2020年2月4日火曜日

独自性

何十年もブランドを継続できているということは、

一生離れないファンが一定数いるということに他ならない。

そういったブランドは、必ずといっていいほどにやはり癖がある。

つまり、受け入れられない人もたくさんいるということだと思います。

今シーズンのNO CONTROL AIRの展示会を見た時、テンションが上がったのは、

彼らが一見彼ららしくないことにたくさんトライしていて、それが着てみると

実に彼ららしかったという事です。

たっぷりとしたコクーンシルエットの印象が強い

彼らが作ったAラインのシャツがこちらです。















NO CONTROL AIR
Aラインシャツ ¥18,500+tax

生地はノーカラーシャツと同じくしなやかな

コットンタイプライターを使用しています。
















台衿にピタッと張り付くようなきれいなチビ衿です。

下がりが大きく、一番上のボタンを余裕を持って閉められるデザインです。




























背面はセンターで剥いで、裾はまっすぐな折伏せ。

一番下までボタンが付いていて、シャツというより

ワークジャケットを連想させるようなディテールです。





















Aラインのブラウスというと、少しかわいらしさが

先行しがちですが、彼らが作るとそうはならないのか、、、

そんな風に思いながら展示会を見ていました。















そしてやはり、こういったテーパーがかかったパンツの

展開が多いブランドだけに、こういったデザインのボトムスとは

相性がいいのです。















衿もいい感じに主張はしないので、襟付きのシャツが

苦手な人にもお勧めできるデザインです。





















こちらも袖丈は9分袖になります。















完売したゴーシュのカツラギワイドパンツに。















着丈の前後差はありません。















シャツ一枚にストールでうろちょろできる日が待ち遠しいのですが、

これから季節外れの寒波が来るそうで、それが過ぎ去るまで

冬服と織り交ぜて、春物をお楽しみください。















すごく白っぽく見えますが、ライトベージュです。

白いパンツにワントーンコーデも素敵ですよ。















こちらもゴーシュのカツラギワイドパンツ。

現在、ホワイトだけ多少在庫がございます。















相変わらずこの角度から見ると、ジャケットのような

雰囲気を醸します。ノーカラーシャツも同じくです。





















ネイビーもテーパーパンツに。















今シーズンのNO CONTROL AIRは、Aラインを始め、

ふんわりとしたギャザー袖など、今までの彼らにない要素を

たくさん取り入れつつ、実に彼ららしい。















何を作っても彼らの独自性をまとって出来上がる。

今シーズンは、そんな力強いコレクションでした。