時代というものは、
大きな大きな輪をつくり、
ゆっくりと、時にはスピードを上げて
回転しているかのようだ。
あんまり輪の外側に行くと、、
遠心力で跳ね飛ばされたりする。
若いうちから何度も跳ね飛ばされているうちに、
輪の中にいなくてもいいや。。。と思ったりする。
今、お店を始めて、輪の少し外側から、
その中心に近いところをゆっくり漂っている、
そんな商品やブランドをすくい上げられたらいいな。
そう思ってやっている。
このブランドも、そんなものの一つです。
maison de soil ギャザーロングスカート ¥25,200(税込)
グレー
時代というものは、
時には向こうから寄りついてきたり、
時には突然そっぽを向いたりする。
でも、そんなことを気にしていては、
迫力のあるものづくりは、やっていけなくなる。
お店もそうだろう。
80番単糸のオーガニックコットン。
あまく織りあがったローン素材は、
優しくふんわりとしている。
こちらは、白。
極めて白度は高い。
女性は、もしかしたら誰もがはいてみたい。。
そう思うのかもしれない。
maison de soilは決して万人受けするブランドではないだろう。
クセのあるブランドだから。
でも、そんなブランドにも時代は寄りついたり、
そっぽを向いたりする。
でもこのブランドは、いつも通り
クセのある商品を用意してくれる。
大好きなのだが、一つ問題があった。
スカートが大きすぎて、妻にははけなかった。
ボリュームが出過ぎるし、丈が長すぎた。
何度も何度もぶつぶつ言っていたら、
今シーズンは、小さいサイズをつくってくれた。
もうすぐ穏やかな4月の風が吹く。
白いスカートにシンプルなゴーシュのグレーのニット。
R.U.の革靴にきれいな赤紫の靴下を履いてみる。
今までは、ウェストまで上げてももっと長かったこのスカートが、
白は腰にひっかけてこの長さ。
いつものことだが、いっそう浮かれているようにも見える。
スニーカーにGlaconの7分袖のカットソー。
かごバッグを持って浮かれて、、いやうれしそうだ。
グレーには、白いカーディガンに
新しく入荷したパテントのタップシューズ。
こちらはウェストではいてもらった。
3~4cmの差だが、好みやスタイリングによって
はきわけてもいいと思う。
インナーで使っていた、R-EYESのボーダーシャツが、
主役になるのはもう少し先だろう。
スカートは裏地がコットンで付いているので、
透けません。
ただ、素材が薄いので、ボヤ―――っとした感じです。
気になる人は少ないとは思いますが、
そんな時は、merijakuu のインナーパンツがお勧めです。
時代の輪から少しはみ出して、
スタイルを作っていきたいな。。とつくづく思います。
そのためには、クセがあっても変わらない、
そんなブランドや商品が必要なのです。
時代の真中を良く見ると、
ゆっくりと、くるくる回っていたりするのです。
2014年3月20日木曜日
袖まくりまくり
今年の春のゴーシュの展示会で、
泉さんが言っていた。
「今年のジャケットは、袖をまくっても着てほしい。」
なんか、いいなぁ。。わかるなぁ。。
と、ぼんやり思いながら、
今年の春のコートは、全部袖まくりが似合うような
ものになっている。
ゴーシュのコート。
Travail Manuel のリネンイージーコート。
AUTREFOISのワークコート。
そして、このコート。
BASISBOEK(バジスブルック)
コットンシルクドルマンスリーブコート ¥21,000(税込)
こちらは、パークグリーン。
コットンとシルクで高密度に織りあげられたこの素材は、
ナイロンのようにシャカシャカする。
そして、驚くほど軽い一重仕立て。
季節に応じて、インナーを変えて、
便利にたくさん着てほしい。
ベーシックなパンツスタイルには、
絶対に似合うのはわかりきっているので、
それ以外のコーディネートを作ってみました。
maison de soil のロングスカートに合わせて。
白、黒、グレーを基調にして、
春らしく、赤、グリーン、黄色。
もうすぐこんな季節ですね。
コクーンシルエットで、両脇にスリットが入ります。
こちらは、インクブラック。
好き、嫌い。
似合う、似合わない、がはっきりする。
白のロングスカートに黒のコート。
モノトーンで個性的なスタイルです。
この中では、最もシンプルでしょうか。
