2020年6月27日土曜日

Palm Reading (手相鑑定) Junko

「日本は近所」と言い放つ彼女は、

様々な土地で手相鑑定を続けながら暮らしています。




















手のひらから、一人ひとりの大切な個性を導き出し、

素敵な未来への後押しをしてくれるような存在です。

金色のペンを片手に、手のひらをなぞりながら

お話をすることから、彼女はこう呼ばれます。

「黄金の羅針盤」





















人生に悩んだとき。人生に迷ったとき。

人生が少し苦しくなったとき。

それはその人が成長し、飛躍する

一歩手前なのかもしれないと感じます。

迷っている時は、すでに半歩踏み出しているようにも感じます。

そんな時、Junkoさんとのお話の時間は貴重なものになるでしょう。


2020年は様々な価値観や人の心に変化をもたらす年になりそうです。

しかしやはり、先のことを心配し過ぎず、過去のことにとらわれ過ぎず、

しっかりと今を生きることがより大切なのだと感じます。

少しざわついた心を整理するのに、信頼の置ける第三者に

相談することは良いことだと思います。

Junkoさんはそれに相応しい方なのではないでしょうか。


~Palm Reading(手相鑑定)Junko~

<日程>
7月11日(土)、12日(日) の2日間

<場所>
annabelle304(横浜市青葉区美しが丘2-20-1 美しが丘アレービル304)
※1Fのannabelle店舗からご案内いたします。

<時間割・料金>
7月11日(土)

①13:00~
②14:00~    
③15:00~     
④16:00~
⑤17:00~

7月12日(日)

①13:00~
②14:00~
③15:00~
④16:00~
⑤17:00~


※今回は、満員御礼となりました。
ご予約を頂いた皆様、ありがとうございます!



1時間 ¥14,000(税込み)
[注意事項]
・鑑定は10畳ほどのお部屋で換気をしながら行い、入り口で手の消毒を
 お願いいたします。また、テーブルの真ん中にクリアボードを配置し、
 1鑑定ごとにテーブルやボードのふき取りを行います。

・両日とも1時間枠のみで、ひと枠一名様に限ります。

・2名様の同時鑑定はいたしません。ただし、小学生までの
 お子様は、お一人まで同席可能で、料金内で同時鑑定いたします。

・時間の延長はできません。また、ご予約はお一人さまひと枠までと
 させていただきます。

料金は、鑑定前に1Fのannabelle店舗にて先にお支払いをお願いいたします。

・当日、微妙にお時間がずれ込む可能性がございますが、お一人様の
 持ち時間は1時間を確保いたします。

<ご予約について>
ご予約は、7月3日(金)11:00~ 開始いたします。
ご予約方法は、重複を避けるためお電話か店頭にてお願いいたします。
事前の質問は、メールでもお受けしております。

ご予約お電話番号:045-482-4026(annabelle店舗)

店舗営業中のため、お電話に出られない可能性もございます。
恐れ入りますがあらかじめご了承ください。

皆様からのご予約、心よりお待ち申し上げます。









2020年6月21日日曜日

アンチ × アンチ

NO CONTROL AIRというブランドは、

とても面白いバランスで成り立っているように感じます。

何度もお話ししているように、デザイナーの米永氏は、

アンチに臨む天邪鬼のような楽しい傾向を持った方です。

芸大の建築科で学びながら、なぜか洋服にどっぷりとのめり込み、

全てを独学でここまで20年以上やってきた。

往々にして、そういった方は自身が絶対なのですが、

米永さんが楽しいのは、そこがそうでもないところです。

デザインをし、サンプルを作り、時に、その段階で奥様を中心とした

女性スタッフ陣からの強烈なチャチャが入る。

ちょっとシュンとしながら女性の意見に寄り添っていくところがある。

もちろん意見を受け付けない時も含め、アンチにアンチを言える

状況であるところが見ていて面白いし、魅力的です。

女性の意見が投影されたのかな?

