2021年5月31日月曜日

隙間の半袖

maison de soil(メゾン・ド・ソイル)の展示会でこれを目にした時の

第一声が、「なんで今までなかったんでしょうね。」でした。

コットンの長袖は定番で、アナベルでも8年お取り扱いをしています。

8年間に、リネンバージョンがあったり、ウールバージョンがあったり

するのですが、なんとシンプルな半袖は初めての登場です。









maison de soil
ミシン刺繍半袖ブラウス
white ¥20,900(税込)

小さく美しいネックは長袖と同様に、ボディーバランスも

変更なし。パっと見て好印象だったのは、袖でしょうか。










半袖にして、袖のデザインを変えるデザイナーも多くいます。

どうするかもデザイナーの意思次第で、どうにでもなります。

今回の半袖シャツは、長袖を切った状態に近い印象です。

それでも着てもらうと、袖の長さや太さのバランスが、

この刺繍シャツのデザインにとてもよく似合っているように感じます。

真夏にはまくってみてもいいですし。









とても凹凸のある刺繍は、糸の密度もあって

しっかりした表情を持った刺繍です。









こんな気にも留めないような折り返しのステッチ幅を

決めるのもデザイナーの仕事です。デザイナーは当初そんな

ことを気にしないでデザインしていきますので、だいたい後から

生産管理やパターンナーから聞かれたりします。

「ここの仕様は?」

「幅何ミリですか?」

社内で素通りしちゃった場合、、工場さんから電話がきます。

「ここ、何にも指示ないんだけど何ミリ?」って。

今回のステッチは、あんまり見ないほど太めです。

35ミリくらいが標準だと思いますが、わざと太めの50ミリ。

こんなところにもデザイナーの感覚が見て取れますね。









裾のラウンドは長袖と同じです。

テールは真っ直ぐでキュッと上がったデザイン。

このデザインも好きなやつです。









脇はガセット布つき。









後ろボタンで被るタイプです。
















色は白と黒の2色展開。









ブラックです。

袖は155cm、やや腕が短めの妻で肘上くらい。
















ボリュームのあるNO CONTROL AIRのクールマックスに

よく似合います。革靴も履いて、きちっとした印象ですが、

着ている本人は涼しいことこの上ない。









このくらいの「キチッと感」てすぐにできると便利です。

最近は上の子が受験生になって、塾や学校の面談に妻が

出かけていくのを見ていますが、やっぱりこのくらいの

服装がちょうどいいみたい。

ワンピースなんかも適度にモノトーンを使って。









白は同じくNO CONTROL AIRのクールマックスの

裾タックパンツに合わせて。

土曜日にアップしたこちらのパンツの通販ページに、

モデルの着用サイズが記載されていなかったようですが、

(現在は訂正済み)

こちらのモデルだけ、サイズ展開がイレギュラーで、

XXS、XS、S、Mの展開で、アナベルではXXSとXSを

お取り扱いしています。妻が着用しているのがXXSで、

通常同ブランドでXSを着用している方は、XXSがちょうどいいかと

思います。









こちらのパンツはスッとした綺麗目なシルエットが特徴です。

裾のタックも素敵です。









パンツを先程ブラックに合わせていたボリューミーな

クールマックスパンツに変えて、タックイン。

タックインするとより良くわかりますが、、

足の長く見えるパンツです。

かっこいい。









マニッシュな雰囲気にあえてR.U.のTストラップを。

カゴバッグと相まって、女性らしさがミックスします。


「なんで今までなかったんだろう」って思うものって、

意外にみんなが実は欲しかったものだったりしますよね。

隙間の半袖です。


今はまだ少し涼しいので、上からHonneteのリネンシャツカーデ

なんかを羽織るとかっこいいし、ちょうどいい。

長袖派の方もお試しください。










NO CONTROL AIR のクールマックスシリーズの

パンツは、「暮らしとおしゃれの編集室」でも

現在掲載中です。そちらも合わせて、ぜひご覧ください。