ゴーシュの白いカディーパンツに、
Travail Manuel のキュプラのワンピース。
その上から羽織ります。
モノトーンにブルーを差した、
スタイリッシュな印象の彩りです。
ヨコ向きでは、
コクーンでドルマンならではの、
少し、背中のふんわりとしたシルエットが生まれます。
そして最後は、ネイビー。
やや明るめのロイヤルネイビーです。
グレーとネイビーでシンプルな色合わせ。
ボタンを開けた時に、インナーのボリューム感で
少し、遊びを感じるスタイリングに。
アナベルでは、オープン当初から
ずっと提案し続けている、
Travail Manuelのドラムパンツ。
小柄な方にもお勧めのボリュームのあるパンツです。
トップスは、おそろしくおしゃれなゴーシュのドレープTee。
コートのボタンを開けると迫力があり、
閉めると、、、
落ち着きます。
少し変化球で、ベーシックにも着こなせる。
袖まくりまくりで着てほしい。
泉さんが言っていた。
「今年のジャケットは、袖をまくっても着てほしい。」
なんか、いいなぁ。。わかるなぁ。。
と、ぼんやり思いながら、
今年の春のコートは、全部袖まくりが似合うような
ものになっている。
ゴーシュのコート。
Travail Manuel のリネンイージーコート。
AUTREFOISのワークコート。
そして、このコート。
BASISBOEK(バジスブルック)
コットンシルクドルマンスリーブコート ¥21,000(税込)
こちらは、パークグリーン。
コットンとシルクで高密度に織りあげられたこの素材は、
ナイロンのようにシャカシャカする。
そして、驚くほど軽い一重仕立て。
季節に応じて、インナーを変えて、
便利にたくさん着てほしい。
ベーシックなパンツスタイルには、
絶対に似合うのはわかりきっているので、
それ以外のコーディネートを作ってみました。
maison de soil のロングスカートに合わせて。
白、黒、グレーを基調にして、
春らしく、赤、グリーン、黄色。
もうすぐこんな季節ですね。
コクーンシルエットで、両脇にスリットが入ります。
こちらは、インクブラック。
好き、嫌い。
似合う、似合わない、がはっきりする。
白のロングスカートに黒のコート。
モノトーンで個性的なスタイルです。
この中では、最もシンプルでしょうか。
ゴーシュの白いカディーパンツに、
Travail Manuel のキュプラのワンピース。
その上から羽織ります。
モノトーンにブルーを差した、
スタイリッシュな印象の彩りです。
ヨコ向きでは、
コクーンでドルマンならではの、
少し、背中のふんわりとしたシルエットが生まれます。
そして最後は、ネイビー。
やや明るめのロイヤルネイビーです。
グレーとネイビーでシンプルな色合わせ。
ボタンを開けた時に、インナーのボリューム感で
少し、遊びを感じるスタイリングに。
アナベルでは、オープン当初から
ずっと提案し続けている、
Travail Manuelのドラムパンツ。
小柄な方にもお勧めのボリュームのあるパンツです。
トップスは、おそろしくおしゃれなゴーシュのドレープTee。
コートのボタンを開けると迫力があり、
閉めると、、、
落ち着きます。
少し変化球で、ベーシックにも着こなせる。
袖まくりまくりで着てほしい。
nid vol.32
連載を書かせていただいている、
「nid vol.32」が本日発売です。
今回は、ファッション特集号となります。
そして、今回が最終回の予定でしたが、
もう一年、書かせていただくことになりました。
慣れないので大変ですが、
楽しく取り組んでいこうと思います。
今回は、「orslow」のデニムをご紹介しています。
ぜひご一読ください。
「nid vol.32」が本日発売です。
今回は、ファッション特集号となります。
そして、今回が最終回の予定でしたが、
もう一年、書かせていただくことになりました。
慣れないので大変ですが、
楽しく取り組んでいこうと思います。
今回は、「orslow」のデニムをご紹介しています。
ぜひご一読ください。
2014年3月17日月曜日
上げたり下げたり
洋服は、何と何を合わせるかで、
印象は変わる。
さらに、どう着るかでも印象は少し変わる。
何と合わせるかも、
どう着るかも、
自由です。
このパンツは、上げたり下げたりして、
