2023年1月31日火曜日

ポリエステルタイプライタークロス

 












長年、ほぼ定番というかたちでお取り扱いをしている

NO CONTROL AIRの「ポリエステルタイプライタークロス」という素材の

シリーズです。デザインや取扱い商品は変化しますが、毎年この季節に

おすすめすることの多い商品です。

今回は、シャツブラウスが2種類。パンツが1種類ありますので、

商品につきましては本日アップしている通信販売ページをぜひご覧ください。

ここではおすすめのポイントを簡潔にお話ししたいと思います。












まず一つめのポイントは、素材の表情や特徴から、カジュアルにも

通勤にもお使いいただける点です。












デニムをはじめとするアナベルでご紹介するさまざまなパンツに

合わせて素敵に着ていただけます。
















一方でお仕事に着ていく際には、このようにセットアップでジャケットなどを

着ていただくのも良いと思います。薄手で程よい張りがあって、上品な表情です

から、お仕事用のジャケットの下にも十分に活用していただけるはずです。





















乾燥している今の季節は、トップスのシャツなどはさほど気になりませんが、

ボトムスはまだ静電気が気になります。シャツは重ね着ですぐに活用できそう

ですが、パンツはもう少し先ですね。3月頃になったら素敵に活用してください。












そして最もお勧めするポイントは、「シワにならない」という点です。

カジュアルだけで着用するだけなら大きなポイントにはならないかもしれませんが、

兼用でお勧めするからこそ、「シワにならない」は大きなポイントとなります。












撮影の際も、タックインしたり出したりしてもらいましたが、

ほとんど全くシワになっていませんでした。

天然素材なら、いかに上質なものであってもありえないこと。

これは化繊ならではの優位性です。












お洗濯も楽でアイロンもかけやすいので、ぜひお仕事、普段着兼用で

お試ししてほしいシリーズです。

もう一つのブラウスも含めて、詳しくはonline storeをご覧ください。

よろしくお願いいたします!













2023年1月30日月曜日

どうぞ自分勝手に

昨年、ご紹介し損ねた素敵な鞄があります。

素敵な鞄にもいろいろです。

SAFUJIさんのような牛革を使用した端正なクラフトバッグもあれば、

sonorのように豚革をラフに布地のように用いるレザーバッグもある。

布地も張りのあるしっかりとしたハンプのバッグもあれば、

薄くて丈夫なナイロンのバッグもある。

僕が好んでよく使っているのは、かっちりしたレザークラフトバッグより、

ラフな袋のようなバッグかもしれません。

いつもベストなバッグはなんだろう?って頭の片隅で考えていますが、

それに正解の解答はないのだろうと最近は思っています。

ベストを探すより、素直に「いいなー、使いたいな。」って思ったものを

生活の中に当てはめて、自分が使うタイプかどうかを考えて購入する。

これもそんな感覚で気になったFACTORYさんのバッグでした。
















FACTORY
リネンバッグ ¥16,500(税込)

しっかりとしたアイリッシュリネンを用いたザックのような2Wayのバッグです。

どうも僕はこういったラフなバッグについ惹かれてしまいます。

それもやや大きめが好き。しかしアナベルはレディースショップなので、

大きさのことは気にしながら、最後は「売れなくてもいいや」という

自分勝手な思いをもとにバイイングすることもしばしばです。












底面は野球のベースくらいあるでしょうか?

