2022年4月25日月曜日

入荷のお知らせ

 

4月25日(月)

<maison de soil>

・手織りリネンコットン ふんわり袖ブラウス

・手織りリネンコットン ピンタックチュニック

・手織りリネンコットン ピンタックワンピース


<FIRMUM>

・コットンタイプライターカレンダー フードシャツ

・コットンタイプライターカレンダー ワイドミリタリーパンツ

・ドライポリ高密天竺5袖分tee


<NO CONTROL AIR>

・超長綿クルコン天竺 裾前後差Tee

・超長綿クルコン天竺 ドルマンTee


<ゴーシュ>

・コットンローン・ダイ 丸首シャツ

・マイルド天竺 フレンチTee

・マイルド天竺 タンクトップ


<Khadi&co>

・STAR 4plyパンツ

・CLOVER 五分袖シャツ

・OKLA ベスト

・FLEUR ミニトート


<susuri>

・コンチドレス


<HAVERSACK>

・C/Nタイプライター テーパーパンツ

・C/Nタイプライター 5分袖ブラウス


<FACTORY>

・別注サルエルパンツ


<ASEEDONCLOUD>

・Researcher waistcoat クロスステッチベスト


<TRAVAIL MANUEL>

・ボレロカーディガン


<傳ツタエ>

・ツタエノヒガサ



2022年4月23日土曜日

最小デザインの輝きを

今はない、青山の裏路地を少し入ったあたりにあったセレクトショップに

たまに立ち寄っている時期がありました。まだアナベルを初めて間もない頃で、

およそ10年くらい前だったと思います。ただただそのお店のバイヤーさんの

感性に惹かれて、近くに用事のあった際には少し立ち寄るような場所でした。

ある日そこで、TOKIHOの存在を知ったのです。

無造作に大きなアンティークテーブルにディスプレイされた味のある

染色のされた生地のそのワンピースにすぐに目が留まり、手に取った瞬間に

「これは買います。」と言って手渡していました。

レディースのお店なのですが、バイヤーさんは男性で、

「TOKIHOだけは少しご紹介できるメンズがあるんです。」と言って

裏から出してきてくれたリネンのシャツも見た瞬間にお気に入りでした。

今も現役で着ています。

絶対にいつかTOKIHOの洋服をお取り扱すると心に決めた日になりました。

その4〜5年後でしょうか。TOKIHOのお取り扱いを始めました。

お店に並べて驚いたのは、特にお勧めをしなくても常連のお客様は

そのほとんどが手に取ってくださる。常連のお客様は、

「何か新しいブランド?」という感覚で手に取っている方もいるかもしれませんが、

驚くのは初めてご来店いただいたお客様もTOKIHOを手にするのです。

こんなにもシンプルなお洋服なのに、なぜでしょう?















TOKIHO
BIOS ¥44,000(税込)

Linen/Silkのこちらの生地は、光沢感のある

まさに金色のようなこちら1色展開です。

生地の感触でその軽やかさが伝わってくるような手触りで、

しなやかさと弾力を少し感じる美しい生地だと思います。













シンプルなバンドカラーに初めて見た時から付いていた小さめのボタン。












くり抜かれたようなポケットも印象的。





























そして前後の裾に施された刻みも、TOKIHOのシンボル的デザインです。
















TOKIHO
BIOS ¥42,900(税込)

同じデザインの素材違い。

こちらはLinen/cottone素材で、前者より張り感がありますが、

軽くてしなやかさを持っている点は共通しています。

光沢はなくマットな色合いで、ブラックが完売していますので

こちらのグレージュ1色でのご紹介となります。

どちらの素材も、僕の見た印象は、できるだけデザインをしないことを

心がけたようなお洋服だと感じました。

袖や裾に刻みはありますが、それ以外は目に見える大きな特徴を

作っていません。でも、多くの人が手に取るのです。。

そして試着をするとさらに気分が上がるのです。











実はこれ、新作です。

TOKIHOを数回ご購入いただいている方はご存知かと思いますが、

新作を出した後、ナンバリングが始まります。Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、、、と。

基準になる新作から襟を少し変えたり、着丈を変えたり。












今回のものが基準になり、どう変わっていくのか?

それとも変わらないのか?

そこも楽しみです。











グレージュ。

グレーとベージュが混ざったような色ですが、

明るい印象です。決して沈む色合いではありません。












お客様から好評なのは、横姿や後ろ姿。

そして何より、着心地です。

試着では気が付かない着心地も、着れば着るほどに

強く感じるようで、お客様から言われる大きなポイントです。

デザインをできる限り取り除いた着心地を楽しめる存在感のあるワンピース。

TOKIHOの新作ワンピースです。




























2022年4月21日木曜日

Mitsuyakusou botanical

お取り扱いを始めて数シーズンが経ち、ASEEDONCLOUDとHandWerkerを

手がける玉井さんのクリエイションに驚かされます。

お店で扱うかどうかとなるととても悩ましい、シビアな見方も生まれて

しまうのですが、それはひとまず置いておいて、さまざまな物語誕生のきっかけ

として存在する我々の日常生活と、その物語の中で生活をする登場人物たちが

どんな思いで日常を暮らし、どんな衣服を選ぶのか?

