくソフトな肌触りが現在でも主流のセーターにおいて、

そのどちらも感じないどこか懐かしさすら覚えるこちらのセーター。















しかしながら、ゴーシュのお二人が惚れ込むだけあって、

その風合いは、好きな人にとってはたまらない。

私もそうですが、多少チクチクはしながらも、インナーに長袖や

シャツを着て、昔の軽くて温かい英国羊毛のセーターや

このハイランドウールのような毛質のセーターを長年にわたり

着続けている。

それはたぶん、カシミアやヤクのような上質な毛には表現できない

素朴さや、見た目に反した軽さ。そして丈夫さ。

着始めると魅力はたくさんあるからだろう。















Tシャツでもおなじみの小さいポケットは健在です。















今シーズンのアナベルでは、ホワイト、グレー、ダークグリーン、

ブラックの4色展開でしたが、ホワイトが完売しております。

また、グレーは写真によって色合いが異なって見えますが、

着用写真が目で見たものと同等ですので、そちらを参考にしてください。















さらに今年は、ワイド幅が新登場したのですが、

ダークグリーンのみとなってしまいました。

申し訳ございません。















今でも国内生産がほとんどを占めるゴーシュの製品に

おいて、このペルー生産のセーターはかなりお二人との

波長が合っているように感じられる。

海外生産は気を抜くととんでもないものが仕上がってくることもしばしば。

展示会の際に、その点について伺うと、想像通りの答えが返ってきた。

ペルーはいまだに機械生産と手横編みと手編みがすべて同時に

プロダクトに取り入れられる希少な場所だと感じましたと。。

ものつくりが面白いらしい。

どうやら初めのやり取りには相当な苦労があったようなのですが、

今は正直、海外生産の難しさを感じさせない仕上がりです。

しっかりとゴーシュらしさが商品からにじみ出ています。

私もそこには惹かれるものがありました。

すごいな、って素直に思えるプロダクトです。





















完売したNO CONTROL AIRの裾ゴムパンツに

グレーを合わせています。















サイズ感はまさにスタンダード。

今欲しくて探してもなかなかない昔ながらのセーターを感じます。















敏感肌な方にはお勧めできませんが、意外に店頭で

販売をしていると、「そこまでチクチクしませんね。」

って言っていただけて嬉しい限りです。




















こちらも完売したTRAVAIL MANUELの

ワイドコーデュロイパンツにブラックを。















この上にコートを着たら、真冬も大丈夫。















グレーとブラックは3年前から変わらずある定番カラーです。

やはりどんなものにも合わせやすく感じます。















そして今年は、このブラックに印象が近い新色が登場しています。





















ダークグリーン

すごくいい色です。















店内の少し暗いところではブラックとの違いが

よくわからないほどなのですが、自然光で見るとしっかりグリーン。















商品のお話とは関係ないのですが、人の癖について。。

このスタンダードのスタイリング写真と、もう一つの

ワイドセーターのスタイリング写真は、少し撮影日が

離れているのですが、、、。





















このようになってしまいました。

ダークグリーンは白にしか合わないのか?

という余計な疑惑が生まれそうですが、そんなことはありません。

他のコーディネートでも結構あることですが、私のスタイリングの癖でしょう。

なかには、去年とほぼ一緒というものもいくつかありました。















ワイドとはいえ、ビッグセーターのような印象はありませんので、

スタンダードを気に入ってきている方にもお勧めですよ。

ダークグリーンしかありませんが。。















こちらはスタンダード。

ややこしくてすみません。



2019年11月28日木曜日

あったかい

真冬の重ね着に必須ともいえる、ニットのカーディガン。

今シーズンのアナベルでは、そこを思い切って一つに絞りました。

秋冬、春で活躍しそうなコットンヤクのゴーシュのカーディガンは

ございましたが、真冬用の羽織カーディガンは、これしかございません。





















FACTORY
yak robe knitcardigan
¥33,000+tax

ヤクはご存じの方も多いと思いますが、

カシミアと同様に、厳しい自然環境で育ち、

素晴らしい毛質を持つ、ウシ科の動物です。

FACTORYの使用するヤクは、モンゴルの高山地帯、

標高4000m級の山岳地帯に生息するヤクの毛を使用します。















この1年半で、20~30%の高騰をしたヤクの毛は、

おそらく来年にはカシミアと同クラスの高級原毛になる可能性もある。

上質なものほど、現実味のあるお値段で提供しずらくなってくることが

わかるだけに、ぜひおすすめしたい。















裾の部分は後ろ半分がリブ編みになっています。

ニット特有のダレを防止する意味合いもある。















きちんと平置きするとこのように。

前身が完全に二重になるほどようなデザインですので、

着用した際のきれいなボリューム感もございますし、

何より贅沢で、温かい。















ポケットもございます。















色は2色とも原毛の色。

greyとmoca brown。





















染色ができないといわれるヤクの毛は、

原毛でのご紹介になります。

とても肌触りがよく、最高に温かい。





















Grey

下にはFACTORYのカシミアニットを着用しています。

少し気温の高い日や、車での移動だけならこれで十分でしょう。















ボトムスも裏付きのWOOLのパンツで。















大判のストールを巻いたら、今時期のちょっとご近所に

出るだけなら、コートいらず。















そしてこのカーディガンのいいところは、

厚さがちょうどよく、重ね着もしやすいところ。















上から軽いキルティングのロングコートを着てみたら、

温かく真冬も過ごせます。

















あったかい。





















moca brown

真っ白に合わせてみました。
















ふんわりパンツに白シャツをタックイン。

その上から羽織ります。















2色ともベーシックない色合いですので、合わせが難しい

ということはありませんが、普段濃色が多く、黒や

ダークネイビーが多い方は、グレーのほうが合わせやすいかもしれません。















mocaの上からsusuriの素敵なコートを着てみます。

一重のコートを真冬にも着るコツは、このようなカーディガンを

下に着ることでしょう。

アンダーウェアーの上からシャツ、ブラウスまたは薄手のニット、

その上からこちらのカーディガン、そしてアウター、巻物、手袋。




























あったかい。

本日、通信販売にもご紹介いたします。

そちらではそのほかのスタイリングも掲載していますので、

ぜひご覧ください。


あったかい。