2022年12月22日木曜日

上質な手仕事服

お店に並ぶほとんど全てのお洋服は、既製品とか量産品と括られます。

いわゆる工場で複数生産するものは、生産数が10点でも1000点でも

量産品、既製品となるわけですが、 ここ数年、インドの手仕事などが

注目を集めたこともあり、量産品の中に従来の既製服にはないような手仕事を

織り交ぜた中間的な商品が少し増えてきたように感じています。

今日はそのようなブランドの先頭を走る、先駆的デザイナーのお洋服、

「khaki & co(カディーアンドコー)」から、まさに手仕事が光る羽織コートの

ご紹介です。











Khaki & co
KHATMA ウールショールカラーコート
¥90,200(税込)

お値段に少し戸惑いながらも、、

ものすごく好みの素材、デザインでしたのでお取り扱いをいたしました。

サイズは2サイズあり、155cm前後の方はS、165cm前後の方はM

といった感じです。そういうと、160cmは?という質問が頭に浮かびますが、

これに関してはSでよろしいかと思います。












デザインは非常にオーソドックスなショールカラーデザインです。

しかし要所要所でデザイナー、ベス・ニールセンのセンスが光ります。












裾の端に黒の別布が見えますね。こちらは一重なのですが、

裾まわりと襟裏、袖口裏に黒の別布があしらわれています。

このような端々に見返しを作ることで、しっかり感や高級感が

確実に生まれます。





















こちらが袖裏です。












こちらが襟裏で、ネックの裏側まで同じように続きます。





















後ろ襟の割れたスプリットが可愛らしい。

裏が付くことで、襟全体がふっくらとする反面、

着用するとラフにそり返り、ブラックの別布が見え隠れしたりします。
















そり返っていますよね。

こんな感じで、基本的にラフな仕上げのデザインです。












そして何よりの特徴はこの生地です。

手つむぎ、手織りのウールです。

ざっくりとして着るほどに出る味わいが十分に想像できる素敵な布地。

ウールですから起毛して、少しふんわりとしてくるのでしょうが、

経年変化を辿っても常に上質感のあることが伺えます。












今くらいの気温でしたら、ストールを巻けばアウターとしても

活躍します。インナーにウールのワンピースやセーターを上手に

使っておしゃれを楽しんで欲しいお洋服です。

























僕はワンピースやスカートに合わせるのがいいかな?と想像して

展示会で見ていましたが、khadi & coのフランスのお店のスタッフの

方たちは、カッコよくワイドストレートのパンツなどで合わせておりました。

ということで、、先日追加でパンツでも撮影を。












FACTORYに別注したコットンウールのワイドパンツに、インナーは

ゴーシュのアルパカウールのタートルネック。












今の時期はこれでストールを巻けば日中のお出かけなんかは

十分かとお思いますし、車での移動が多い方は問題なしですが、

この後の最も寒い1月、2月にもこういった薄手のアウターを

楽しむために何かないかしら?

と考えていたところ、、ありました。












ASEEDONCLOUDの変形ショール。

さまざまな使い方を楽しめるショールは、このような

薄手のアウターと合わせると最高におしゃれ。




















ショールのように掛けてシンプルに使ったり、

ポンチョのような感覚でコーディネートができたり、

また、ウェストでキュッと結いてお洋服のような感覚で

着ていただける楽しいショールです。


先ほどのワンピーススタイルに組み合わせてもかっこいい。

こちらは、明日か明後日にはご紹介できそうです。

楽しみにお待ちください。