2022年9月30日金曜日

入荷のお知らせ

 

9月30日(金)

<maison de soil>

・ウールエンブロイダリー後ろ釦ブラウス

・ウールエンブロイダリーギャザードレス

・ウールギャザースカート

・フェルトハット


<SUSURI>

・マーシュコート

・ルアーコート


<blue in green>

・別注ジャンパースカート(ブラックデニムと黒染め)


<SPエシュぺー>

・ワイドギャザーブラウス

・リネンコットンテーパード5Pデニムパンツ


<ASEEDONCLOUD>

・クラシックワンピース

<Handwerker>

・コーデュロイワイドトラウザー


2022年9月29日木曜日

らしさとらしさとらしさ

連日SUSURIさんのご紹介です。

今日ご紹介するのが僕の中では最もSUSURIらしさを

感じさせたものでした。素材もデザインも。
















SUSURI
バロッテスカート
¥41,800(税込)

デザインは、見て「あれ?」って思う人も多いかとお思いますが、

アナベルでも長く扱い続けている「マーチスカート」を起点にして

サイジングに変化をつけた新作のスカートです。












ウェストはゴムのみとなります。












裾まわりはマーチスカートと同じく、バルーンデザインを捩ったもの。

そのため、波打つような裾の仕上がりになり、お洗濯をしてもこれは

変わりありません。












裾にはみ出しているのはオリジナルのコットンキュプラ素材のストライプ。

とっても渋い、素敵なストライプです。












見える部分だけがストライプで、裏地はブラックの裏地が付いています。
















全体のボリュームを増して、丈もマーチスカートより長い。

そして素材がまた面白い表情のある素材です。
















ARTEPOVERAのカットソー素材の軽いベストに合わせて。





















マーチスカートと同じく、何をトップスに合わせても素敵に

収まってしまいます。今回のバロッテは、裾のストライプが

効いて、なおさらです。












ワンピースを合わせてもいいでしょう。

ネップの入った表情のある素材感は、ウォーム感のある

ニット素材とも絶対に相性がいい。

この素材で、3つもセレクトしてしまいました。
















SUSURI
アイデリックドレス
¥41,800(税込)

デザインは、SUSURIではお馴染みのワンピースデザインです。

アームホールが大きな被りのジャンパースカートタイプです。

Aラインのドレスやワンピースが多いSUSURIにあって、

とてもスタンダードなシルエットが特徴的で、それとは対照的な

大きなポケットが印象に残ります。












深いVネックはワンピースではなくジャンパースカート。

下に何かを着て初めて成立するお洋服です。












大きなポケットは背面に折り返していますが、背面をみるとこの通り。
















2cmほど背面にはみ出した大きなポケットです。

見方を変えると、意外にスッキリしたシルエットだということです。
















いかがでしょう。

少しスッキリした印象ではないでしょうか。












インナーには完売したNO CONTROL AIRのウールのカットソーを。












次々と新しい素材やデザインが登場するSUSURIさんにあって、

少し安心感を覚える「らしさ」を感じさせるワンピースデザインです。
















SUSURI
ラボラトリーガウン
¥61,600(税込)