と思えるブラウスです。
















NO CONTROL AIR
puff sleeve blouse ¥19,000+tax

パフスリーブ。

パフスリーブというとフェミニンな印象を

抱きますが、彼らのあらゆる面での絶妙な

バランス感覚で、あまり見たことのない感じが

出来上がるのでしょう。
















彼らの定番的存在であるシャツをベースにしながら、

袖を付け替えた時のバランスを探る。

袖丈は短めです。

7分くらいでしょうか。
















素材はトリアセテート×ポリエステルを用いていますので、

サラサラとして涼しく、体にまとわりつかず、シワにならない。

春夏用のフォーマルなどでも使われる素材です。

もちろん、残暑がある9月、10月の初旬までは着てください。

















化繊のスラブ糸を使った生地ですので、サラサラですが、

ツルツルはしておらず、手触りはザラザラのほうが

近いのかもしれません。夏の楊柳みたいです。

スラブ糸は、糸に太いところと細いところがありますので、

染色にも都合の良いメランジのようなムラがでます。

それによって、トップ染めのない化繊で、まるでトップ染めの

ような高級感が表れているのです。
















色はグレーとブラックの2色展開です。





















TRAVAIL MANUELのサドルパンツに。

少しカジュアルとは一線を引く、どこか

ちゃんとした感じが出ますね。

素材のおかげです。

















通勤はもちろんですが、なんとも伝えずらい、

少しきれいめな、、でも普段着のような。

すごく中庸なのです。

しかし探すとなかなかない。

















彼らはたまに、自身のコレクションの中に、

自ら対局を作ります。それもたくさんある彼らの

魅力の一つだと思っています。

















バルーンシルエット!

テーパーシルエット!

コクーンシルエット!

かと思うと、、

急にAラインを打ち出したり、

フレアパンツを提案したりする。

今回のパフスリーブもそうです。

彼らの中核にはないものの提案です。

















ブラックはannabelleのお気に入りである、

blue in greenのふんわりパンツに合わせて。






















パフスリーブも、合わせ方次第で、

フェミニンな要素は息をひそめます。

何かの拍子に、またはちょっとした角度の違いで、少し顔を出す。

そのくらいが、annabelle的にはちょうどいい。


















ぴたぴたでない。

だぶだぶでない。

ちょっとふんわりした感じ。


















そのバランス感覚のピントが、

annabelleのパンツスタイルによく合うのでしょう。

やはり彼らの西寄り(大阪)の大胆なサイズバランスの

ファッションは大好きです。

本来、男性的なファッションではあると思いますが、

長年扱うことで、annabelleの女性のお客様には

ずいぶんと浸透してきました。

それはとても嬉しいこと。

僕らがスタイリングを作ることで、

より幅広く伝わればいいと思っています。

少し女性らしく。











2020年6月19日金曜日

ひらひらひらひら涼しくて

「NO CONTROL AIR」や「FIRMUM」については、

相当数の方々に知っていただいていると感じます。

天然素材を中心とした、いわゆるナチュラルファッションが

全盛期を迎えていた2000年代半ば頃、ブランド発足から

5-6年を迎えようとしていた彼らも、元来から大好きであった

天然素材を使い、ワーク、ミリタリーをベースにした洋服を

作っていた。が、しかし、デザイナー米永氏の性格上、

皆さんがやっていることを一緒になってやっていていいのか?

という、アンチテーゼがフツフツと沸き上がり、

気が付くと化学繊維に夢中になっていたそうだ。

今では、知らない化繊があるのか?と思えるほど

様々な繊維を扱い続ける彼らが、最も長くお気に入りで

扱い続ける素材があります。












NO CONTROL AIR
cupra cotton kersey(キュプラコットンカルゼ)

