2020年12月7日月曜日

新鮮な心持で

ここ数年は、ずっと長いコートばかりが活躍していたので、

昔を思い出して、短いブルゾンやアウタージャケットが着たくなり、

今年は丈の短いアウターを良く身に着けています。

今年買った、コーデュロイのブルゾンは、裏なしのコットンなのに

今の気温でもまったく寒くない。やっぱり、一重とか、WOOLとか、

そういったことの前に、生地の打ち込み(織り上げの際の縦横の糸本数)が

あるかどうかが、防寒能力に大きく関係しています。

コーデュロイだからあったかいのではなくて、

打ち込みのあるしっかりしたコーデュロイだから、あったかいのでしょう。

一重のわりに、値段がするな、、って思ってましたが、

この冬、本当によく着ています。

いかにもコーデュロイのアウターを紹介しそうな流れですが、

今日はこちらのご紹介です。

















ゴーシュ
melton short jacket
¥49,000+tax

シャツみたい?

あったかいのかしら?

5万円?

いろいろ心配になるし、、

やっぱり長いコートにしとこうか、なんてことに

なりそうですが、短いのが気になる人には

とってもお勧めですし、絶対にあったかい。

















素材は、ゴーシュのお二人がやや興奮気味にお話しして

くれましたが、旧日本軍で採用されていたメルトン生地の

古い資料が発見され、現代に蘇らせた屈強なメルトン素材です。
















こちらも打ち込みがある生地ですので、軽い生地ではないのですが、

ブルゾンであることで、メルトンコートのような重さはまったくない。

中綿やダウンコートとは、また違った意味で

軽くてあったかいアウターです。

















しかもしっかりとした裏地付き。

滑りも良く、それなりにしっかりしたセーターが着こめます。

つい先日ご紹介した、ゴーシュのハイランドWOOLの

スタンダードシルエットのセーターほどであれば、

全く問題なく着ていただけます。


















今回の撮影では、FACTORYのWOOLリブ編みハイネックを

インナーに着用しています。

















最近、本当に毎日こんなブルゾン丈を愛用しているので、

なんだか全体に、「軽い」と感じます。まさに軽装なのですが、

けっして寒い思いはしていません。



















僕が着ているコーデュロイもそうですが、打ち込みのある

いい生地は、高価ですが寒風も通しません。

内側の暖気も逃げず、本当に頼もしい。


















さらに温かい巻物を上手に使って、

新鮮な心持でショート丈の軽いアウターを

お楽しみください。

もう来年の秋冬の展示会が始まってきましたが、

引き続き、短いアウターは気になる存在です。

スカートやワンピースとも良く似合います。

冬のアウターを探している方はぜひ、ショート丈も

候補に入れてください。