しっかり大きい目なスクエアの底面は、特に板張りになっているわけでは

ないので、物を入れたらクタっとなる。それでいい。




















このように口がキュッと閉まるのですが、実はここが巾着仕様には

なっていないのです。












巾着であれば両サイドから引っ張ればキュッと閉まるのですが、

そうではありません。片側ずつ軽く締めて、両方の長さをなんとなく

揃えながらリュックとして使う。なんだか使用感もラフな感じです。












基本的にはこんな具合のワンショルダーで使います。












しっかりとした大きなリネンのバッグは、ざっくりとして

なんでも放り込んでしまいそうです。

ここに写真がないのですが、斜め掛けのショルダーとしても使えます。

女性では斜め掛けは少数派でしょうか?妻は全く使いませんが、

僕は持っているバッグの8割はショルダーです。












リュックにもなる2本の紐は、このように簡易的に結いて留めてある。

もし切れたり抜けたりしても簡単に修理ができるし、そもそもリュックとして

使わないと決めた場合には、簡単に外せてしまう。













色はこの2色でのご紹介です。





























リュックというよりナップサックのような簡易的なもの。












しかしリュックはなんとも言えないファッション的なかっこよさを

感じ得るもの。なんでしょうね、この感じ。

「リュックは流行っている」っていう人もいるけど、

僕は「流行っている」という言葉がしっくりこない。

日本に洋服の文化がファッションとして広まってきてからおよそ65年。

その半分の35年ほどはファッションに欠かせない存在としてリュックはある。

初めはアウトドアファッションブームから始まり、今はさまざまなものがある。

だから、流行っているというよりは選択肢の一つです。





























フードコートやブルゾンだけでなく、SPのステンカラーコートのような

少し上品な装いにも素敵です。












こういう布のバッグは、自分勝手に使って欲しい。

自分勝手に使ううちに自身の一部のような雰囲気を纏った時、

「よし」と思えるのは僕だけかな。

それはたぶん、男性的発想なのかもしれませんね。












リュックが要らなければ紐を取ったり、

ショルダーが長かったり斜め掛けで使わないようであれば

ショルダー紐を結いたり。

どうぞ自分勝手にご使用ください。














2023年1月28日土曜日

春のレイヤー

フード付きのアウターで、軽くて持ち運びがラフにできて、

となると、一番に探し始めるのはやっぱりアウトドアブランドでしょう。

僕も必要に応じてアウトドアブランドのアウターを着ることはあります。

しかしこの前、自転車で出かけた際にポケットに穴が空いていることに

気がついた。。鍵を入れたらチャリーンって落ちてきた。

もう20年くらい愛用してきた某ブランドのアウターは、薄くて軽いのに

信じられないほど雨風を通さないため、本当に極寒なところに行く際や、

真冬に自転車に乗る時なんかはそれに頼っていた。

「限界かな?」と思って久しぶりにそのブランドのサイトを見てびっくり。

お値段高すぎる。20年ぶりだから仕方ないけど。

僕の持っているものと同等のものを買おうと思うと15万円以上する。

確かに20年前でも8万円以上は出した気がする。

買い換えるのをやめて、右のポケットを閉鎖することにした。

今日は、そんなハードユースなアウターではありませんが、カバンに入れて

持ち歩いたり、ちょっと出かけるのに気軽に羽織って色々なスタイルで

楽しめそうな春のフーディーコートをご紹介しようと思います。
















FIRMUM
フードコート
¥34,100(税込)

こういったアウトドアっぽさやワークっぽさをいい塩梅に残した

上質なアウターは、実はそうたくさんはないのかもしれません。

アウトドアものはもれなく「マーク」が付いてくるし、基本的には

スペックで競争しているようなところがあるので、機能系の宣伝も

どこかに入ったりする。ミリタリーものはその点レディースのファッションにも

取り入れやすいのかもしれませんが、秋冬は充実しているけど春物で

軽さのあるものとなるとちょっと見当たらない。












しかもファッションブランドでないとありえないようなシルエットや

サイジングが面白い。いわゆるポンチョのような極端な袖付けです。












ちょっと出かける際に着る洋服は、ポケットが重要です。

財布も入れたいし、買ったペットボトルも入れたりするし、

鍵とかスマホも入れてしまいたい。

このポケットは大丈夫。底マチも小さくあって感じがいい。

深底で落とす心配もない。












そんなポケットの内側にアジャスターが付いていて、ウェストを

適度に絞ることができる。






























両ポケットに付いていて、ギュッと絞って後ろにならしていく感じの

クラシックな使用感です。












作業着などには必ず付いている背面のアクションプリーツが

施されていて、動きやすさも考えられているようです。












着用した際に視覚的に重要なポイントになるのがスリットでしょう。

横から見たときや、もっと温かくなった4月、5月あたりに着るとなると、

このスリットによる視覚的な軽やかさが嬉しくなる。












フードはとてもコンパクトで立体的なものが付いています。












そして重要なポイントはこちらのフロントボタンの仕様です。

ジップ&スナップがほとんどなのではないかと思いますが、

FIRMUMのこちらは、ボタンの中でもデニムで使用される

ドーナツボタンを採用しています。開けて羽織った際や

トップを外して襟が帰った際には目立つポイントとして素敵です。






























色はグレー、ブラック、ミントグリーンの3色です。












ブラックはご想像通り、とても使いやすい色だということは間違いありません。












春なのに印象が重いのでは?

という考えもありますが、そんなこともありません。

襟元からチラッと白いシャツやTシャツが覗いただけで

軽やかさは生まれますし、爽やかです。












実際に着ることが増える4月や5月になれば、前を開けても寒くない

季節ですから、インナーが見える。

他で軽やかさはいくらでも出せますので、ブラックの重さだけで

決めるのももったいない。





















ブラックには、カッコよさがありますから。












そして今シーズンも目に付くグリーン系。

NO CONTROL AIRやFIRMUMではとりわけミントグリーンを

推しているように感じましたし、モノトーンの間にあってかっこいい

色だと思いました。












ベージュのパンツに合わせてちょっと大人っぽさを意識して、

パンプスにホワイトソックスとレザーバッグ。












ミントグリーンはホワイトやブラック、ライトグレーなど

意外に合わせやすい差し色だと思います。












明るいトーンでまとめれば、想像通りの爽やかさ。












パンツはライトグレー、バッグはキナリです。

フーディにはボーダーが似合いますね。












どの色より春をアピールできる綺麗なミントグリーンは、

春の日差しがよく似合いますよ。












その中間?とも言えるのがグレーなのかもしれませんね。

中間には中間の良さがある反面、物足りなさを感じてしまう

人もいらっしゃるかもしれません。












そうならないように、ご紹介ではワンピースを合わせてみました。

もちろんベーシックなパンツスタイルにも素敵ですが、落ち着きすぎる

側面も併せ持つグレーですので、スタイリングで遊んでみるのも良いと思います。











実はチラッと見えるのは白いチノパンです。このフーディは3月後半

あたりから、重ね着をして上手に使い始めてもらいたいな、、と想像しています。

もちろん、冬のコートの下に合わせてうまくレイヤー出来ちゃう人には

言うまでもないのですが、インナーにレイヤーを作ることで、少々寒さの

残る3月下旬辺りから、十分にアウターとして着ていただけるかと思います。












今回の写真では春のボーダーをジャンパースカートに重ねた

ものですが、ジャンパースカートにカシミアやハイゲージの

メリノウールなどを重ねてもかっこいいと思います。

気温によってメリノのタートルやストールを上手に使っていけば、

無理なく春らしく着ていただけます。

このフーディをインナーに、冬のコートをレイヤー出来ちゃう人は、

もう着れてしまいますね。メンズワークな着こなしが得意な人は

ぜひトライして欲しいと思います。


乾燥した寒さの残る季節に着る場合には、静電気がかなり生じます。

防水も兼ねて、防水スプレーをかけることで、静電気防止にもなり、

快適に着ていただけます。寒い時期から着たい人にはおすすめです。