少し印象が変わります。
Travail Manuel ダンプシャムパンツ ¥13,650(税込)
ネイビー
洋服業界では、「ダンプ」と呼んでいるが、
正式には「ダンプルーフ」という名前。
単糸を高密度に織り上げた平織り素材。
シャカシャカしていて、腰があって、しっかりしている。
清涼感もあるので、春夏にはちょうどいい。
ちなみに、秋冬向きだと「綾ダンプ」というのもある。
こちらはカーキ。
ストライプとは、ポケットのつき方が違う。
フラップ付きのポケットになる。
この形はトップスをすっきりさせるのが、
基本だとは思うが、
場合によってはそうでもない。
基本的にはこんな着こなしがスマートだ。
靴はペタっとしたタイプやヒールが良く似合う。
ちょっと想像していただくとわかりますが、
ここに、R.U.のような革靴は似合わない。
それより、スリップオンやビーサンのほうが似合います。
そこで、撮影中、妻にこう言いました。
「ロールアップして。」
何を思ったか、、、「え?」という顔で、
上に着ていたカットソーの裾をクルクルし始めました。
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
ロールアップと言えば、ここですよ。。。
張りのある素材なので、太くても
ロールアップして落ちてきません。
こうすることで、印象も変わり、
似合う靴の幅も広がります。
好みはあるいと思いますが、
ゆったりした服も合わせやすくなります。
春夏ならではの極端なロールアップ。
違うズボンのようで、R.U.も良く似合います。
上げたり、下げたり、楽しんでください。
上着の裾はまくらないように。。。
印象は変わる。
さらに、どう着るかでも印象は少し変わる。
何と合わせるかも、
どう着るかも、
自由です。
このパンツは、上げたり下げたりして、
少し印象が変わります。
Travail Manuel ダンプシャムパンツ ¥13,650(税込)
ネイビー
洋服業界では、「ダンプ」と呼んでいるが、
正式には「ダンプルーフ」という名前。
単糸を高密度に織り上げた平織り素材。
シャカシャカしていて、腰があって、しっかりしている。
清涼感もあるので、春夏にはちょうどいい。
ちなみに、秋冬向きだと「綾ダンプ」というのもある。
こちらはカーキ。
ストライプとは、ポケットのつき方が違う。
フラップ付きのポケットになる。
この形はトップスをすっきりさせるのが、
基本だとは思うが、
場合によってはそうでもない。
基本的にはこんな着こなしがスマートだ。
靴はペタっとしたタイプやヒールが良く似合う。
ちょっと想像していただくとわかりますが、
ここに、R.U.のような革靴は似合わない。
それより、スリップオンやビーサンのほうが似合います。
そこで、撮影中、妻にこう言いました。
「ロールアップして。」
何を思ったか、、、「え?」という顔で、
上に着ていたカットソーの裾をクルクルし始めました。
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
ロールアップと言えば、ここですよ。。。
張りのある素材なので、太くても
ロールアップして落ちてきません。
こうすることで、印象も変わり、
似合う靴の幅も広がります。
好みはあるいと思いますが、
ゆったりした服も合わせやすくなります。
春夏ならではの極端なロールアップ。
違うズボンのようで、R.U.も良く似合います。
上げたり、下げたり、楽しんでください。
上着の裾はまくらないように。。。
2014年3月16日日曜日
2014年3月14日金曜日
むかしむかし
いつのことだったか、、
妻がおもしろいことを言っていた。
「おしゃれになりたい。」
妻がこういうことを言うこと自体、
僕にとってはおもしろいことだったのだが、
言いたいのは、そこではない。続きがある。
僕は、笑いを押し殺しながら、精一杯の返事をした。
「は???・・・」
良く聞くと、こういうことだ。
おしゃれになりたいな、、と思って、
本屋さんで雑誌を見てみたが、ピンとこない。
トレンドに興味があるわけではない。
でも、おしゃれになりたい。
言いたいことは、すごく良くわかる。
「時間はかかるけど、なれるよ。」
そう答えた気がする。
最近、ようやく近づいてきた気がするが、
お客様の目には、妻はどう映っているのだろう?
