2019年6月21日金曜日

癖強めが素敵です。

最近、やっぱりつくづく思うことがあります。

飽きないで長く愛用している洋服やモノは、

意外に一見クセのあるもののほうが多い。

あ、もちろん私の場合の話ですが、

同業者やそれに近しい人と話をしていても

やはりそういった傾向が強いようです。

お客様でもそういった方が増えてきて、以前は

「身内受けしたものは売れない」なんて言ってもいましたが、

最近は嬉しいことにそうでもない。

最近、身内受けしているパンツのご紹介です。





















khadi and Co

STAR PANTS ¥32,000+tax

Khadi(カディー)は、インドの伝統技術の一つで、

手紬、手織りの生地を指すことは、ご存知の方も多いことでしょう。

今では日本をはじめ、世界中のファッションシーンで見かける

存在になりましたが、つい10年ほど前はそうでもなかった。

今回ご紹介するkhadi and Co のデザイナー、ベス・ニールセンは、

なんと今から40年ほど前、1978年にインドに渡り、現地で見た

Khadi の魅力にとりつかれ、世界中に広めようと尽力した人だ。

少々、有名になりすぎたのかもしれません。















彼女の扱うカディも様々あるが、こちらのパンツに

使用されているコットンのオックスフォード織のカディーは、

サラッとしていて透け感も少なく、素朴な印象がとてもいい。

カジュアルなカディならではの、織ムラや異色混入はチラチラと

見られるのですが、物性的には何の問題もなく、

味わいと考えていただければ嬉しい限りです。















ウェストからタックが入り、ふんわりとふくらみの

あるデザインが独特なシルエットを作り出す。

履いてみるとわかりますが、ウェストのヒモの入った部分の

切り替え帯が、履いた時の安定感をもたらしてくれます。















カラー展開は、ホワイトとネイビーです。

アナベルでは、Sサイズのみのお取り扱いとなりますが、

170cmの私がMをゆったりと履いておりますので、

170cmより小さい方には、Sサイズをお勧めしています。





















ネイビー

ひざのあたりから、グッと湾曲したシルエットが

とても特徴的で素敵です。















丈感もとてもいい。

本来はもっと短めで履くデザインのようですが、

小柄な方が履いても素敵な丈感です。















上に着たブラウスは、昨年もご紹介した同ブランドのもの。

薄手のライトカディーを用いたふんわりとしたシルエットで、

最高に気分のあがる逸品です。

上下で着たら、いいに決まっている。















こちらも上下、khadi and co の組み合わせ。

あまり馴染みのない着丈のチュニックですが、

とてもおさまりがいい。

大好きなバランスです。















デザイナーの素敵なスタイリングや、60代、70代の

方たちの素敵な姿を目撃すると、つくづく感じます。

ファッションは年齢で区切るものではない。





















ホワイト

ARTEPOVERAの定番、ボートネックブラウスを。















このパンツだから、、出るんだろうなぁ、という

雰囲気にあふれています。















特にお気に入りの横姿。















凄くシンプルにTシャツを。















パンツ全体が見える感じもとてもいいので、、















タックインしてみました。















ちょっと癖のあるブラウスは、あの人です。

FIRMUM・NO CONTROL AIRの米永さんのデザイン。

こちらもお勧めです。















同じブラウスの裾を出すとこうなりますよ。

妻が腕の短い人だということを考慮すると、

6分袖くらいでしょうか。















癖強めで素敵です。















こちらもね。

癖強めが素敵です。