2021年4月6日火曜日

なぜだか新鮮

80年代〜90年代というのは、本当に色々なファッションが

様々な角度から出現した面白い時代だったように思います。

ミュージシャンからの影響で、ライダースが猛烈に流行ったり、

急にオーバーオールが流行ったり。

どこで誰が最初にやったかわかりませんが、

Gジャンにネクタイを巻くファションが劇的に流行ったり、

いやいや、その小綺麗な感じ違うでしょ、と言わんばかりに

Gジャンにボロボロのジーンズをセットアップで着て、

靴はジョーダンを合わせてみたり。

アウトドアウェアに目をつけた誰かが、ある時短パンにスパッツを

合わせて渋谷を歩き始めた。初めてみた時はなかなか衝撃的だった。

登山?みたいな。。段々かっこよく見えてきて、自分もやっていた。

ちなみに2008年か2009年あたりにイタリアの展示会に

出張で参加した際に、何人もの海外のファッション関係者が

真冬なのに短パンスパッツで、ダッフルコートなんかを合わせて

ニット帽をかぶって歩いていた。

僕には少し懐かしく感じた部分もあるのだけど、プレスルームに行ってみると

結構90年代の日本のストリートファッションがフューチャーされていた。

やっぱり海外から見てもあの時代の日本のストリートファッションは

興味深いものがあったのだと思う。

色々流行ったものの中に、「タイダイ、ケミカルウォッシュ」というのがあった。

大元がグレイトフル・デッドであることを考えると、これもミュージックシーン

からの影響で大きくなったファッションだと思うのですが、

この影響で、自分で染料を買ってきて家で染める、今でいうDIYのような

ことが大流行りした。持っていたジーンズを片っぱしから染めたり

ブリーチをかけたりして遊んでいた。

今日ご紹介するデニムは、その時代の空気感を持っている。

でも懐かしさは感じない。













ARTEPOVERA
ステッチデニム ¥16,500(税込)

昔あった、オーバーダイデニムに似てはいるのですが、

全く違う雰囲気を持っています。理由はわかりません。

一目見て、かっこいいと思いました。

懐かしさは全く感じなかった。









たぶん、11ozくらいのデニムです。

やや軽めといったところですので、春夏、秋(11月頃まで)穿いて、

12月になったら穿かなくなるような生地感です。

もちろん、人によっては全然問題なく1年中履くと思います。

ちなみに、僕なら全く問題なく履きます。

白いリベットもかわいいですね。









あらゆるステッチがブラックで配色です。









裾はチェーンステッチです。

今回のパンツは、ひと折してジャスト丈という方がほとんどだと思います。

現在のファッションでは、多くの人がロールアップをしてしまうので、

切る必要もないのかと思いますが、丈上げをする人がいたら、

お直しはチェーンステッチでやって下さい。

そのほうが、かっこいいと思います。









フロントはスナップボタンとジップで、内側に紐です。









後ろ側だけにゴムが入ります。









ワークパンツ調のヒップポケットも配色ステッチで可愛らしい。

赤い刺繍のピスネームから、ヴィンテージ感を感じます。













こちらがもう一色。

ブラックデニムです。

濃いインディゴのようにも見えるブラックデニムは、

色落ちも楽しみな一本です。









だいたいの現行のブラックデニムのステッチは、

色落ちした時の色と同色程度になることを想定して、

グレーになってることがほとんどですが、

これは色落ちして本体がグレーっぽくなった時に、

ステッチが白ということですから、、新しい。









色落ちがかっこ良さそうですね。









80年代〜90年代のストリートファッションを見てきた人も、

新鮮な感覚ではいていただけるパンツです。

色は2色展開で、実はサイズが3サイズあります。

1(S)、2(M)、3(L) 

ウェストが半分ゴムで、内側に紐もあるので、

見た目の好みで選んでも良さそうだと思います。

ちなみに155cmの妻は、ジャストは1サイズ、

好みは2サイズだそうです。


サイズ違いで履いてもらいました。
















こちらがジャストで1サイズです。
(ごめんなさい。このサイズは完売しています)

多分これでも十分に余裕がある感じです。

全体のシルエットに変化が出ます。

ぴったり履きたい人は、好みではないと思います。









シャツに合わせると、キッチリ感が出ますね。

これもまた新鮮。(妻は特に)









横から見た感じ。









コートを着て。












こちらがサイズ2を着用しています。

違いがわかりますか?

ちょっとルーズな印象になりますよ。
















おおよそのことにルーズな妻は、

サイズもこちらが好みだそうです。

2回くらいロールアップしています。









横から見た感じ。

ちょっと大きいの履いてるなって感じがしますけど、

そこはお好みでどうぞ。









ロングシャツを羽織って。















履き心地は、、

怖いくらい楽だそうです。









こちらはブラックの2サイズです。

白より少しシュッとして見えますね。

色の効果でしょう。









トップスのゴーシュのシャツもなんだか懐かしさと

新鮮さが入り混じる生地で、おすすめです。









昔ならピタッとしたデニムでこんなシャツを着ただろうが、

今の感覚でこの後いろいろスタイリングを考えたい。

ゴーシュのシャツは、丸首シャツと襟付きシャツの2種類が

入荷しています。それぞれ、ホワイト、ギンガム、ウィンドペインの

3色展開です。












最後にこちらがサイズ3です。

大きいんですが、ゴムも紐もあるので、

問題なく履けちゃいます。

小柄な方も、大きく履きたい人はぜひ。

170cm近くある方は、これがちょうどいいのではないでしょうか。










昔、こなれた感じで大きめのデニムを白シャツで

合わせている人なんかに憧れました。

でも当時は全くダメでした。

きっとそれがかっこいい人は、その当時すでにいろんなサイズ感の

お洋服を着ていた人なんだろうなと、今は思います。









一回ふんわりパンツやその他のビッグシルエットに

履きなれた人は、オーソドックスをオーバーサイズで

着崩すのも面白いかもしれませんね。

僕個人的には、今とってもそういう気分です。

オーセンティックな柄行きや生地感、デザインに目がいきます。












このパンツを見てなんとなく昔のブリーチや染をやって

遊んでいた頃を思い出し、照れ臭いほど大きな流行も

今思えば悪くなかったな、なんて思いました。

今の時代にあんなにでっかい流行は起こりえるのかな?

経済状況とも関係ありそうだ。

子供世代に期待するか。