最後はこちら。これまたSUSURIさんが数シーズン前から展開する

ラボラトリーガウン。ガウンという名前ですが、実質コートです。

一重ですので2シーズンコートで、春先から4月あたりの季節にも

活躍すること間違いなしのコートです。












素材はコットンとリネンなのですが、コットンにファンシーヤーンの

一種のような結び目のような粒が所々にある糸を使用しているため、

布地にはネップがたくさん表れています。

打ち込みもあって、とてもしっかりとした素材です。












デザインはまさにガウンのような共布の紐で結いて絞れる

デザインです。












ポケットもあります。












ボタンはSUSURIさんのオリジナルで、球体に刻みの入った

アンティークのような質感のボタンです。












ガウンのように打ち合わせがあるデザインですので、

片側にスナップボタンが施されています。












羽織るだけでも素敵なのが嬉しいところです。

まさに今時期には羽織るだけでもいい。





























季節とともにインナーを変えて、12月当たりであれば

コートとして十分に活躍してくれます。





















こちらのコートの特徴は、やはり裾周りではないでしょうか。

ベントやスリットがない代わりに、極端なほどにAラインに

開いた裾が、着用した際にはオチ感となってドレープが出来るのです。












SUSURIの昔の名作、ドロシーコートを思い起こすシルエットです。












内側を暖かくしてストールを使えば、しっかりコート。

内側を軽くして、羽織ものとして使えばロングカーディガンのよう。

とても都合の良いおしゃれなガウンです。






























2022年9月28日水曜日

暗中模索、塞翁が馬。

ファッショナブルとかファッションという言葉を

最近あらためて意識しています。

というより、気になります。洋服屋なのにおかしな話です。

トレンドの大外(おおそと)を狙ってコアなスタイルを

提案したいと思ってやってきたわけですが、少し刺激が

欲しくなったのかもしれません。 

SUSURIの今回のコレクションは、つい先日もご紹介しましたが、

その感覚をとても共有できる内容でした。

今日はSUSURIから楽しい柄物のワンピースを2つご紹介したいと思います。















SUSURI
サシェドレス
Black ¥61,600(税込)

前回はナチュラルな起毛素材とポケットに切り替えのある

素材でご紹介したサシェドレス。クローゼットにかけるサシェから発想された

ドレスのデザインは、ウェスト位置を巾着のようにシュッと絞れるのが特徴です。












ウェスト部分の前面だけが絞れるようになっています。












サシェの袋口のようなネックのデザインが特徴的です。












見えづらいですが、裾が少しコクーンシルエットになるように

切り替えています。ブランド創世記からの「らしさ」を感じます。












生地はリネン100%ですが、60/2(ロクソウ)の平織でややしっかりした

素材感は、秋冬も春も着ていただける3シーズン着られる素材感です。

ブラックにベージュ色の色合いもシックで大人っぽい印象です。











袖のシルエットも変化球。












裾と同じようにシルエットを特徴づけるインカーブが極端についています。

しかも切り替えも入れた大胆なカーブです。
















着用した際の全体のフォルムを気にかけてのカーブかと思います。












袖と裾に同じコクーンカーブをつけることで、全体のシルエットの

印象がまとまったドレスです。












以前にも言いましたが、絞れるのが前面だけであることが

「らしさ」を醸します。












ロングコートも似合いますし、、












少しカジュアルにブルゾンを合わせても素敵です。












年齢を重ねても女性らしく、そして個性的に趣味性を共有した

ファッションを続けられる洋服こそが普遍的であると思ってアナベルを

始めました。ファッションは常に身近な存在だと感じながらも、ここ10年は

トレンドファッションをどこか突き放した存在として見ていました。


そして今、トレンドにのったり、合わせたりするということではなく、

10年で培ってきた普遍性を感じる洋服たちを、新しい何かを注入して、

新しいスタイルを見せたいと思ってはいるのです。

暗中模索な変化の今、不安であると同時に楽しいのです。

積極的に取り入れたいと思っているものの一つが柄物です。















SUSURI
ショアラインドレス
Black ¥66,000(税込)

最近のSUSURIさんのコレクションではお馴染みのドレスです。

着用した際のドレス感は素晴らしく、女性らしさと強さも感じる

シルエットではないでしょうか。




















柄部分はこちらも最近のSUSURIで見られるバックカットジャカードです。

今回は秋冬シーズンということもあって、コットン、アクリル、ウールの

混合のジャカードです。












バックカットは本来は裏面ということになりますが、

柄の出方や迫力があるため、裏面を正式に表として販売する生地を

バックカットジャカードと言っています。

古くからイタリアの高級なシャツ生地などには見られる手法ですが、

日本では群馬県や栃木県のジャカード織が盛んな一部地域で、

クウォリティーの高いものが作られています。












切り替えがドレス感を決定づけるワンピースです。












インナーにゴーシュのコットンカシミアを合わせれば、

重ね着は無限に広がります。
















これだけでも気分の上がるドレス。






























切り替えの別布であるコットンシルクが少し光沢感もあって素敵です。












ウェストの切り替えギャザーは横から見るととても映えるポイントです。












全シーズンにご紹介しそびれたゴーシュのブルゾンは、

春秋で重宝するエイトロックスムースのもの。

シャツやワンピースに重ねてオールシーズンで活躍します。





















ピタッとしたジャージ素材は、前シーズンながら非常に

今っぽさを感じ得ます。












コートの裾から柄がチラリ。












同じSUSURIのコートを合わせて。




















柄物のストールを重ねて。


色々な感覚が交錯する今、まずは柄物にトライしていくのも良い。

派手な色を取り入れるのも良い。今、新しい感覚を手にするために、

ありとあらゆることを試してみるのがいいと、ただただそう思います。

今までの「なし」が「あり」に変わる瞬間が一番楽しい瞬間だから。