果てしない想像の中から生まれた洋服たちはきっと幸せだろうと

ただただ愛しく見てしまいます。




























ASEEDONCLOUD
Reseacher shirts ¥35,200(税込)

<今回の物語>

ある街の修道院には1人の修道士と

身寄りのない孤児10人が一緒に暮らしていました

 

修道士は人々の豊かな生活のために

日々 薬草作りや空での運搬方法

錬金術 おまじないの研究をしていました

 

ある時を境に彼の過度な研究は魔女のようだと恐れられ

街から離れた山の上にある修道院に追いやられてしまいました

 

それでも彼は人々のために研究を続け

いつかみんなの役に立ってほしいと

一緒に暮らす子供達にも教えながら育てていきました

 

子供達が1618歳になった頃

彼はさらに研究に没頭する為に

修道院の奥にある部屋に閉じこもってしまいました

 

子供達は彼から習った薬草等を使い

人々を病から救い いつの日か山の上の修道院は

常に多くの人が集う場所になりました

 

修道士は決して人前には現れませんでしたが

月夜になると大人になった彼女たちに

薬として作った密造酒(moon shine)をご馳走し

普段 薬草作りに専念している彼女たちもその夜だけは

気持ちを解放して各々好きなことをするのでした

 

これは人々を病の恐怖から救っていったある修道院のお話























張りコシのあるキャンバス生地をベースに、修道院で働く女たちだけが


わかる絵柄が描かれています。薬用のお酒を作るための果実というのは表向き。


実は魔女に関わる様々なものが描かれている。


リンゴの木は魔法の杖を作るもの。


ラフランスは魔女が集会で囲う木。


果実に混ざってよく見ると描かれた虫たちは、魔女の使い。























デザインも面白い。


この襟は本当に面白い。


襟を左右非対称にしたデザインは見たことがあったかな?


初めて見たかもしれません。でも着たらとても可愛らしいのです。


ボタンを外して少し開き気味でも素敵です。























襟を持ち上げたところにも描かれるプリント。























裾に向かってタイトになるデザインはウェスト周りの収まりがよく、


様々なボトムスに合わせてすっきりと見えてくれます。


今回は、FACTORYのハイウェストワイドパンツに合わせてスタイリングしています。






















妻もこの襟が気に入ったようで、終始「襟が可愛い」ばかり


口にしていました。































袖丈も絶妙で、背が高い方でも肘が出ない長さかと思います。























魔女をイメージしてブラックでまとめてみましたが、明るい色の


ボトムスや、ひらひらとしたスカートなんかに合わせると、


だいぶ印象が変わります。それもまた楽しいのです。























デザイナーは、その時世をとらえ、自らの感性で濾過をして、


物質としての何かを絞り出す人たちです。著名な建築家の残した


建築やプロダクトデザイナーの残した建造物や家具。


そしてファッションデザイナーの残したコレクションは、それぞれが


その時世に影響されて出来上がっていると思います。


モノからその時代を想像することも楽しいこと。



今回のASEEDONCLOUDのコレクションの背景にあるのも現在の時世です。


長く続く「コロナ禍」という現状を見つめ、1920年代あたりまでの


人類の危機的状況を勉強して、一体どのように人々は立ち上がってきたのか?


過去から学ぼうとしてデザイナー玉井さんの調査が始まったそうです。


その中で見つけたのが流行病から人々を救った修道院や薬草の話でした。



玉井さんの物語はいつも、その時世をとらえ、その思いから必然と


湧き出るようなものであって、そこにはおかしなリアリティーも存在します。


そして愛着へと繋がっていくような気がするのです。
























2022年4月17日日曜日

思った以上に着るのが楽しかったパンツ

ここ最近の撮影で、ついたくさん使用してしまっているパンツがあります。

とっつきやすいパンツではないけれど、他には出せない魅力を持っています。

気になったらぜひ、試着してみてください。















FACTORY リネンハイウェストワイドパンツ
natural ¥25,300(税込)

ウェストのデザインを見ていただいたら、とっつきやすくはないという

ことがわかって頂けるかもしれません。

ご想像通り、もしくはそれ以上にハイウェストです。

アラジンパンツのような高さで、バストラインの下までウェストがきます。











シャーリングゴムも通常の太さの3倍ほどはある太さ。

妻曰く、、信じられないほどストレスがないと。

下側に付いた紐をお好みで絞ることで、ウェスト位置を固定できます。












紐は微調整で、巾着のようには絞れませんので肩紐づつ

軽く寄せて絞るような使い方です。












渡幅は相当なもの。

ゴーシュさんの極太パンツと同等か、、それ以上。












生地はアイリッシュリネンを使用しています。

もちろん清涼感はありますが、リネンの一重は透けが気になるものも

多くあるのも現実です。こちらはしっかりした生地ですので、

自然光で撮影した感じ全く透けは気になりませんでした。















ブラック











natural、blackの2色展開です。
















まずはタックインをしてハイウェストで。












着こなしのコツは、同系色を選ぶこととブラウジングのしっかり出る

ボリュームのあるトップスを選ぶこと。

シンプルなTシャツを合わせたところ、NGになりました。

似合っちゃう人もいるのかな?

