80年代〜90年代というのは、本当に色々なファッションが
様々な角度から出現した面白い時代だったように思います。
ミュージシャンからの影響で、ライダースが猛烈に流行ったり、
急にオーバーオールが流行ったり。
どこで誰が最初にやったかわかりませんが、
Gジャンにネクタイを巻くファションが劇的に流行ったり、
いやいや、その小綺麗な感じ違うでしょ、と言わんばかりに
Gジャンにボロボロのジーンズをセットアップで着て、
靴はジョーダンを合わせてみたり。
アウトドアウェアに目をつけた誰かが、ある時短パンにスパッツを
合わせて渋谷を歩き始めた。初めてみた時はなかなか衝撃的だった。
登山?みたいな。。段々かっこよく見えてきて、自分もやっていた。
ちなみに2008年か2009年あたりにイタリアの展示会に
出張で参加した際に、何人もの海外のファッション関係者が
真冬なのに短パンスパッツで、ダッフルコートなんかを合わせて
ニット帽をかぶって歩いていた。
僕には少し懐かしく感じた部分もあるのだけど、プレスルームに行ってみると
結構90年代の日本のストリートファッションがフューチャーされていた。
やっぱり海外から見てもあの時代の日本のストリートファッションは
興味深いものがあったのだと思う。
色々流行ったものの中に、「タイダイ、ケミカルウォッシュ」というのがあった。
大元がグレイトフル・デッドであることを考えると、これもミュージックシーン
からの影響で大きくなったファッションだと思うのですが、
この影響で、自分で染料を買ってきて家で染める、今でいうDIYのような
ことが大流行りした。持っていたジーンズを片っぱしから染めたり
ブリーチをかけたりして遊んでいた。
今日ご紹介するデニムは、その時代の空気感を持っている。
でも懐かしさは感じない。
ARTEPOVERA
ステッチデニム ¥16,500(税込)
昔あった、オーバーダイデニムに似てはいるのですが、
全く違う雰囲気を持っています。理由はわかりません。
一目見て、かっこいいと思いました。
懐かしさは全く感じなかった。
やや軽めといったところですので、春夏、秋(11月頃まで)穿いて、
12月になったら穿かなくなるような生地感です。
もちろん、人によっては全然問題なく1年中履くと思います。
ちなみに、僕なら全く問題なく履きます。
白いリベットもかわいいですね。
今回のパンツは、ひと折してジャスト丈という方がほとんどだと思います。
現在のファッションでは、多くの人がロールアップをしてしまうので、
切る必要もないのかと思いますが、丈上げをする人がいたら、
お直しはチェーンステッチでやって下さい。
そのほうが、かっこいいと思います。
赤い刺繍のピスネームから、ヴィンテージ感を感じます。
ブラックデニムです。
濃いインディゴのようにも見えるブラックデニムは、
色落ちも楽しみな一本です。
色落ちした時の色と同色程度になることを想定して、
グレーになってることがほとんどですが、
これは色落ちして本体がグレーっぽくなった時に、
ステッチが白ということですから、、新しい。
新鮮な感覚ではいていただけるパンツです。
色は2色展開で、実はサイズが3サイズあります。
1(S)、2(M)、3(L)
ウェストが半分ゴムで、内側に紐もあるので、
見た目の好みで選んでも良さそうだと思います。
ちなみに155cmの妻は、ジャストは1サイズ、
好みは2サイズだそうです。
サイズ違いで履いてもらいました。
こちらがジャストで1サイズです。
多分これでも十分に余裕がある感じです。
全体のシルエットに変化が出ます。
ぴったり履きたい人は、好みではないと思います。
これもまた新鮮。(妻は特に)
違いがわかりますか?
ちょっとルーズな印象になりますよ。
サイズもこちらが好みだそうです。
2回くらいロールアップしています。
ちょっと大きいの履いてるなって感じがしますけど、
そこはお好みでどうぞ。
履き心地は、、
怖いくらい楽だそうです。
白より少しシュッとして見えますね。
色の効果でしょう。
トップスのゴーシュのシャツもなんだか懐かしさと
新鮮さが入り混じる生地で、おすすめです。
今の感覚でこの後いろいろスタイリングを考えたい。
ゴーシュのシャツは、丸首シャツと襟付きシャツの2種類が
入荷しています。それぞれ、ホワイト、ギンガム、ウィンドペインの
3色展開です。
大きいんですが、ゴムも紐もあるので、
問題なく履けちゃいます。
小柄な方も、大きく履きたい人はぜひ。
170cm近くある方は、これがちょうどいいのではないでしょうか。
昔、こなれた感じで大きめのデニムを白シャツで
合わせている人なんかに憧れました。
でも当時は全くダメでした。
きっとそれがかっこいい人は、その当時すでにいろんなサイズ感の
お洋服を着ていた人なんだろうなと、今は思います。
履きなれた人は、オーソドックスをオーバーサイズで
着崩すのも面白いかもしれませんね。
僕個人的には、今とってもそういう気分です。
オーセンティックな柄行きや生地感、デザインに目がいきます。
遊んでいた頃を思い出し、照れ臭いほど大きな流行も
今思えば悪くなかったな、なんて思いました。
今の時代にあんなにでっかい流行は起こりえるのかな?
経済状況とも関係ありそうだ。
子供世代に期待するか。