2018年12月29日土曜日

年末の少し長いご挨拶と福袋2019

















今年の夏あたりから計画を進めていた3階(304)の

完成を年末ぎりぎりで、無事に迎えた2018年。

304の計画は、店舗で企画展を行うようになった頃から

頭の中では常に想像していた。

常設の商品を販売しながらの企画展は、想像しているよりも

ずっと大変で、とにかく辛かった。

でかい家具の移動、売りたいけど店頭から下げなくては

確保できないスペース。

そして、一番つらいのは終わった後の片づけ。

展示前はまだ気持ちが前に向いているので良いのだが、

終わった後の当日にでかい家具を戻して、

箱に入れた商品をもとに戻す作業を終電までの数時間で

2人だけで行うのは、実に気持ちが折れる。

へとへとになる。

楽しいはずの展示は、楽しく初めて楽しく終わりたい。

そう思ってずっと同じビルの空き部屋が出ないかどうか、

密かに見張っていた2018年。


夏に部屋が同時に2つ空いた時には、実にそわそわした。

2つ!今までまったくでなかったのに、急に2つ!!

その場にいた、sono を作っていただいている園田さんが

以前からアトリエを探していると聞いていたので、

園田さんにも2つ空いたことを伝え、僕はすぐに契約へ。

結局、園田さんも並びに入居して急ににぎやかになった2018年。


当然だが、部屋が増えて展示を304で行うことで、

でかい家具の移動や常設商品の入れ替えは必要なくなる。

行える展示の幅も広がる。

その代わりに、絶対に必要なものが出てくる。

それは人員だ。妻はあくまでお手伝い。

必要なのはすぐに我々と同じように動けるスタッフ。

できれば、アナベルに足らない、女性がいいと思っていた。

思っていたら女性スタッフが現れた、2018年。

11月からアナベル店頭に女性が増えましたよ。

しかも2日目から僕が休みをいただけるほどの即戦力。

3年ほど前から想像していた理想的な次の形が見え始めた2018年。




















できたばかりの304で、妻と子供たちにもお手伝い

してもらいながら、丁寧に楽しく作れた2018年福袋。

恒例の福袋、お客様への感謝を込めて作りました。


年始の営業は1月3日から、福袋も初日に販売します。

店頭、通信販売共に11時販売開始です。

店頭と通信販売はおおよそ半々くらいに分けて販売しますが、

常に両方の販売状況を見ていますので、公平に早い者順です。



<福袋のお知らせと注意点>

1月3日(水)の初売りで販売します。

店頭、通信販売どちらも11:00から販売開始です。

数には限りがございますので、なくなり次第終了させていただきます。


アナベルの福袋の特徴は、春夏のお品物も混ざっていること。

これは、お客様にもご好評をいただいております。

販売価格は、¥20,000(税込み)で、

中身は、定価で約¥70,000(税抜き)前後です。

コートやアウターが入ったものは点数が少なく、

入っていないものは、点数が増えます。

あくまでも、金額をもとにお作りしています。

サイズにつきましては、S・M の2サイズございます。

様々なブランドがあり、ブランドによりサイズ表記や、

サイズ感覚は異なります。

実際の販売感覚を考慮しつつ、サイズ表記を見てお作りしております。

例えば、XS、S の2サイズ展開のものは、XSをSの扱いにしたり、

0、1 の2サイズ展開のブランドは、0がS扱いだったり。

そして、アナベルではとても多い、ワンサイズ展開の商品は、

どちらにも入っている可能性がございます。


また、福袋ですので返品や交換には応じかねます。

通信販売をご利用のお客様は、こちらの注意点と

ショッピングページの説明をご理解の上、購入をお願いいたします。

























2018年は、僕がガラケイをやめてスマホにしたり、

インスタを始めてみたり、

空き部屋がでて304をつくったり、

新しいスタッフに恵まれたり、

新しい出会いもあったり。

いろいろな面で動きのあった年でした。

自分では変化の前触れの動きだと感じています。

お店をやったことがない我々がお店をやったこと自体が

とても大変なことなのだと痛感させられっぱなしで

なんとか、たどり着いた7年目。

よく商売では、「軌道に乗る」「波に乗る」という

言葉が使われますが、我々のやっていることには

当てはまらない言葉だと感じています。

それよりも、ずっと山に登り続けている感覚のほうが

表現としてふさわしいし、楽しい。

ずっと手探りし続けながら進む感じ。

どこに出るかわからない。

なにが正しいのかもやってみないとわからない。

そんな手探りなお店annabelle も、素敵なお客様たちに

支えられて、来年はいよいよ7周年を迎えます。

304でも、様々な展示を予定しておりますよ。

ぜひ、お越しくださいね!

