10数年前、仕事でロンドンに行った時、
街ゆく人を観察するだけでも楽しかった。
その中で印象に残っているのは、
学生と思しき若い男の子たちのファッション。
オシャレだな、、と思う子たちはだいたい
似たようなスタイルだった。
当時のロンドンは、日本のセレクトショップのような
若者が気軽に買えるお店が少なく、高級ブティックが中心だったのだ。
ヨーロッパはどこもそうだが、、、。
今は、日本のユニクロをはじめ、たくさんの
ファストファッションが参入しているため、
少し様子も変わったのかもしれないが、
当時のオシャレな若い子たちは、こぞって古着屋で
買い物をしていたようだ。
今日はこのパンツで、当時印象的だったスタイリングを、
ロンドンといえば2階建てバスしか出てこない妻にしてもらった。
HERVIER PRODUCTIONS コーデュロイパンツ ¥22,050(税込)
この色と素材に惹かれて、このパンツ1つだけの
発注となったこのブランド。しかもこの色しか発注していない。
深みのある、鮮やかなブルー。
生地は、以前もご紹介したイギリスの名門
ファブリック、ブリスベンモスのコーデュロイ。
しっとりとした肌触りと、高級感丸出しの発色は
ブリスベンモスならでは。
これに惹かれるのは、僕だけではないはずです。
フロントはボタンフライ。
トップボタンの代わりに、ひっかけ金具が付く。
また下に小さな三角マチが付くのだが、
余計につけたマチというよりも、本来5ポケットパンツに
必要な分量に少しだけ足して切り返したようなもの。
だから大げさにダボっとしない。
靴はオールスターのハイカット。
トップスは、去年も好評だったスコットランドの
Nor Easterly TRADITION のソフトシェットランドニット。
良く見かけたロンドンの若者は、でかい革のベルトを
ちらっと見えるくらいのちんちくりんのセーターを
T-SHのように着ていた。
ワタリから下はすっきりしたシルエットだが、
ウェストは全くテーパーしていないので、
絶対にベルトが必要な形です。
ごついホームスパンのジャケットを着たら、それっぽいのですが、、
女性らしさに欠けるので、Honneteの品のあるストライプの
ウールのジャケットを着てもらいます。
セミピークの3ボタン。
少数派かもしれませんが、かっこいい。
妻もその気になってボタンを外します。
後ろ姿はすこしサマになっています。
コットンコートを重ねて、もっと寒くなったら小さめの
マフラーをくるくるっと巻いて、
ニットキャップにでかいヘッドフォンをして、、
リュックを背負って、指なしの手袋をしたら完成です。
妻が忙しいので、時間の都合上そこまでできませんでした。
日本の女性には少ないスタイリングかもしれませんが、
かっこいいと思った人がいたら、挑戦してみてください。