2020年8月31日月曜日

空想世界~ sense of wonder 不思議の家系の物語~

青山のきらきらとした喧噪(けんそう)を抜けて、わき道を

少し歩くと見つかるその場所は、古い鉄筋コンクリートの

ビルの1Fにあり、道から少し奥まったところに店の入り口がある。

目を細めて懲らしてみると、遠くからでもその素敵な佇まいが光を放つ。


1日に100人が店前を通ったとする。

100人全員が「あれ?」と思いビルを横目に通り過ぎる。

そのうち50人が気になって目を細めて少し近づき、

「何のお店だろう?」と興味を持って首をかしげる。

そのうちの30人が昼食を済ませて会社に戻り、

「ねぇ、あのお店知ってる?」という噂話をする。

残りの20人は、ネット検索をして調べようとするが、

いったいなんて検索したらいいかわからずに、

結局、「ねぇ、あのお店知ってる?」って誰かに聞く。

そうこうしているうちに、最初に通り過ぎた50人のうち、

一人が気になって戻ってきて、思い切って入店する。

するとそこは、見たことのない不思議な感性のお花屋さんでした。

人に言いたいような秘密にしておきたいような。。













今は人気で知っている人も多い、「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」も

きっとはじめはそんな感じで、広まったのではないでしょうか。

すべては僕の想像ですが。













この度、そんな素敵な「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」の

展示をannabelle304にて開催いたします。開催にあたり、

私が提示したテーマは「空想世界」。





















「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」は、ロシアの骨董を

扱うはいいろオオカミの佐藤さんと、お花を扱う西別府さんが

一緒に立ち上げたお店です。二人でイメージを共有し、

それぞれが花と古物をそろえてその空間は完成します。





















1級建築士の資格を持つ佐藤さんは、骨董のほか、

店の設計やデザインを手掛けるお仕事もされています。

2人が手掛けた店舗内装には素敵なお店が数知れずございます。

一方で西別府さんにも花屋を超える、別の一面がある。

それはアーティストとしての「西別府久幸 - hisayuki nishibeppu」



























今回の展示では、西別府久幸氏の作品展示をメインに、

はいいろオオカミの佐藤さんには、陶器や照明用品を

お持ちいただき、2人の作る特別な空間をお披露目いたします。


























西別府さんの作品はもちろんのこと、今回の展示では、

その空間にある骨董や照明もお買い求め頂けます。

中盤では、その空間の中で、花屋西別府商店を

1日限定で開店いたします。素敵な空間に癒されながら、

お花をお買い求めいただけます。





















はいいろオオカミ+花屋西別府商店 展
「空想世界~sense of wonder 不思議の家系の物語」

会期:2020年9月12日(土)~22日(火) ※16日水曜日は定休日
時間:11:00-19:00 作家在朗は12,13,19,20日と花屋開店日を予定
場所:annabelle304 

思い描く素敵な世界への入り口は、いつも傍にある。
ただきっかけがなく、見過ごしてしまったり、勇気がなくて踏み込めなかったり。
まずは彼らの空想世界を見てほしい。2人にしか描けない素晴らしい世界を。












2020年8月27日木曜日

お知らせ

ブログを連載させていただいている、
暮らしとおしゃれの編集室で開催される
「週末市」に初参加いたします。



















アナベルからは、お馴染みのFACTORY、ロールネックショート丈の
セーターをWOOL素材で特注しましたので、こちらを予約販売いたします。
例年、10月中旬頃から店頭販売してきたFACTORYのセーターですが、
このモデルに限り、この週末市にて先行予約販売いたします。
追加生産も予定していますが、糸がなくなりしだい販売は終了いたします。
このモデルが気になっている方は、この機会にぜひご検討ください。




















そしてもう一つは、sonoの新作「sono5」の予約販売を行います。
約1年半ぶりの新作は、この機会にと思い製作を進めてまいりました。
「布袋」のようなレザーバッグを目指したsonoのシリーズにあって、
古風な進化を遂げた風呂敷のような機能性を備えたバッグが出来ました。
詳しくは「週末市」をぜひご覧ください。