それでは皆様、良いお年をお迎えください。



annabelle







2018年12月23日日曜日

ナチュリラ冬号と連載更新





















暮らしとおしゃれの編集室

第70回目の連載が更新されております。

ぜひご覧いただけますと幸いです。

















ナチュリラ冬号が発売されております。

今回も妻がモデルを務めてくれました。

また今回は、いつもモデルをしてくれていた

valiの水野さんが、別枠で登場していましたよ。

そして、ご近所でオープン当初からのお客様、

暮らしの装飾家、ミスミノリコさんも掲載されております。

ぜひ、ご購読いただけますと嬉しいです。


<年末年始営業予定>

12月27日(木)17:00 までの営業となります。
12月28日(金)~1月2日(水)まで冬季休業となります。

1月3日(木)~通常営業(11時~20時)
       初売りで恒例の福袋販売をいたします。
※福袋につきましては、年末のブログで詳細をお伝えいたします。
 毎回、個数はことなりますが、アナベルで昨年以前に販売していた
 商品をそのまま入れております。
 数量は限定になりますので、なくなり次第終了とさせていただきます。
 店頭、通信販売を同時販売スタートいたします。






2018年12月16日日曜日

大道具という名の小道具

冬のコーディネートの主役は、、

コート、セーター、ストール、、かな。

表に大々的に見えてくるものを主役というならば、

コートを脱いだら大々的に現れるセーターも主役と言っていい。

コートの上から巻くストールも目立つという意味では

主役になりえるのかもしれない。

よって、皆さんの冬のお買い物の上位を占めるアイテムも

その主役たちだ。

そうではない、脇役、小道具が光ると、

スタイリングに奥行きが出て、とてもおしゃれに見えてくる。

主役はたくさんあるから、、何か小道具が欲しい。

そんな人もたくさんいらっしゃる。

小物ではなく、小道具。





















GASA*

”大道具の牛のギール” ベスト

¥39,000+tax

チャコール、カーキベージュ2色展開





















アームホールが大きく、ゆったりとした

形状の袖付けのお洋服にも重ねられる。

















生地はウールとコットンの高密度な綾織物。

軽く起毛させたソフトなタッチが上質感を感じさせる。

生地端にある太いストライプが特徴的なオリジナルのファブリック。





















後ろは燕尾服のような、しゃれたデザイン。

前からはすっきり、ヨコと後ろは流れるようなシルエット。

ゆったりと下がった共布のバックベルトも素敵です。

ボタンホールが2つあり、多少のアジャストが可能です。





















背面にはボタンが二つ。

トップがスナップ釦ですので、それをはずして

被って着ていただくベストです。















チャコールグレーにスミクロのような色のライン。

前身はすっきりとした着丈です。

スカートにもパンツにもよく似合う。

パンツはワイドパンツやバルーンシルエットが好相性です。





















下にはそこそこ厚地のセーターを着ていますよ。

上からはゆったりしたタイプのコートを着てください。















車の移動が多い土地の人は、巻物のチョイス次第で、

これでもいいのかもしれませんね。















スッと伸びた後ろ身頃は、全体のバランスを

取ってくれる存在かもしれません。





















FABRIQUEのぴったり目のタートルに。

こちらはカーキベージュです。















この角度からの雰囲気がとっても好き。

すごくおしゃれ。





















そして同じ生地でもう一つ。

GASA*

”大道具の牛のギール” サスペンダー付きワイドパンツ

¥55,000+tax





















ウサギの耳みたいな細いサスペンダーの

佇まいも可愛らしい。

3段階に調整可能で、150cm台の方から、

170cmくらいまで大丈夫です。

















カーキベージュにはスモーキーなグレーのライン。





















パンツには後ろにもラインが。

GASAのお洋服で感じる、

「特別な可愛らしさ」は何なのか?





















