2021年3月15日月曜日

遊び心を大切に

昭和の洋服好きで、この名を知らない人はいないでしょう。

「HOLLYWOOD RNCH MARKET」

ハリウッドランチマーケット、通称ハリラン。

10代ではなかなか行っても買うことはなかったが、、

というより、当時の10代に既製服は高くて手が出なかっただけだが、

とにかく見るだけでも行きたくて通ったお店だ。

店内にいる大人たちは、店員さんも含めてみんながおしゃれを楽しみ、

かっこいい人がたくさんいた。

日本に欧米のファッション文化が流入して半世紀が経ち、

成熟したとも落ち着いたとも言える時期にあって、

常に何かを期待されるお店であり、現在はたくさんの

オリジナルブランドを抱えるメーカーでもある。

今日は、その一つをご紹介したいと思います。










BLUE BLUE JAPAN
バルーンシャツ ¥19,800(税込)

彼らは、僕が10代の頃から「遊び心」をすごく大切にしている

お店であり、会社であったように感じます。

今もそれは変わりなく、つい手を伸ばしたくなる洋服がたくさんある。

こちらのシャツは裾が絞れるのですが、興味を持ったのは

その絞る位置と範囲でした。









前部分は全く絞ることはできず、後ろだけが絞れます。









これによって後ろだけがふんわりするわけですが、

見た瞬間に、「遊べる洋服だな」って感じました。






















色はホワイトとブラックの2色展開です。

生地はシャキッとしたコットン素材で、遊びのあるデザインに対し、

少し綺麗な印象のある素材感がより面白さを感じさせる。























スカートに合わせて。

裾を絞って、後ろ側で紐を結いて着ています。










前から見るとスタンダードにも見えるシルエットは、

あまり気負うことなく取り入れることのできる遊びのある

洋服ではないでしょうか。









前の裾の長さもちょうどいい。
















SUSURIさんの素敵なパンツには、前だけタックイン。









袖が細身で少しスッキリしているのも気に入りました。









ベルト付きのパンツは、タックインもよく似合います。









全体に醸す綺麗な印象に、ヒールを合わせてみました。









コートやジャケットを着ることで、通勤にも

お使いいただけるのではないでしょうか。






















着方によって、様々な表情を見せてくれる

楽しいシャツ。













完売してしまった、ゴーシュのサルエルパンツに

合わせてラフに着ると、全く違った印象で楽しむことができる。
















フラットな革靴やパンプス、スニーカーでも素敵でしょう。









コートも変えるとこんなにも印象は変わります。

スタイリングを楽しめるお洋服です。
















ブラックはblue in greenのふんわりパンツに合わせて。









前から見るとスタンダードな安心感。









裾を全く絞らないとこんな具合。

少し前後差がありますね。


日本のファッション半世紀を牽引してきた会社の一つである

ハリウッドランチマーケットを運営する「聖林公司(セイリンコウシ)」は、

50年経った今も、遊び心を大切にしている。

それは代官山にあるお店を見れば一目瞭然だろう。

洋服は「着るもの」であるという実用性ももちろん大切だが、

ファッションは自己主張の手段の一つであるという側面を

きっと今も全力で伝えようとしている存在である。

そんなお店のオリジナル商品を扱うことができて、幸せです。




























2021年3月12日金曜日

たかがトレーナーされどトレーナー

アパレルで働き始めた頃、ひたすらカットソーの

採寸と仕様書のチェックをやっていたことがありました。

当時働いていた会社では、カットソーやニットの生産は

工場さんに対して仕様書をFAXするだけで、生地や付属の手配、

パターンの作成などは全て工場任せという、通称「まる投げ」と

いうやり方を行なっていた。始めたばかりでわからないながら、

「こんな簡単でいいのかな?」と疑問には感じていた。

今思うと、かなり安価なものを作っていたので、それはそれで

仕方がないのかと思う。しかし、次に働き始めたところは全く違っていた。

細部に至るまでデザイナーが目を通し、数ミリの修正を

指示することもあった。

「なるほど、これは価格に差が出るわけだ」

どちらかというと営業畑でやってきた僕は、すぐにそう感じた。

デザイナーが実際に試着を繰り返し、パターンを修正して

時間をかけて作った洋服は、なんとも言えない味がある。

その匂いを嗅ぎ分けて、全国の素敵なセレクトショップの

オーナーやバイヤーが展示会にやってきていた。

自身のお店でも、そのように作ってあるお洋服を丁寧に紹介したい。









ゴーシュ
スペインピマ裏毛プルオーバー
ライトベージュ ¥14,300(税込)

