以前、FACTORYさんの足利にある工場を訪ねた際、色々お話しする中で
ある質問をしました。それは「なぜモンゴルだったのか?」
わたし自身、小売業ではなくアパレルで働いていたことから、
今から20年ほども前、ニット産業といえば中国が全盛の時代、
なぜモンゴルに行こうと思ったのか、率直に聞きたかった。
当時メーカーでお付き合いしていた工場の多くも仕事を中国に求めて
技術を持って日本から出る人が多かっただけに、不思議でした。
帰ってきた答えは、「勘」でした。
我が道を往くタイプの現FACTORY社長である野村家のお母様は、
「行けば何かあるだろ」とアントニオ猪木みたいなことを言っていた。
現在は遊牧民とも友情を深め、現地の方達との信頼も信用も築き、
紡績工場をモンゴル国内に設営するほどになっている。
最近ではカシミアと並んで高級材料として認知されてきたが、
「ヤク」を大々的に扱い始めたブランドの一つに、FACTORYも
間違いなく数えられると思います。
今シーズンのヤクは2種類のご紹介です。
FACTORY
ヤクワイドセーター
ナチュラルグレー ¥24,200(税込)
今シーズンの新作です。
素材は期待を裏切らないふんわりしっとりとしつつ、
適度にしっかり感も兼ね備えた素晴らしさ。
こちらの新作は定番で扱ってきたロールネックセーターの
編地と比較すると、やや薄手で今までなかったクウォリティです。
「もう少し薄いものも欲しい」なんてお声もいただいていましたので、
そういった方にはとてもちょうどいい。
着た時のすっきり感は言うまでもない。
裾はリブ編みで前後差がある。
そしてスリットも。
入れることで、裾周りの収まりを良くしているように感じます。
ナチュラルグレー、モカブラウン、ダークブラウン。
SUSURIのマーチスカートにklauseのシャツワンピース。
その上からワイドセーターを。
重ね着が苦手な人もやりやすい、同系色のレーヤーで。
ポイントはSUSURIのマーチスカートのクシャッとした裾まわり。
普通のスカートより何倍もこういったレイヤーがしやすいスカートです。
上からコートを。
なんだか似たスタイリングになってしまいました。。
こちらはジョガーパンツのキナリに合わせて。
ロールネックよりやや薄手で、暑がりな方や、オフィスや
室内で過ごすことが多い方にはちょうどいいセーターです。
ヤク、もう一つのセーターは勿論こちら。
だんとつのロングセラーセーター。
ヤクロールネックセーター
ナチュラルグレー ¥22,000(税込)
デザインディテールは説明不要でしょうか。
デザインの詳細は、モンゴリアンウールと同様です。
様々な素材で、もう数え切れないほどの販売をしてきた
このセーターですが、まだヤクをお持ちでない方には、
とってもおすすめです。
洗うたびに風合いを増していく素晴らしい素材です。
間にロングシャツを挟むとこのように、、、。
なんだかこちらもスタイリングが被りました。
色々撮影していると、、無意識に。
おすすめのスタイルということで。
年々原材料の高騰が続き、徐々にカシミアに近づいてきた。
気になる方はお早めに。
ドライクリーニングの何倍もいい風合いに育ちます。
天日干しをして乾いた時のふんわりもちっとした風合いは格別。
洗濯も楽しくなる素材ですよ。