もちらん、デザイナー五十嵐さんのなせる業で

あることは間違いないのですが、、。





















サスペンダーで「吊っている」という

印象はさほどないサスペンダーパンツです。





















もしかしたら、下げて見せるこちらが

メインかもしれません。

素敵です。















ウェスト部分は多少シェイプされていますが、

かなりのワイドシルエットです。















FACTORY のカシミアセーターをタックイン。

ウェストの設定も大きめですが、サスペンダーを

外したり、下げたりした場合は、ベルトの着用も可能です。

ベルトループはございます。





















重ね着をする場合は、サスペンダーは

おろしたほうがいい。

脇からピョコっとはみ出る細いサスペンダーが

かっこいい。















ウールコットンの高密度な微起毛素材。

真冬を楽しく彩る素敵なデザイン。















それらはまさに、”大道具”という名の”小道具”

なのかもしれませんね。

GASA*のデザイン全般に感じる、迫力、愛くるしさ。

まるでかわいくて仕方のない猫や犬、ぬいぐるみを

抱きしめたくなるような、少しあどけない可愛さに

あふれているように感じます。

それはまさに、真似できない、デザイナーの才能なのでしょう。



2018年12月10日月曜日

Fisherman をフェミニンに。

「Fisherman」(フィッシャーマン)というと、

あの、昔の漁師がきていたというガシガシの?

重たくて、チクチクする?

洋服好きな男性が着ていそうな?

そう思うことでしょう。

しかし今日ご紹介する「Fisherman」とは、

あくまでもブランド名であるということをご理解ください。

「トラディショナル(伝統)」が薄れているのは、

日本だけでなく、ヨーロッパも同じです。

彼らは、アイルランドの伝統的なドネガルのネップヤーンを

用い、ソフトに仕上げ、女性も子供も楽しめるような

ポピュラーなデザインを手掛け、ドネガルの毛糸と

「Fisherman」という言葉が消えてしまわぬよう、

自国の伝統を継承できることを切に願い、1990年代に

このブランドを立ち上げたのです。





















Fisherman

WOOLカーディガン ¥29,000+tax

グレー





















こちらはグレーですが、何色ものネップカラーが

混入したドネゴール地方特有の毛糸を用いています。

無くなってほしくない洋服業界のトラディショナルの一つです。

これをまねたものはいくらでも安くありますが、

このアットランダムなネップの入り方や

ふっくらとしたWOOL本来の温かみは、

アイルランドのドネガルヤーンが素晴らしい。





















ネック部分だけ裾まで続いてリブ編みに

なっているため、端はしっかりとした安定感がございます。





















色は3色で、下から

ライトグレー

グレー

ブラック

ドネガルヤーンのFishermanですから、

きっとパンツスタイルにメンズライクな提案が

多いのではないかと思います。

アナベルでは、あえてすべて少しフェミニンな

スタイリングにしてみました。





















GASAのカシミアのワンピースに重ねて、

ライトグレー。















軽く、ソフトに仕上げていますので、

この上から何の問題もなくコートが着ていただけます。















肩回りとバストはゆとりがございます。

軽く羽織る感じもサマになるのです。















XSからLまで存在はしますが、

170cm、65kgの私がSサイズを着ていますので、
(同ブランドのタートルはLサイズを着ています)

