6月29日(火)
<ゴーシュ >
・リネンフレンチスリーブシャツ
・コットンタイプライターフレンチスリーブシャツ
<HAVERSACK>
・袖ふんわりシャツ
・フレンチスリーブワンピース
<ARTE POVERA>
・ミニ裏毛フレンチTee
・3本針ステッチギャザースカート
<evam eva>
・リネンボイルローブ
<susuri>
・ヘルムスマンシャツ
<TRAVAIL MANUEL>
・コットンリネン ノマドパンツ
本日、夜9時頃に更新される「暮らしとおしゃれの編集室」で、
TRAVAIL MANUELさんの変形カットソーをご紹介しています。
ぜひご覧ください。
その少し前に、アナベルの通信販売ページにアップいたしますので、
そちらも併せてご覧ください。
TOKIHO(トキホ)を初めて見たのは、たしか2012年の今時期でした。
青山や表参道あたりを歩くときに、いつもふらっと立ち寄っていた
お店があって(今は残念ながら閉店してしまいました)、 いつものように
入店すると、接客台の上に置いてあった特色だらけのワンピースに
すぐに釘付けになりました。店員さんをつかまえて、どんな人がいつから
どこで作っているのか?色々と聞いてしまって、、2着のTOKIHOを購入して
帰ったのが、僕のファーストTOKIHOでした。
そのとき購入した妻のワンピースも僕のシャツもいまだに現役で、
先日、そのシャツを着て展示会に出かけると、TOKIHOさん本人も
驚くほど懐かしんでおりました。
そう新しいものを次々と作るタイプのデザイナーではありませんが、
僅かな振り幅の中で、とても印象に残り、力のあるお洋服を作る
デザイナーだと感じています。
今回も、手法はオーソドックスでありながら、既制服では見たことのない
ワンピースを提案してくれました。
TOKIHO
SOLO Ⅶ(バンドカラーワンピース)
グレー ¥37,950(税込)
生地に触れた時の第一印象は、「アンティークの生地ですか?」でした。
TOKIHOさんが好みそうなしっかりとした、やや硬さもあるタッチで、
まず他のメーカーのものでは出てこない感触の生地にも驚きましたが、
さらに驚いたのはその後のお話でした。
いくつものシリーズが存在する「SOLO」のワンピース。
イカ胸のステッチが片側だけというのもかっこいい。
裾の形は、浅いVカット。
ゴワゴワしていそうな(実際している)シワ感はもちろん狙ったもの。
着用して洗濯を繰り返しながら、少しづつ腰が抜けていく布地の経年も
楽しんでいただきたい。
ブラック
モノトーンな色展開は、TOKIHOらしい。
独特で素敵なグレーとシンプルなブラック。
驚いたのはこちら。
わかりにくいのですが、よく見てください。
写真の中央あたりとそのやや右下あたりに見えるでしょうか。
十字柄の補修跡が。。
どうやら、お付き合いのある機屋さんで穴あきの布地があったそうで、
通常はもちろん販売されないものなのですが、TOKIHOさんはそれを
見て、この補修をやりたいと考えたそうです。
イメージしたのはアンティークと言われる時代の補修のある布地の姿。
生地屋さんにも協力してもらい、たった二人でひたすらチクチクした
その出来栄えがすごい。
こうなると、、「補修跡が多いものがほしい!」という変な発想に
なってしまいますが、生地を裁断する場所によって多かったり、少なかったり。
結局、グレーとブラックで約20着分が補修の限界だったようですが、
そのうち6着がアナベルに入荷しております。
R.U.のTストラップ。
ゴワゴワとしたシワ感のあるTOKIHOのワンピース。
アクセサリー。その日のお洋服や気分で色々アクセサリーも
変えて楽しみたい夏。
妻が付けているアクセサリーをご質問いただくこともありますが、
たいていは、お店で販売しているもの、もしくは販売していたものですので
遠慮なくお問い合わせください。
お問い合わせの多い、「yasuhide ono」の展示は、少し遅いのですが、
7月31日〜8月3日の4日間だけ開催いたします。
内容につきましてはこれからの告知になりますので、お楽しみに。
わかるとお思うのですが、「なんで重いのに着るとこんなに軽快なの?」って、
だいたい皆さん同じことを言ってくださいます。
確かにTOKIHOさんの作るお洋服は、打ち込みのある素材が多いため、
必然と重量もそれなりになります。しかし重さで諦めるには
非常にもったいないお洋服です。
こちらもついついTストラップを。
これは、妻の私物で現在取扱のないお色です。