今日は、色のきれいな普通のワークコートを
着てもらっている。
AUTREFOIS(オートレフォア) ワークコート ¥15,750(税込)
この写真ではうまく伝わらないが、きれいな黄色。
イエロー
生地の表情が豊かなコットン素材。
丸洗いを繰り返して、より良い雰囲気になってくる。
アナベルのユニフォーム、Arteporveraの
加工チノのネイビーに、ゴーシュの白いブラウスを。
その上から羽織る。
こんな黄色のコートも、春のかるいコートなら、
挑戦してもいいかもしれない。
ベーシックなカーキベージュ。
黒いボタンも好みです。
ゴーシュのテーパーパンツに合わせて、
T-SHの上から羽織る。
足もとは、軽くスリップオン。
スレート感のある色合いでトーンを合わせて。
今は、くっきりしたラペルの返り線も、
洗っていくうちにあいまいになってくるはず。。
そうなった時、ますますかっこいい。
アナベルの永遠のテーマカラー、
ブルー
非日常的な明るいブルーは、、
着る人の気分をあげてくれます。
白、黒、ブルーの3色で、
少しシックなイメージのコーディネート。
妻がおもしろいことを言った、
もっともっと、むかしむかし、
フランスのデザイナー、
ココ・シャネルがこんなことを言っている。
「流行(トレンド)は、時代遅れになるものよ。」
そして、こうも言っている。
「流行(トレンド)をつくりたいわけじゃない。
スタイルをつくりたいの。」
すごく共感できる名言だ。
AUTOREFOIS(オートレフォア)=むかしむかし(フランス語)
アナベルもスタイルをつくっていけるお店になっていきたい。
妻がおもしろいことを言っていた。
「おしゃれになりたい。」
妻がこういうことを言うこと自体、
僕にとってはおもしろいことだったのだが、
言いたいのは、そこではない。続きがある。
僕は、笑いを押し殺しながら、精一杯の返事をした。
「は???・・・」
良く聞くと、こういうことだ。
おしゃれになりたいな、、と思って、
本屋さんで雑誌を見てみたが、ピンとこない。
トレンドに興味があるわけではない。
でも、おしゃれになりたい。
言いたいことは、すごく良くわかる。
「時間はかかるけど、なれるよ。」
そう答えた気がする。
最近、ようやく近づいてきた気がするが、
お客様の目には、妻はどう映っているのだろう?
今日は、色のきれいな普通のワークコートを
着てもらっている。
AUTREFOIS(オートレフォア) ワークコート ¥15,750(税込)
この写真ではうまく伝わらないが、きれいな黄色。
イエロー
生地の表情が豊かなコットン素材。
丸洗いを繰り返して、より良い雰囲気になってくる。
アナベルのユニフォーム、Arteporveraの
加工チノのネイビーに、ゴーシュの白いブラウスを。
その上から羽織る。
こんな黄色のコートも、春のかるいコートなら、
挑戦してもいいかもしれない。
ベーシックなカーキベージュ。
黒いボタンも好みです。
ゴーシュのテーパーパンツに合わせて、
T-SHの上から羽織る。
足もとは、軽くスリップオン。
スレート感のある色合いでトーンを合わせて。
今は、くっきりしたラペルの返り線も、
洗っていくうちにあいまいになってくるはず。。
そうなった時、ますますかっこいい。
アナベルの永遠のテーマカラー、
ブルー
非日常的な明るいブルーは、、
着る人の気分をあげてくれます。
白、黒、ブルーの3色で、
少しシックなイメージのコーディネート。
妻がおもしろいことを言った、
もっともっと、むかしむかし、
フランスのデザイナー、
ココ・シャネルがこんなことを言っている。
「流行(トレンド)は、時代遅れになるものよ。」
そして、こうも言っている。
「流行(トレンド)をつくりたいわけじゃない。
スタイルをつくりたいの。」
すごく共感できる名言だ。
AUTOREFOIS(オートレフォア)=むかしむかし(フランス語)
アナベルもスタイルをつくっていけるお店になっていきたい。
登録:
投稿 (Atom)