ゴーシュのお洋服は、元トップメゾンのパターンナーであった

ご夫婦二人が一緒に作り上げている。揉め事も絶えないそうだが、

とにかく形にすることで、大袈裟だが、合意形成を図るという。

柔らかくいうと、、

「ほら!こっちの方がいいじゃん。」みたいなことを

ひたすら繰り返すという。









スペインピマというのは糸の名前で、繊維長があるので

触り心地もすべすべで心地いい。その上でラフな感覚もある。









もっとも凝っているのはこの辺りのデザインです。

バンザイパターンと呼んでいるが、着用した際に

腕を上げたり横に動かしたりしても、引っ張られる感覚が全くない。

この脇の下あたりで十分な運動量を確保しているからだ。









色はライトベージュとブラックの2色展開です。









キュッと細い袖にはダーツがあり、

ここでも動きやすさを追求しています。









こういう凝ったデザインのトレーナーが、13000円で

買えるというのは、とても価値のあることだと感じています。






















前から見ても後ろから見てもスッキリしてる。









ネックが小さくコンシャスなお洋服は、

苦手な方も多いのかもしれませんが、

こちらのトレーナーは、おすすめです。









キチッとしたサイジングでありながら、

しっかりと動きやすく、肩もこらない。

生地もすべすべでふわっとしています。









普通に見えて、とても凝ったお洋服。












ゴーシュらしいトレーナーです。









細身のパンツにもスカートにも合わせやすい。









なんせシンプルですから。









ライトブルーのパンツに合わせてブラック。















何を羽織るかでも印象が変わります。

品のあるコートに合わせてもなぜだか馴染むスウェットです。


ずっと二人で、淡々と日々良い服を作ることを考える。

素材開発の源流から口を挟み、時にはオリジナルの素材も手がけたりする。

相当なこだわりを持ちながらも、買ってくださるお客様のことを常に

考えている。トップメゾンを経験してきたからこそなのかもしれないが、

「普通に日常で着てもらえるいい洋服を作りたい」

「だから僕らの作るものは高すぎてはいけない」


4年ほど前から、「カツラギワイドパンツ」が大ヒットとなり、

それをきっかけにゴーシュというブランドを認知した方も

たくさんいらっしゃるかもしれません。

あのパンツはとても秀逸で、とにかく美しいシルエットです。

でも、ゴーシュの凄さを図るには、少しルーズなデザインです。

あのパンツでブランドに興味を持った皆さまには、

ぜひその他のゴーシュのお洋服も体験してほしい。

まずはシャツやカットソーなどからいかがでしょう。

















2021年3月9日火曜日

Tシャツって奥深い

大人の女性に向けたお洋服の提案で、意外にも難しいと

感じたのは、シャツとTシャツです。

シャツはデザイン的な提案が難しく、男性のそれと同じような

提案ではほとんどの方にとってハードルが高いように感じます。


Tシャツはというと、肌にもっとも近い部分で着用しますから、

サイズ感を含めたデザインはもちろん、素材感も重要です。

高価な素材はもちろん誰もが気持ちいいと言ってくれますが、

お洗濯に気を使う素材ですと、Tシャツとしては提案しずらい

と感じる側面もあるのは否めません。

アナベルで長く提案し続けているTシャツの一つです。









TRAVAIL MANUEL
クラシック天竺Tシャツ
Beige ¥8250(税込)

高級素材ではないのですが、絶妙な地厚感とソフトなタッチ、

そしてお洗濯に気を使わないラフさも併せ持った素材は、

大人に提案しやすいポイントがたくさんございます。









まずは、このデザインバランス。

広げて手に取ると、幅の広いたゆったりTシャツに見えるのですが、

このTシャツのポイントは、ゆったりした身頃にシュッとした袖です。

着たときに、ダボダボに見えません。着丈のバランスも扱いやすい。


こちらの色は、グレーぽく見えますが、ベージュです。

でも、グレージュといっても良いような色合いです。









シンプルにホワイト。

持っている方もたくさんいるかもしれません。









上からフードシャツを羽織って。

おすすめのポイントは、絶妙な地厚感だけに、

真っ白でも透け感が気にならないということ。









こちらもグレーっぽいですが、オリーブです。

グレーぽさを感じるオリーブです。緑味が少ないですね。

ネックの上の方で、キュッと丸い小さなクルーネックは、

好みがはっきりと分かれますが、アナベルは大好きなネック。









SUSURIさんのマーチスカートに。









スカートにも合わせやすいデザインです。









白と同じく定番のチャコールグレー。

脇がフィットしないデザインですので、

汗染みなども気にならないみたいです。

そこは個人差があるのかな?
