はじめてこの素材のお洋服を見た時、

アウターやコートの裏地という印象を持っていた

キュプラに対するイメージが一新されました。

それはきっと、キュプラ55%、コットン45%という

混率や、カルゼ織であったこと、そして何より

彼らの独特なデザインが、この素材にとてもよくあっていた

ということだと思います。

今回はこの素材で、2つのお勧めをご紹介したいと思います。

















big slit onepiece
smoke blue ¥23,500+tax

この色も、ファンの方にはお馴染みでしょう。

彼らがこの素材で、もちろん毎回わずかに変化が

ありますが、長年据えている定番の色。

グレーイッシュなブルーです。












こちらの形、サイズが2種類ございます。

実はこちらの色、小さいサイズが完売してしまいました。

この写真は、36・38のうち、大きいほうの38になります。












脇に大きなスリットがあるのがなんとも魅力的です。

ぜひパンツに合わせて着ていただきたい。












これだけ大きなスリットがあるわけですから、

ワンピースとは言えませんね。

ロングブラウスと言えばいいのでしょうか。












でも下に、色合いのいいスカートやペチコートを

履いていただければ、ワンピース以上の魅力が

引き出せるかもしれませんよ。












annabelleでは、すべてパンツスタイルで撮影していますが。
















ruby

昨年から差し色に加わることが多くなってきた

バイオレットパープル系の色。

黒、白、チャコール、グレー、デニムブルーと

相性のいい、扱いやすい差し色です。












そして、袖付けはこのように。












身頃に腕が埋もれるようなバランスも、

何年も前から彼らがやってきたデザインの中心にある

スタイルの一つです。

ちなみにこちらのサイズが小さいほう。

サイズ36になります。

大して変わらん、、という声が聞こえてきそうですが、

やっぱり丈が違いますよ。

165cm前後の方は、38が良いのではないでしょうか。












夏には暑いのでは?