「週末市」は、暮らしとおしゃれの編集室web上で8月29日(土)12:00頃から
開催されます。ぜひご覧ください。





2020年8月23日日曜日

入荷のお知らせ

秋物が続々と入荷しておりますので、

少しまとめてお知らせいたします。















<TOKIHO>
SOLO-V-long sleeve ワンピース
LILGHTNESS Ⅶ コート
ANNA Ⅳ ワンピース

<gasa grue>
カットソーワンピース

<FACTORY>
ギャルソンパンツ
ギャザー袖ワンピース

<HAVERSACK>
ストライプビッグシャツ
WOOL C.P.O. シャツブルゾン

<BLUE BLUE JAPAN>
オリエンタルビッグシャツ
コットンワンピース
ドビー織作務衣
亀甲柄スカート
日の丸ソックス

<STASTNY SU>
白鳥のドレス ※現在暮らしとおしゃれのブログでご紹介中です。

<SUSURI>
フルッタ―パンツ
ピザントパンツ
チューナースモック

<ゴーシュ>
リネンコットンカルゼ袴パンツ
コットンウールビエラ道着ブラウス
コットンウールビエララップスカート
コットンカシミアタートル

<CLOSELY>
心地いい被りのパーカー
心地いい地厚なポケTEE

<fabrique>
定番の長袖Tee
定番の長袖テレコ
ふわふわトレーナー

<TRAVAIL MANUEL>
定番のクラシック天竺長袖Tee

<Honnete>
wool×linen裾絞りパンツ

<maison de soil>
定番のコットンキャンブリック刺繍ブラウス

<NO CONTRL AIR>
super120’ wool スタンドカラーブラウス
super120’ wool 2つボタン羽織カーデ
wool×polyester 9分丈ワイドパンツ
定番ノーカラーシャツ

<FIRMUM>
コットンコーデュロイテーパーパンツ
フードシャツ
コットンシャツジャケット
リバーシブルコート

<ASEEDONCLOUD>
silk Elves blouse
silk Elves Dress
silk moguragumi scalf
seosonal socks
Knocker coat

<Handwerker>
woodworkers blouson
basic shirts














少し秋の気分でご来店ください。
宜しくお願いいたします。



2020年8月22日土曜日

お知らせ


・・・・・・・・・・・























お客様への感謝の気持ちを込めてお作りした夏袋は、
昨日、無事にすべての出荷が完了いたしました。
ありがとうございました。

出来る限りたくさんのお客様に満足していただけるように、
ひとつひとつ、時間をかけてつくりました。
福袋の性質上難しいのかもしれませんが、
手にされたお客様の夏がより楽しいものになりますと幸いです。

残暑の厳しい日々ですが、店頭は秋冬の気配が漂っております。
お近くにお越しの際は、お立ち寄りください。





2020年8月18日火曜日

お知らせ

<夏袋販売のお知らせ>

昨日のブログ末尾でお知らせいたしました通り、

以下の通り夏袋の販売をいたします。























8月18日(火) 20:00販売開始 ※通信販売限定とさせていただきます。

また、今シーズンに販売してきたお品物は全て除外品で、

前シーズンまでannabelle店舗で販売してきた商品で作りました。


<福袋に関する注意事項>

ご購入の際に通信販売ページをよくご覧の上、
ご購入をお願いいたします。今回も、標記のサイズよりも実質的な
サイズ感を重視しております。
<例>
ブランドにより、xxs、xs の2サイズ展開の場合、xxsがS相当、xsがM相当として
扱うなど、ブランドの表記はそれぞれであるため、実際にお店でどの程度の
サイズとして扱っていたかを重視して、SとMを作成しています。


実際のファッションシーンでは、夏の販売は終わり、

秋に向かっていますが、まだまだ暑い夏が続きます。

お得な夏袋で、お楽しみいただけますと幸いです。


販売価格:¥15,000(税込) ※代引き手数料、送料も込み

中身はおよそ5万円を目安にしてお作りしています。

ぜひご検討ください。


annabelleより

2020年8月17日月曜日

特別な日のユニフォーム

尖ったファッションがあって、そこから様々な「着るもの」が

世の中に存在しています。カジュアルな洋服もその一つで、

最もたくさんの種類があることでしょう。

みんなが一斉に個性をアピールするカジュアル服は、

最も流行の激しいシーンと言って良いかもしれません。

その反対にあるのが「uniform(ユニフォーム)」でしょうか。

個性をできるだけ標準化して、たくさんの方が素敵に

心地よく着ていただけるように、そして10年くらいは

古臭く感じさせないようなデザインになっている。

(マイナーチェンジはあるが)

ある意味、カジュアルなファッションデザインよりも

難しいように感じます。


個性の強いお洋服の印象が強い「NATIVE VILLAGE」の展示会で

このワンピースを見た時、どこかのユニフォームになったら

素敵だろうな、、という想像を持って眺めていました。






















NATIVE VILLAGE(ネイティブ ヴィレッジ)

ラップドレス ¥54,000+tax

パンツでご紹介したオリジナルのファブリックを用いた

ラップドレスは、春、初夏、夏、秋口と、

人によって様々なシーンで活躍する素敵なワンピースです。

















少し特別感を出したい時ってありませんか?