数年経った今も変わらずに僕の記憶の中に鮮明に在り続けます。
こんなにも欲張らない、こんなにも僅かな変化を楽しめる
デザイナーもなかなか居ないのではないでしょうか。
ほとんどの人が、少し面白そうなことを頭に浮かべても、
何がしかの言い訳を用いて実行には移さないことってよくありますね。
穴のある生地に補修をかけてから洋服を作ることも、どれだけ大変な
作業になるかはすぐに想像ができます。だから普通の人は、すぐに
こう思うはずです。「大変すぎるな、、時間も足らないかもしれない。」
「そればかりやってられないし。。」
TOKIHOさんだって、全くそれを考えなかったわけではないと思います。
でもやってしまう人が、きっと面白いものを作る人なんだと思います。
想像を形にするって、すごくパワーのいることですから。
十字の補修跡が愛おしくも感じられるワンピースを
夏のワードローブに加えてみてください。
annabelleで ずっとお取り扱いをしているmaison de soil(メゾンドソイル)には、
姉妹ブランドが存在します。soil(ソイル)というブランドです。
同じインドで製作されていて、デザイナーも一緒ですが、
maison de soilがインドの手仕事をふんだんに取り入れたお洋服であるのに対して、
soilは近代設備のある工場で作った洋服がほぼ全てです。
この2つを比較することは、インドの生産背景の幅広さを物語ることとなります。
soilは、より厳選したセレクトとなりますが、今シーズンは「ペチシリーズ」のほか、
ブラウスでもご紹介したこちらの素材を気に入ってセレクトしています。
ブラウスと同じく、小さなチェックと大きなチェックの
パッチワークを製品染したスカートです。
透け感はある素材ですが、スカートは裏地付き。
やんわりとしてトップスにはモノトーンがよく似合います。
サイズも2サイズ展開で、155cmの妻も好みで
選べる2サイズです。
シャキッとしたシックなブラックのスカートは、
色ものを合わせるのも素敵ですね。
手にはアンティークの小さなかごを。
155cmの妻は、個人的には長い方が好みだと。
製品染ですので、当初は単独の手洗いで色落ちの
様子を見てくださいね。
夏のオールブラックで。
多分、個人的な好みを置いておくと、、
155cm前後の方はこちらが標準かと思います。
掲載されています。別なコーディネートで、ブラックが。
そちらもぜひご覧になってください。
チャコールは少しはっきりした色と合わせた方が
相性がいい印象でした。モノトーンのほか、彩度の強い
色と合わせてみても素敵だと思います。
近代化した設備の工場も多く存在します。
そこもまた、デザイナーが魅力を感じる一つの
要因なのかもしれませんね。
厳選したsoilをぜひ、ご覧ください。
今シーズンのSUSURIのテーマは「REMEMBERRING」。
日常と非日常の中間に旅を置いて暮らしてきた彼らにとって、
今の世の現状は息の詰まるものかもしれません。
そんな中、今回のテーマに掲げているのが記憶の旅。
見た瞬間に懐かしさも込み上げてきたワンピースでした。
スキッパーにセーラーカラーとは、昭和です。
猛烈に流行った記憶が蘇りました。
久しぶりに見たセーラーカラーがなんだか新鮮で、
しかも流石のデザインです。
着ていただくと、高さもあってすらっと見える。
懐かしさの元はこの素材にもあるのかな。
少し硬さのあるタッチですが、着ていただくと全く
その硬さは感じさせない素材です。
透け感はどの色もありますので、インナーには
キャミドレスやペチパンツを忘れずに。
それぞれステッチワークも可愛らしい。
お洗濯もできますし。
襟っていう主張が少ない襟。
素敵なドレープが生まれます。
クラシックな印象が勝ります。
絶妙。
このデザインにぴったりなグリーン。
こだわりがないところが長所である妻も、
ちょっとこだわりのある人に見えるから不思議です。
ブラックはいい意味で主張が最も少ないかもしれない。
セーラーカラーであることにも気がつかないかもしれない。
しかし美しい。
非常にメジャーな存在のデザインでもあります。
全くお洋服に興味のない人も、セーラーカラーは知っています。
今回のワンピースは、初見でセーラーカラーだと気がつかなかった
ほど、その存在をうまい具合に隠しています。
その曖昧さが素晴らしい。
SUSURIさんの得意なデザインかもしれません。
カジュアルなメンテナンスで特別感を得られる夏のワンピース。