ASEEDONCLOUDの玉井さんが展開するもう一つの
ブランド、「HandWerker(ハンドベーカー)」は
ドイツ語で職人という意味を持ちます。
玉井さんのこのブランドに対するデザインのアプローチは、
トラディショナルそのものなんだと感じます。
今ある洋服も、もとを辿ればほとんどがミリタリー、
ワーク、スポーツ、ユニフォーム、ドレス、そのいずれかに
当てはまることが多い。つまり、職業によってあったらいいなが
異なるのは当然で、昔の洋服のほとんどが実用から生まれている。
玉井さんがHandWerkerを通じて実践しているのは、
まさにそれである。
ワークデニムパンツ
indigo ¥24,000+tax
今回は、9.5ozのやや軽めのコットンリネンのデニムを
使用した定番のワークパンツです。
シンプルに見えて特徴だらけの定番のワークパンツは、
さすがは玉井さん、綺麗なシルエットに仕上がっています。
ややトラウザーズ型のフロントの面構えはワンタック。
着用して3〜4回程度のお洗濯は、単独の手洗いがお勧めです。
私も同じ素材のジャケットを持っていますが、3回の洗濯で
他のものには色移りしないようになりました。
未洗濯で着てみたら、、白シャツと白のパンツにしっかり
インディゴが移りましたよ。
チノパンみたいです。
パイピングも綺麗です。
フロントはトップボタンでジップの仕様です。
こちらもチノパンみたい。
通常の5ポケットパンツよりは、
ポケットが使いやすいかもしれませんね。
サイドポケットからこぼれ落ちたものを拾ってくれるかの
ような付き方が面白い。
横から見るとわかりやすい。
昔のペインターに近い形ですね。背面にはシンチバックベルトが施されます。
こちらもベルトをしなくても調整ができるように
付いていた、昔のワークパンツの定番デザインです。
慣れると本当に使いやすいんです。そうでなければ淘汰されて
現代に残っていませんよね。
ベルトも通せるし、シンチバックベルトもある。
昔のワークパンツはベルトループはないですけどね。
とても美しいシルエット。
久しぶりにTストラップを合わせたくなりました。
やっぱり飽きませんね。
今は5ポケットのシンプルなデニムより、少しワイドで
遊びのあるこんなパンツが気分です。
横からのズドンとしたシルエットもいいですね。
たまにこういったシルエットも挟みたくなる。
そうすると、トップスの合わせも少し変わりますけど。
履いてみるとジーンズとは全く違った感覚をもたらしてくれる。
一般的なジーンズ(11oz〜13oz)と比べると少し軽めのデニム生地ですが、
真冬と8月以外は履けそうな感触ですよ。
ぜひヨレヨレになるまで履いてください。
どっかで手放して、20年後に自分の子供が古着屋で買ってきたら
面白いですよね。
「このヨレヨレ感がいいんだよね」なんて言って。
こういうのも循環ていうんでしょうね。