シャツやブラウスもシンプルなものよりややボリュームの付いた

デザインの方が素敵に収まる印象です。












着丈の短めなブラウスやニットも相性がいい。

このように、ウェストを見せないで着るのももちろんあり。




















可愛いより、かっこいいパンツでした。





















muniさんのふんわりガーゼの長めのカットソーをシンプルに

合わせています。シンプルなデザインのトップスはタックインするより

裾を出した方が良さそうです。





















ちょっと長めの着丈のSP(エシュペー)のシャツは、

バルーン袖が相性よし。












タックインが苦手な方は、無理をなさらずに。

意外と色々な着丈のものが素敵でした。





















上からGASAのベストを。












ナチュラルには同じくSP(エシュペー)のシャツをタックイン。

同系色で、袖がふんわりボリューミー。ブラウジングの十分です。












タックインをすると特別感の出るおしゃれなパンツです。



























シンプルにカットソーを。

こちらもmuniさんのガーゼのもの。












先ほどタックインしていたシャツの裾を出して。












SUSURIのムールベストを。












ここではご紹介しませんでしたが、展示会の際にはワンピース丈も

合わせました。とっても素敵でしたのでワンピースやロングシャツも

合わせてみてください。


この後、来週になるかと思いますが、同じくFACTORYに別注をした

いつものサルエルパンツの変化版が入荷します。

こちらとはまたデザインが異なりますが、店頭にお越しのお客様は

両方比較してぜひご覧ください。


遠方のお客様は、申し訳ありませんがサルエルの撮影が終わるまで

もう少々お待ちください。

よろしくお願いいたします。


今年の春はまだ寒い日もあって、春のコートをよく着ています。

洋服好きにとっては楽しい春ですね。

徐々に変化する季節を楽しみながら、お洋服を着てください。



























 

2022年4月16日土曜日

何の話?

僕がサスペンダーの付いたサロペットのような洋服を着ていると、

中学生になった息子は、「なんでパパはキティーちゃんみたいな

服を着ているのか?」と真面目に疑問に思っているみたいです。

「キティーちゃんが好きなんだ」と答えていますが、いつか真面目に

答えようかとは考えています。でも面白いからそのままにしておきます。

HAVERSACKのこのロングシャツはメンズも発売していましたが、、

これを着ていたら息子は何て言うのかな?















HAVERSACK
ロングクラシックシャツ ¥31,900(税込)

ライトモールスキンを使ったクラシックなロングシャツデザインは、

ちょうどよく年間定番で着ていただける素材感です。












春夏の登場ではありますが、モールスキンという素材の特性上、

しなやかで、多少の光沢感を感じえる素材です。

秋冬シーズンにはニットやベストとの重ね着も楽しんでいただきたい

ロングシャツではないでしょうか。











襟、カフスは色違いで切り替えています。











中心部分を丸く切り抜いたカッティングが特徴的なタブデザイン。












大きなサイドスリットには紐が付いています。











裾のデザインはこのように。












袖にも絶妙な位置にタックがあり、ギャザーよりかっこいい印象で

袖がふわりとします。















色違いのブラックです。












ブラックの方が、モールスキンの特徴が出ていて、

濃色であることもあって光沢感がより感じられます。
















少し前に撮影をしたもので、調節のできないチェーンの

enさんの斜めがけネックレスをつけていますね。。












おそらく下に履いているのは完売しているTRAVAIL MANUELの

コットンサドルパンツのブラックかな?

ワンピースではないので、下にどんなパンツを履くかで

少し印象が変わりますね。スカートでも良さそうですし。

https://f6products.com/SHOP/422122.html

確か以前にご紹介した別素材の時には、スカートに合わせていますので、

上記の通販ページも少し参考にして見てくださいね。












元々はたくさんの重ね着をするヨーロッパの衣服の文化において

必要な実用的デザインであったサイドの紐ですが、現在では

視覚的なデザインとして楽しんでいただけます。

紐を外した感じもいいので、お好みでどうぞ。











enさんのアクセサリーは、アナベルの取扱ブランドとの

相性が本当にいい。















ブラックはこちらも一旦完売しているblue in greenの

バルーンワイドパンツに合わせています。

パンツを変えると少し雰囲気が変わりますよね。











ブラックも袖口カフスや襟が白かったり、

スリットが大きかったりすると軽さが出て扱いやすいと思います。











ウェストラインからのシルエットも綺麗で、パンツスタイルに

着てかっこいい雰囲気の作れるロングシャツです。












元々は昔のヨーロッパの男性用の衣服をモチーフにしたロングシャツですが、

現代の僕が着ていたら息子はなんて言うのかな?

少し変わった大人を近くで色々と見て、楽しい未来を生きて欲しいと思います。


何の話?