昔からの民族が生み出すものには、その土地の風景が多くモチーフとされている。
その風景を抽象的に捉えた図案が可愛らしく、数百年たった今の時代にも評価されている。
今回のGASA*、春夏コレクションで最も目を引いたシリーズ(私個人の感想)、「草原の路」
に描かれたモチーフは、どことなく古(いにしえ)の民族が描いていたその発想と同じよう
な、故郷の風景に対する叙情的な思いを感じ取ることができる。
草原の路 キャミドレス
¥82,500(税込)
全体の色合いは、アンティークを愛してやまないGASA*デザイナー
五十嵐さんらしい経年を感じさせる絶妙な色合いです。
素敵なセンスでパッチワークがなされている。
お花のモチーフは一つ一つがとてもとても可愛らしく、布地を完成させるまでに
注いだ愛情を深く感じ取ることができる。
肩紐は自由に調整が可能です。
着用した際の大迫力をもたらします。
草原そのものを想像した素敵なドレス。
セミの鳴き声が鳴り響く中、草原をまとって外へ出よう。
親子代々で繕って着ていたら、きっとデザイナーの五十嵐さんは、
泣いて喜んでくれると思う。
一軒家を借りて、ご自身でミシンを踏んでお洋服を作って、
1点ものを並べて販売するところからスタートしたGASA*。
昨年、その歩みは25周年を迎えました。
どんな道程だったのかは、、、
この「草原の路」が静かに物語っているようです。