2018年10月16日火曜日

境界線上のシャツ

妻がとても苦手意識を持つテイストがある。

それは、いわゆる「メンズライク」。

妻は昔からトラッドなメンズライクが苦手なのですが、

年齢とともにそこに拍車がかかる。

昔、着ていたものも着なくなる。

そういう年頃なのかもしれません。

同じようなデザインでも、素材にグレード感があったり、

少しラフな印象があるもののほうが、取り入れやすいと。

もちろん、メンズライクが得意な大人の女性も

たくさんいらっしゃる。

バイイングする時は、その境界線上にあるような

シャツは気にしてみています。

シャツの原型をとどめながら、カチッとしすぎず、

ゆるくなりすぎず、大人に似合いそうなもの。





















BLUE BLUE JAPAN

コットンインディゴ手染めバンドカラーシャツ

¥16,000+tax

















コンパクトブロードというのか、しっかり目の詰まった

平織の素材です。触ると少しシャカシャカします。

一年中、ラフに扱える素材感です。





















最も特徴的なのは、この袖付け。

シャツですが、トレーナーのような

ラグランスリーブ。

バンドカラーということもあって、

まるでブルゾンのような感覚。





















ラグランスリーブですから、袖幅は広いのですが、

袖口はギャザーを入れて、キュッとした感じ。

そのバランスには女性らしさを感じます。















こんなカボチャパンツに合わせてみれば、

シャツに対する苦手意識もどこへやら。















少しルーズなサイズ感もカチッとしすぎず

いい感じです。















もう一色は、ARTEPOVERA の加工チノに、

少しメンズライクな印象で。

これで、襟が付いたメンズっぽいシャツだと、

妻はモデルを放棄して、逃亡します。















これはやはり、バンドカラーということと、

ゆとりのあるサイズ感が良いのでしょう。















こちらは私自身が良くやる重ね着。

バンドカラーに丸首のニットを重ねます。

丸首から少し丸首がのぞく感じが好みです。

境界線上のシャツ、、、

春秋は一枚で、初夏には袖まくりで、冬はインナーに。