2020年12月15日火曜日

羽織もののようなコート

様々なコートが並ぶ今の季節、なかなか選ぶのが大変です。

アナベルだけでも迷ってしまうお客様がたくさんいます。

さらにほかのお店も見ていくと、もう訳が分からなくなる。

選ぶ方も大変ですが、作り手も、冬はコートに力を注ぎますから、

見るもの見るもの良く見えるのもうなずけます。

予算に限りのない方は、テンションが上がったものを

サッと買えばいいのですが、コートはなかなかそういうわけにも

いきませんから余計に難しい。

だから、どんなタイプのコートが必要なのかをクローゼットを

眺めて整理する必要はあるのかもしれません。

今日は、軽い羽織の様なコートです。





















ARTEPOVERA
シンサレート羽織コート
beige ¥38,000+tax

見ての通り、羽織モノのような軽い仕立てのコートです。

手に持っても驚くほど軽く、ほんのりと温かい。

















コートですが、ボタンは一つ。

羽織というニュアンスに徹したデザインです。



























衿は寝かせても立ててもいい感じです。

巻物をしてもかさばらない襟元です。

















袖はふと目で、ゆったりとしたデザイン。

下に重ね着をしたり、厚手のセーターを着てもかさばらないコートです。

















内側には両サイドにポケットがございます。

そして一番のポイントは中綿の素材です。

















こちらが反対側の内ポケです。

中綿は目には見えませんが、ダウンと同じく様々な種類が

存在します。何も謳っていなければ、ポリエステルの

通常の中綿を使用しているのですが、こちらは違います。






















3M社が特許を持つシンサレートを使用しています。

聞いたことがある方も多いと思いますが、スキーウェアを

はじめとするウィンタースポーツで多く使用される高機能な中綿です。

















一般的なシンサレートで、通常の中綿の2倍の

断熱効果が認められています。

















ただ贅沢なのは、防寒性を謳ったコートではないのに

シンサレートを使用していること。

羽織で一つ釦ですので、やっぱり風は受けてしまいます。

















ですのでぜひこのように、大判のストールなどを

合わせて真冬にはご着用ください。


















しかも下には少し前にご紹介したASEEDONCLOUDの

WOOLの一重のコートを着ています。まるで贅沢なインナーのように。
















あったかインナーウェア
コットンワンピース
ツイードウールの一重のコート
シンサレートの羽織コート

と、4枚着てこの感じです。

















色は上からベージュ、ミルクティー、ブラックの3色展開。

















ブラックは締りのある感じでしょうか。

















高機能中綿素材のコートにはちょっと見えない雰囲気です。

あったかさも大事だけど、軽さのほうが重要!

という方にはとってもお勧めのコートです。

















ダウンのような温かさはありませんが、

普段の街着には、「これで十分よ。」という方も

たくさんいらっしゃるように感じています。

重ね着も楽しみつつ、軽い羽織の様なコート。

明日から本格的な寒波が関東にもやってきます。

こちらも冬のコートの候補としてどうぞご検討ください。