空想を各々に楽しみ、そして自らにときめくと
いうことが、いかに楽しく重要かということを
GASA*のコレクションは、無言で教えてくれる。
並べられた洋服を見れば、
それは十分なくらい伝わってくる。
GASA*
”食堂のウサギ婦人、サラ”
バッスルスカート ¥48,000+tax
ブラック(天然染め)マロ―ブラックとログウッド
打ち込みのあるブロード素材に、
オリジナルでレースを施した素材。
レースのテープを切り替えて付けているのではなく、
布地自体にレースを施した素材をオリジナルで作っています。
クラシックでシンプルなレース柄は、
甘くなく、分量感のあるデザインを
いい具合に引き立てる。
ヒップラインを横断する共布のヒモは、
金具で長さを調整できるようになっている。
絞って、ヒップに当てるようにすると、
シルエットに変化が生まれます。
ゆるくしたり、絞ったり。
そして、一応こちらが背面です。
が、、しかし、サーキュラーデザインに
なっておりますので、どこで履いてもいいそうです。
シルエットに変わりはありませんし、
履き心地に影響もございません。
ヨコから覗くレースも少し控えめで素敵です。
ヒモで脇を絞っても良いのかもしれません。
たっぷり8cmの見返しは、分量感のある布地に、
美しいドレープ感をもたらします。
レースを後ろにして履いております。
155cmの妻でマキシ丈の手前くらいでしょうか。
分量はあるものの、ヒップ周りの
ふんわり感は抑えられ、とてもスッとした
印象に仕上がったスカートです。
少し動くと、背面のレースが脇から顔を覗かせる。
きっと、鏡の前の自分にときめくはず。
バッスルスカートと名付けられたように、
背面を横からとらえた時に、ウェストからヒップへの
シルエットをきれいに見せるような工夫が成されています。
あのひもを使って、体に合わせて調整してください。
後ろに広がる分量感のある布地をそっとやりすぎないように
おさえてくれる。
スカートをクルクルっと回して、
脇にレースの中心がくるように。
レースが脇にくるこの着方は、
文字通り、レースが脇役にまわる印象です。
とはいえ、素晴らしい迫力です。
どの角度から見ても美しいシルエット。
フラットなシューズに合わせるとこのくらい。
しっかりロング丈な印象ですね。
しかし、ずるずる引きずるようなことはない長さ。
オリジナリティーのある素材づくりから始まり、
空想し、まずはデザイナー自身がときめくところから
始まるのかもしれません。
”食堂のウサギ婦人、サラ”
薄紫のお洋服を上手に着て、食堂を駆け巡っています。
スープがそろそろ出来上がったころでしょうか、
おいしそうな匂いが漂ってきました。
彼女の得意料理は、栄養満点のカボチャのスープ。
一口食べるとほっぺたが溢れおちそうになります。
GASA*2018AW collection より
空想してみませんか。
ときめく自分と出会えるかもしれませんよ。