絶妙な地厚感と言ったのは、薄すぎるとあまり1枚で

着たいと思わないし、地厚すぎると春夏に羽織るものに困ります。

トレーナーではなくTシャツとなると、

やっぱり上からも羽織りたいわけですから、

ちょうどいい地厚感て、重要です。









年間通して人気の高いブラックも定番カラーです。









特に色合いで暑苦しさなどは全く感じませんし、(着る季節で)

初夏にジーンズにブラックTシャツ1枚は、かっこいいスタイルでは

ないでしょうか。大人っぽい。


Tシャツは奥深いですね。

ネックのラウンドの微妙なデザインの違いや素材感、バランス、色展開、

お洗濯を含めたクウォリティー。ちょっとラフに扱ってもOKな感じが必要です。

このTシャツは、すごく総合点が高いTシャツかな?って思います。


現状、色によってサイズ欠けが起きています。

ご要望がございましたら、メーカーに問い合わせもいたしますので

お申し付けください。














 

2021年3月7日日曜日

入荷のお知らせ

 

3月7日(日)

<SUSURI>

・パスチャードレス

・シロッコガウン

・シロッコブラウス

・アリエッタドレス

・ペコラパンツ


<maison de soil>

・天然染めピンタックバンドカラーシャツドレス

・天然染めブロックプリントラップブラウス

・フラワープリントキュロット


<GASA*>

・”陽の行方” 変形シャツ

・”さざなみ” エプロン


<FIRMUM>

・硫化スラブデニム ラグビーワイドパンツ

・ヘヴィータイプライター サカナヤパンツ

・綿麻シーチング フードシャツ


<NO CONTROL AIR>

・シュリンクポリエステル 定番9分袖丸首シャツ

・シュリンクポリエステル リブライクカラーシャツ


<STASTNY SU>

・白鳥のduet one piece





2021年3月6日土曜日

春へ

膠着した空気が少しづつほぐれて、

「寒い」と思って覚悟して受けた風が

拍子抜けなくらい生ぬるい。

「冬の寒さがぶり返す」と言っても数日の話。

日本人の始まりの季節です。


連日、「式典」に向けたお洋服やアクセサリーの

ご紹介を続けていますが、そろそろ最後です。












ゴーシュ
バックサテンワンピース
black  ¥44,000(税込)

生地はトリアセテートポリエステルで、フォーマルにも

よく使用されるクウォリティーです。

バックサテンで、表地は梨地でマットな印象です。

裏地はサテンの表ですので、ツルツルとした感じ。

薄手ですので、これ一枚で卒業シーズンには難しいですが、

上からジャケットやコートを着たり、

潔く4月以降、真夏までのシーズンでお使いいただくと

良いと思います。









ハイネックで上品なフロントギャザー。

ゴーシュのデザインは、シンプル極まりないものが多いのですが、

着てみると、「あれ?」と感じるかっこよさが魅力です。









今回のこちらは、フォーマルな生地によるシャツワンピース。

そういえば、ありそうでなかったデザインです。









脇にはサイドポケットが付き、裏地はありません。

まさに薄手のシャツをワンピースで着ているような感覚ですが、

サテン織で、かなりしっかり打ち込みのある布地なのか、

これだけ薄手であるにもかかわらず、透け感は気になりません。

夏場にフォーマルで着用する場合は、アナベルでもよくご紹介する

コットンの膝下のインナーパンツを履いていただき、

ストッキングソックスを履いていただければ良いと思います。









後ろは定番のシャツで見かける滴形のボタン留め。

こちらにもギャザーが施されます。









裾もシャツテールです。

シャツワンピースとしては珍しくありませんが、

この生地でフォーマルとなると、なかなかないですよね。





















サラッとして、体にまとわりつく感じはありません。

まだ少し静電気がありますので、ひっつくことはありますが。









こちらもひっつきましたので、

コットンのインナーパンツを履きました。









程よいハイネックは、夏場でも暑苦しいということもなく、

肌が見えないデザインは、葬儀の場にも安心してお使いいただけます。
















ハレの日には、小物を使って明るい印象にしたり、、









華やかなお洋服を重ねたり。


今年も華やかな装飾で開催した式典フェアを終え、

店内は、通常の春物がびっしりと並んでおりますが、

まだまだ、式典に向けたお洋服をお探しの方も

いらっしゃるかと思います。

両方がちょうどよく見ていただける店内になっておりますので、

ぜひ店頭へもお運びください。


春へ向かいます。