3年前にお取り扱いを開始して間もなく、活動を休止していた
KHOHiの岡本さんが、活動拠点を北鎌倉に移し、久しぶりの
活動再開となりました。
お休みの期間にもたくさんのお問い合わせをいただいておりました、
鹿革の巾着バッグをご紹介します。
実に2年ぶりの再入荷ということになります。
ここ数年での天然皮革の値上げは相当なものですので、
価格は変更となっております。
ただし、2年前の最終入荷予定分(結局入荷前に活動休止となる)と
同額での再開とさせて頂きました。
相変わらず、素晴らしい商品です。
KHOHi(コイ)
鹿革巾着バッグ ¥30,800(税込)
natural・black
左がナチュラル。右がブラック。2色展開です。
鹿革は、革製品の中ではざっくりと高級製品です。
もちろん、革製品のメインである牛革にもグレードが
ありますから、一概には言えませんが。
軽くて伸縮性があり、なおかつ丈夫できめ細かいのが特徴です。
洋服好きの男性なら憧れる、DENTS(デンツ)のグローブでも
トップモデルで使用されるのは、ペッカリーか鹿革です。
KHOHiさんの鹿革のバッグは、天然皮革の中でもナチュラルです。
変な言い方だと思いますが、加工がない状態です。
つまり、使用した際の経年変化はそれなりにあるのが特徴です。
使いながら、馴染みや色の微妙な変化を同時にお楽しみください。
デザインは非常にシンプルで、丸底の筒型の口に穴を開け、
レザーの編み紐を通すことで巾着としています。
こちらは使用とともに数センチ伸びますので、
今回の入荷分は、2年前のものよりも短くして頂きました。
いらっしゃいますので、その場合にも長くなりすぎないように。
ただし、このように2本でシンプルに持った際に、
持ち難くならない長さに、そして肩にかけられる長さに
調整してもらいました。
お客様の強いご要望からお願いして少量で制作して頂きました。
なぜ当初はなかったのか?
とても好きな色ですし、個人的には変化を楽しめるナチュラルな
皮は大好きなのですが、お客様の中には「想像以上に汚れのような
変化の過程があって耐えられない」という方もいらっしゃいます。
しかし、ナチュラルは使用の過程で、「汚れ」とも見て取れるような
黒ずみを経て、いい色に変化を続けます。
一度だけ、僕が試しにラナパーというトリートメント剤を
塗りましたが、色の変化には影響していないと思います。
ちなみに、制作している岡本さんのおすすめのメンテナンスは、
「からぶき」だけすることです。僕も賛成です。
雨に降られれば点々のシミだらけになったりするのですが、
最終的にはおおよそこのような変化を遂げていきます。
しかし、まだまだ2年ですから、もっともっと変化をするでしょう。
これからも楽しみです。
ナチュラルは、使用していて「汚れがひどいのでなんとかならないか?」
などのご相談も受けることがあったそうです。お客様のお気持ちも
十分に理解はできますが、その汚れとも思える変化を楽しめる方に、
ナチュラルはお勧めします。「育てる」感覚でどうぞ。
一時期の汚れのような状態を抜けると、上の妻のバッグのような
状態で落ち着きます。そこからは深みを増してきますよ。
ラナパーをはじめ、油分を入れるのはそれからでもいいのではと
思います。
細かいものは簡単に分けられます。
新品のときには、裁ち切りで仕上げている部分があるため、
革の粉のようなものが衣類に付きますが、そのうちに付かなくなります。
しれませんが、ブラッシングなどでケアしてください。
これは毎日使っていたら、あっという間につかなくなりますのでご安心を。
現状ではありませんでしたが、悪条件が重なると
起こるのかもしれません。
普段使いには十分な大きさで、妻も日常でよく使用しています。
華やかさを持っています。スタイリングについ使ってしまう。
違った個性を持ったスタイリングですが、
どちらにも違和感なくなじみます。
入れた荷物によって形状の変化はございます。
馴染んでくると、より可愛がりたくなるカバンですよ。
「よしよし」とからぶきして。