カジュアル服を着ている時とは違う自分を見せてくれる洋服。

たくさんは着ないから安いものでいい?

でもそれって特別感が出るかな?

たくさんは着ないけど、特別感が欲しい。

高くても10年そんなシーンで着れたらいいでしょう。

フォーマルのような堅さがなく、特別なもの。

これはそんなワンピースです。

特別感を出したい時のユニフォーム。



















普段はゆったりした洋服が多いけど、

ウェストを絞って着る洋服は、女性らしさを引き立たせる。

この絞る構造デザインが重要だ。

ここで「らしさ」が出る。

いつもの自分の延長線上にあるか?

















タックイン風に着ていただける。





















































帯を巻くという行為が特別なものとして位置づけられる

日本人らしい素敵なデザインです。

















インナーパンツは履かなくても透け感はないのですが、

今回はSUSURIのフルッタ―パンツを合わせて、より自分らしく。


















素材違いでLinen×cottonがございます。

grey、dark navy  ¥60,000+tax

















ソックスを履いて革靴で、晩夏初秋にどうでしょう。

















昔のwork wearのような印象のボタンがこのデザインに

いいリズム変化をもたらしているように感じます。

綺麗に行きすぎず、自分らしく。

ドレスになりすぎず、しかし女性らしく。

















お気に入りの麦わら帽子も似合って嬉しいワンピースです。


















黒に近いほどに濃いダークネイビーは、先日までご紹介していた

AODRESSのペチスカートをのぞかせて。


















足元は素足に革靴を。


















秋口にはどんな靴下を合わせようか?

少し特別な日のユニフォームには、

そんなことを考える楽しみも付いてくる。


<夏袋販売のお知らせ>

2020年は、忘れられない年になりそうです。

自分でしっかり物事を考え、見極める大切さや、

それが出来ずに流されてしまった時に生じる恐怖心。


些細なことから人生観まで見直すような出来事を

全世界が同時に体感し、さまざまな感情を抱いています。

ファッションを生業にしている我々は、

複雑な思いで日常を送ることとなりました。


でも、それとは裏腹に、今まで支えてくださったお客様は、

笑顔でご来店してくださり、それは大きな大きな支えとなりました。

通信販売からもたくさんのご注文を頂き、励みになりました。

2020年を無事に折り返すことができ、「ありがとう」の気持ちを

込めて、数年ぶりに「夏袋」を作りました。


8月18日(火) 20:00販売開始 ※通信販売限定とさせていただきます。

また、今シーズンに販売してきたお品物は全て除外品で、

前シーズンまでannabelle店舗で販売してきた商品で作りました。


<福袋に関する注意事項>

ご購入の際に通信販売ページをよくご覧の上、
ご購入をお願いいたします。今回も、標記のサイズよりも実質的な
サイズ感を重視しております。
<例>
ブランドにより、xxs、xs の2サイズ展開の場合、xxsがS相当、xsがM相当として
扱うなど、ブランドの表記はそれぞれであるため、実際にお店でどの程度の
サイズとして扱っていたかを重視して、SとMを作成しています。


実際のファッションシーンでは、夏の販売は終わり、

秋に向かっていますが、まだまだ暑い夏が続きます。

お得な夏袋で、お楽しみいただけますと幸いです。


販売価格:¥15,000(税込) ※代引き手数料、送料も込み

中身はおよそ5万円を目安にしてお作りしています。

ぜひご検討ください。


annabelleより




2020年8月11日火曜日

入荷のお知らせ

 

8月11日(火)

 ・GASA*

  ”内に秘める心”  コンビネゾン

  ”埃のたちこめる部屋”  ヨークブラウス

  ”想いを馳せる”  リボンスタンドシャツ

  ”想いを馳せる”  レース襟ロングシャツ


 ・NATIVE VILLAGE

  ”NO,8”  オンブレチェックプリーツスカート


 ・SUSURI 

  ピザントパンツ

  チューナースモッグ

  フルッターパンツ

2020年8月8日土曜日

お知らせ

 「暮らしとおしゃれの編集室」の連載ブログが

本日更新予定です。夏本番から秋に向けて、

Honneteのご紹介です。






ぜひご覧ください。



2020年8月7日金曜日

少し派手でもいいでしょう

少し派手でもいいのでは?