という素朴な疑問がありそうですが、

着ていただいている方がすでに大勢いらっしゃることが

証明するように、肌にまとわりつかず、快適です。
















black

定番のブラック。

この素材の面白いところは、天然素材では

敬遠されがちな「退色」「色あせ」が、

かっこよく見えるというところ。

もちろん、天然素材でもくたびれた感じを

さらに着ていくと、何とも言えない味わいが

待っている場合もたくさんありますが、

こちらは化繊特有の「フィブリル化」というものも

手伝って、ほのかに起こる起毛感と同時進行の

退色で、何とも言えない雰囲気に向かいます。

「フィブリル加工」といって、はじめからそういう

加工が施された生地があるくらいです。












毎回、デザインは変わりますが、この素材は定番ですので、

すでに5-6年愛用されているかたはたくさんいらっしゃるのでは

ないでしょうか。縫い目のパッカリングと呼ばれるシワシワ感と

あいまって、本当に味があってかっこいいのです。












下にはふんわりパンツの白を履いています。

こちらのパンツもコットンでしっかりしていながら、

昨年の最も暑い時期である8月中旬から販売し、私も

ずっと履き続けていましたが、その後もまったく問題なく

快適に一年中履いております。

たぶん、デザイン的に風通しが良いからでしょう。












太いパンツとの相性もいいですよ。












そしてもう一つの形がこちらです。

これは数シーズン続くデザインですので、

見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。

フレンチスリーブブラウスです。












french sleeve blouse
¥14,500+tax

ゆるりとしながら、どこかバランスがいい。

かっこいいブラウスです。












パンツスタイルでシンプルに1枚で着ても素敵です。













ジャケットのインナーにも扱いやすい。












こちらのインナーもこのブラウスでした。













羽織と組み合わせたら、春夏シーズン通して秋口まで、

長い期間たくさん着ていただけるブラウスです。












お洗濯も楽ですよ。

家庭洗濯で、中性洗剤をご使用いただければ大丈夫。

乾きも早い。













スカートに合わせるとこのように。












異素材の組み合わせでブラック同士でも

暑苦しく見えません。












FACTORYの少しかわったバルーンパンツに合わせて。

涼しくて、かっこいいスタイリング。












NO CONTROL AIR、FIRMUM が気になっている方、

これが彼らを象徴する素材です。

ひらひらひらひら涼しくて、つい着てしまうみたい。

ぜひ、味わってみてください。









2020年6月16日火曜日

そっと忍ばせて

「今年の梅雨は雨がよく降るらしい。。」

梅雨だからね、

降ってもらわないとね。

そう思いながら、朝の情報番組の天気予報に

心のなかでチャチャを入れていると、

気温も結構寒いらしい、、という言葉に反応してしまいました。

「梅雨寒」と呼ばれるものを実感する年になりそうだ。

夏にも着れそうな、薄手のワンピースです。





















evam eva
コットンカシュクールローブ
¥24,000+tax

evam eva ほど小さな変化でブランド力を保ち続けている

ところも他に見当たらないと思います。

しかもなかなか大きな規模で。

それには、絶対に現状のファンを裏切らない、

ぶれない芯があるのだと思います。

安心感と言ってもいいのかもしれません。












その中核を担うのは、デザイナーの近藤さんが選ぶ、

時には作る、素材と色合いにあると思います。

今回もふんわりと、さらりとしたコットン素材が

薄いながらもふくらみを帯びて美しく、

特殊な染色方法により、退色感を感じさせない

evam eva らしい上品な中間色を表現しています。












たくさんのブランドから登場するカシュクールローブは、

一見、どれも同じだと思われますが、そんなことはありません。

ブランドによって、着た時の印象は微妙に異なります。

それはトップス部分とボトムス部分のボリュームのバランスや

Vゾーンやネックの空き具合、ウェストの切り替え位置、などなど。

evam evaのカシュクールは、全体にコンパクトなデザインです。

デザイナーの近藤さんが小柄な方であることもあり、

Vゾーンが横に広い印象もありません。













前端の見返しもevam evaのデザインの特徴です。

ステッチを落とさないで、ふくらみを出すような見返し。

他のお洋服にも多用するディテールです。

細かいことですが、こういうことで全体の品や高級感が

生まれるのでしょう。












そしてギャザーは細やかに豪快に。

コンパクトで、ある意味整ったトップスに対し、

ふくらみのある豪快なギャザーを使ったボトムスの

バランスが好印象です。












さらには美しいミシンワーク。

薄手で甘織のガーゼのようなローン生地ですから、

このように縫い上げるのには相当な技術が必要だと思います。

こういったものが、このくらいのお値段で買えるから、

ファンも多いのだろうと思わせる部分です。












色は2色でご紹介しています。

左からライトグレー、ダブグレー。













雨が降って気温が下がり、数日続く。

晴れればグッと気温が上がり夏日和。

そんな日々がこれから1か月くらいは続くのでしょう。












こちらのローブ、サイズが2つございます。

こちらが2(M)サイズで大きいほう。

アドバイスとしては、トップスのサイズはどちらを選んでも

大きすぎることはなさそうですので、長さの好みで

選んでいただけたら良さそうです。












自然の花びらのような優しいグレー。

ほのかに赤みを帯びた女性らしい色合いです。












ダブグレー













こちらが小さいほうのサイズ、1(S)になります。

濃色でありながら強くない。

優しい濃色はevam eva ならではの色合いです。












下はパンツスタイルです。

TRAVAIL MANUELの定番のサドルパンツは

少ししっかりとしたリネンのヘリンボーン素材。

春から秋までとても長い期間で活躍しそうな素材感のパンツです。


8年間のお取り扱い期間で、妻はSサイズからMサイズに変化しました。。

Sももちろん問題なく履けますが、明らかに好みはMサイズだと

いうことで、今回はMサイズで撮影をしております。
















evam evaの作る洋服は、色合いやデザイン、

そして素材感も、とても中庸性があることが特徴です。

1年間を通してみても、「この季節でしか着れない」と

思わせる商品はわずかで、「いつでも着れそうだ」と

思える洋服がとても多い。

あとは着る人次第で楽しめる。

そして、他のブランドとの組み合わせも楽しめる。

梅雨寒だけでなく、春も秋も着たらいい。

上手に一年中忍ばせて。