レディースのセレクトショップ。
いい意味で主観はなく、
客観的妄想劇からセレクトされた洋服を
そのシーズンになって目の前にしながら、
スタイリングを作っていく。
自分たちが着ない分、
果てしなく自由である。
一つの洋服で可能なスタイリングの
幅を探るのは、きっとファッションの
楽しみの一つであろう。
今日は、この洋服で、
少し雰囲気の違った二つのスタイリングを
ご紹介します。
susuri
ドロシーシャツコート ¥32,000(税抜)
ドライコーン
わずかに赤みを感じるカーキベージュ。
11個も付いたコートにしては小さ目なボタンと、
開襟シャツのような襟のデザインが、
なるほど、シャツコートか。。
そう思わせる。
ブラック
長めの共布の腰ひもは、その細さや長さが
susuri のらしさを醸し出す。
そして、このコートのもっとも大きな
特徴である後姿。
susuri のアイコンともいえる、
必要以上に細長い襟釣り。
そして大胆な分量のギャザー。
この個性は、着方次第でいかようにもなる。
この二つのコーディネートが、
一人の女性の中に存在することが
あるのだろうか?
あってほしいな。
そう思いながらスタイリングしました。
スカートスタイルでドライコーン。
サマーウールのプリーツを
少しガーリーな足元で、トラッドに。
少し控えめにゆるくヒモを結ぶ。
後のふくらみも、控えめです。
今シーズンもキーアイテム、
ワイドパンツにブラック。
インナーにはGASA* のストライプを
のぞかせて。
思い切って、キュッと縛ると、
分量感のあるギャザーは主張し始め、
大きな襟釣りはより一層の存在感を発揮する。
少し個性的なオールブラックコーディネート。
どちらの色で、
どのようなスタイリングを作るかは、
人それぞれ。
いい意味で主観のないアナベルは、
素直にどっちもいいな、、と思いながら
スタイリングを作っている。
皆さま、どっち派ですか。