夏の洋服については、そんな風に思います。

これが夏という季節の解放感でしょう。

家でも着て、ちょっとそこまでも着て。

少しお出かけにも着てみよう。





































ARTEPOVERA
linen check skirt ¥15,000+tax

とてもシンプルなAラインのロングスカートです。

夏や海や山が容易に想像できるスカートではないでしょうか。




























ウェストはゴムとひもで楽に履けるタイプです。




























ポケットもあります。





































まずはTシャツでシンプルに着てみました。

ビーサンやスニーカーで合わせてもいいのではないでしょうか。




























色はパープルとピンクの間。

派手ではありますが、合わせやすい色合いです。









ザブザブ洗えて家やご近所、公園などで過ごすときにも使いやすい。









こんな着方もいいでしょう。










家から少し離れたお出かけの際は、靴も変えたり靴下も履いたり。

小物やアクセサリーにも変化を付けて。









また、夏の終わりから秋にかけて、着方を変えて楽しみましょう。





2020年8月4日火曜日

ツタエノヒガサ

日傘や傘というのは、気に入ったものを探せば探すほど

買うに至らない商品のような気がします。

その逆に、出会ったら衝動で買うようなものでもあります。

アナベルにとって、傳の日傘(ツタエノヒガサ)は、

見た瞬間に「これだ」と思える存在でした。



































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
段々々黒生成り ¥17,000+tax

傳のデザイナー合田さんと吉原さんが代官山から

蔵前に拠点を移してもう10年近く経つと思いますが、

蔵前に拠点を移す前から、東京下町の職人さんたちと

関係を築き、自身のやれる範囲で様々な取り組みを

続けています。傘はその一つです。





































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
杜若(かきつばた)抜染 ¥17,000+tax

傳の日傘の柄の部分は、職人さんたちが作る

天然の竹を材料にしています。

新品ではビニールがかかっていますが、

手にしたらぜひ剥がして、経年の変化もお楽しみください。

手に持った感触もとてもいい。




























先端に付いたタッセルもストレートの竹の雰囲気に似合います。

こちらも職人さんのお手製によるもの。

これがあることで、手に引っ掛けられて実際に使用すると

とても便利です。見た目の素敵さ以上の実用性もありますよ。



























留め具にも竹のボタンが使用され、可愛らしい。





























全体のバランスもとても好みです。

柄がストレートであることが魅力の一つではないでしょうか。

初見からとても感覚に引っかかるものがありました。




































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
黒玉 ¥17,000+tax

傘本体の布地も非常に特殊で凝ったものを作っています。

浜松の注染という技法を用いた布地で、本格的な

日本手ぬぐいや浴衣は、この技法で染色された

布地が使われています。

曖昧なぼけ味が表現できる味わい深い技法です。








































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
キリン茶黒 ¥17,000+tax

ヒョウ柄やトラ柄などに代表される動物柄というのは、

往々にして派手で取り入れにくい印象にデザインされがちですが、

彼らのキリン柄は、とても日本的な情緒を感じる傑作です。








































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
ジャガード織 キナリ ¥19,000+tax

こちらは、生地をジャカード織で仕立てています。

あえての同色ジャカード柄は、品があり素敵です。





























しっかりと密度のある織物で、キナリですが

しっかりと日傘の効能は果たします。




































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
柿渋cotton ¥19,000+tax
柿渋linen ¥19,000+tax

柿渋染めは、遠目にはまったく違いが判りませんが、

身生地にコットンと麻の2種類が存在します。

見た目の違いはわずかですが、持った印象は、

若干、コットンのほうが軽く感じます。





























厳密には色の違いもありますが。

左が麻。右が綿。







































傳tutaee(ツタエノヒガサ)
武州藍 ¥19,000+tax

藍染として知名度も高い埼玉の武州藍で染めています。

経年で変化する色合いも味わい深い。

UV加工がされていますので、そのままの藍染のような

激しい変化はございませんが、年数を重ねることで

まさに味わいとして現れます。


























武州藍 ¥19,000




























柿渋 ¥19,000





























ジャカード織 ¥19,000






























キリン茶黒 ¥17,000





























黒玉 ¥17,000





























杜若 ¥17,000






























段々々黒生成り ¥17,000

これから毎日必要になる日傘。

探せば探すほど買うに至らない日傘。

心が動いた時が買い時です。