今回はXSのみの展開とさせていただきました。





















こちらは、GASA のスカートに

合わせて、グレー。















薄すぎず、厚すぎず、ちょうどいいのではないでしょうか。















下にはハイゲージの薄手のセーターやカットソー、

シャツやブラウスなどを着ていただける。

そして、上からはコートが問題なく着れる。

少し温かい日の日中などは、

これだけでもいいのかもしれませんね。





















偶然ですが、、すべてボトムスはGASA。

このパンツ、、とっても素敵です。

センタープリーツの入ったワイドパンツで、

共布の細いサスペンダーが付いています。




























少し変化のあるワイドパンツにヒールを合わせて、

パンㇲスタイルながら、女性らしさを。
















大きい目なモヘアのショールを巻いて、

ふんわり感をプラス。

お洋服はワントーンで小物を利かせるスタイリング。


レディースでは薄手で軽く、温かいというのが

ニットの人気の要素となっていることは確かですが、

昨今の気候変動による、気温差のある季節の移り変わりには、

様々な厚みやクウォリティーのものがワードローブに

控えていると、とても重宝します。

薄すぎず、厚すぎない、栄光と伝統のドネガルヤーン。

Fishermanを女性らしく着てみてはいかがでしょうか。




2018年12月8日土曜日

かっこいいか、かわいいか~Honette 冬のコート2018

本質の時代、などという言葉がささやかれて

十数年が経ち、ファッションもトレンドの構造が

変わったなどと言われ、確かにそれはSNS の登場により、

劇的に表面化したように感じます。

今まさに、一過性の流行をつくる商業的なトレンド構造が

終わりをつげ、新しい時代が始まるのかもしれないのですが、

そこでまた、あの言葉が強く引っかかります。

「私は流行をつくっているのではない。スタイルを作っているの。」

「流行は終わるものよ。」

現代ファッションを作り上げた人のひとり、シャネルの言葉。

きっと、現代ファッションが始まったおよそ1世紀前から、

ファッションが好きで、そこに情熱を持っていた人は、

ごく当たり前に、みんな同じ気持ちだったのだろうと想像できる。

そんなことも考えつつ、「普遍性のあるスタイルの創造」を

コンセプトにお店を始めたのですが、

お店をオープンして初めての冬、ひとめぼれをして以来、

ずっと取り扱い続けているコートがあります。

7年間デザインが全く変わらず、素材もほぼ同じとなると、

コートとしてはこれが唯一の存在でしょう。

だからこそ、これからもお勧めできると確信しています。





















Honnete

ラムメルトンショールカラーコート

¥43,000+tax

裏地なしの軽いメルトンのコートです。

手に持っても重くない、

取り扱いのしやすいコートだと思います。

















袖口はこんな風に切りっぱなしでカラミシンが。

このまま少し長めに着てもいいし、まくってもいい。
















バストは大き目で、ドロップショルダー。

我が家では、7年間共用しているコートです。

ほとんど僕が着ているので、妻は新たに買うそうですが。

今までに買ってくれた男性は2人しかいませんが、

すごくお勧めですよ。





















そして襟はショールカラーと呼ばれるもの。

フロント釦はすべてスナップ釦。

慣れるとものすごく扱いやすい。





















フードを途中で切ったようなデザインです。

それを2回、クル、クルッと巻き込むように。

というのが基本ですが、各自どのように

着ていただいてもいいのです。
















今回は全4色展開です。

うち、2色は西荻窪poefu さんとの共同別注企画、

姉妹伴(しまいはん)で企画したお色となります。


















左から、

チャコールグレー(姉妹伴カラー)

カーキグレー(姉妹伴カラー)

オートミール

ブラック

どれも素敵な色。





















白のコットンパンツにオートミール。

インナーに赤を利かせて冬の明るめコーディネート。




























軽く羽織るような気分で着ていただきたい。















ゆとりもあるので、ある程度いろいろなものと

合わせて着ていただけます。
















NO CONTROL AIR の割線ポリエステルの

ワイドパンツンに合わせて。

異素材感の際立つ組み合わせも素敵です。

















パンツスタイルだけでなく、

スカートに合わせてもいいですよ。





















西荻窪poefu さんと共同企画した、

姉妹伴カラー、チャコールグレー。

「意外ですけど、やったことないですよね。」

というpoefu 柿本さんのひと言で、決定。

たしかに、、さんざん販売してきたコートですが、

Honneteの内田さんも我々も、一度もこのデザインで

展開したことがなかった定番色。















それがチャコールグレー。

妻お気に入りのsusuri のワンピースに合わせて。

susuri さんのワンピースは昨年のモノで、私物です。















ラムメルトンは薄いのですが、

かさばらないのが嬉しいところ。

そして、ストールや手袋をお使いいただければ、

真冬にも着ていただける。





















こちらは3年ほど前にHonneteで発売されたお色です。

とても良い曖昧さを持つカーキグレー。
















カジュアルにも使い易いが大人っぽい。

素材の表情が良く伝わる色。

アナベルでは、2年ぶりに姉妹伴企画で復活です。















小さいけど温かい、モヘアのストールをお共に。















前を開けて軽快に、ストールを垂らしても素敵です。















少し気温が高い日は、セーターの上に羽織る感じも

かっこいい。















本日夜、「暮らしとおしゃれの編集室」の連載でも

ご紹介していますよ。

ぜひご覧ください。





















そして、冠婚葬祭と万能選手のブラック。
















デザインのクラシカルさが際立つ色かもしれません。















Honnete のデザインで最も気に入っている点は、

夏のワンピースでも共通していますが、

いい意味での2面性。

「かっこいいか、かわいいか。」

このコートは、それを最も強く感じるデザインです。

















先にご紹介したこちらのコートと、

まったく同じデザインです。

色や素材が変わると、印象も変わります。

「かっこいい」と「かわいい」の両側面を

同時に持つデザインです。

着方次第でどちらにも感じます。

色違いで買う方もいるコートですが、

7年着続けている僕は、その気持ちがとても理解できる。

今後もお蔵入りすることは、きっとないのでしょう。