2015年6月7日日曜日

原石

期待を膨らませるような前振りと、

その期待を大きく超えてくる物事に、

人は心を揺さぶられるのだろう。

一年前のちょっとした前振りの後、、

今から半年前、

僕は久しぶりに、うれしくて感情が高ぶった。

あるブランドの華麗なる変貌ぶりに、、

「今回は様子を見るだけ。。」、から、、

「発注しなければ。」に、

気持ちが一気に傾いた。

新しいブランドのご紹介です。






















susuri 

ターンバックスカート

white ¥30,000(税抜)

「よじる」というテーマを根底に持って

臨んだという今シーズン。

僕の大好きな付きあわせの裏地を

よじって、さらに大きくタックをとることで、

まるで海の波のようなダイナミックな

凹凸が、360度どこから見ても楽しめる。






















デザイン力もさることながら、

この生地のマッチングがすごすぎる。

実は、僕ら2人とも、、

こんなに素敵なデザインより先に、

この生地のすごさに小躍りするほどだった。






















こちらは後ろ側。






















「なんですか!?この生地」

「つくったんですか?」

「どこの生地ですか?」

矢継ぎ早に質問したのを覚えている。

綿麻でしっとりとしながらもしっかりと

打ち込みのある、まるで100年前の

アンティークの麻を触っているかのような、、

そんな素材です。


もちろんこのお方には、

そんな話は一切せずに、

純粋な気持ちで着てもらいました。
















同じく「susuri」 の半袖ブラウスをタックインして。






















やや張りのある素材感が、

デザインのおもしろさを何倍にも引き立てる。
















いろいろな角度でご覧ください。






















素敵過ぎる裾のニュアンス。






















こちら側から見ると、、

その陰影の素晴らしさがより際立つ。
















まるで彫刻のようなスカートに、、、、






















ゆるい気分で、

「PARK」を着てみたりする。






















春夏秋の3シーズン楽しめそうな、

上質なカジュアル素材。






















ゴーーシュの素材感とも

相性が良さそうだ。






















まだ始まって数年のこのブランドは、

まさに「原石」と言っていい。

いい具合に、原石の状態を保ちながら、

光り輝いてほしい。


「susuri」 とは、世界共通言語のエスペラントで、

「さらさらな」、という意味を持つ。


シャイで無口で頑固そうなデザイナーが繰り出す、

さらさらした、センスのある洋服に、

少し注目してみようと思います。

覚えやすい名前です。


「susuri」=さらさらな


2015年6月6日土曜日

ただ着るだけで

先日もお伝えしたが、

今シーズンの夏服のバイイングは、

T-シャツのようにただ着るだけで、

1枚でサマになるかどうかにこだわってみた。

きっとこれから迎える蝉の鳴く季節、、

そんなものがお気に入りで数枚あったら、

きっと嬉しいはず。

今日はT-シャツ感覚で着られるワンピースの

ご紹介です。






















FACTORY

オーガニックコットンフレア ワンピース

black ¥12,000(税抜)

T-シャツの延長線上に、スカートが付いたような、

パンツスタイルにただ着るだけ。






















T-シャツ部分は、オーガニックペルーコットンの

天竺素材で、しっとりと柔らかく、肌触りは抜群。

スカート部分は、同じ糸を使った、

オーガニックコットンの平織りで、

サラサラしていて、心地いい。






















khaki Grey

切り替えが弧を描き、

両サイドが落ちるようなデザインに。






















切り替えの途中には、

ポケットも付いている。






















navy

スタイリング写真では撮らなかったが、

妻が着て、膝がちょうど隠れる長さだ。

きっとワンピースとしても十分に

活躍してくれることだろう。






















鮮やかではないが、

浅く、、ほんのりと主張するネイビー。
















チノパンにT-SHのように着てみよう。
















全体にボリュームがあるデザインではなく、

トップスはあくまでも、T-シャツのよう。。






















ウェスト部分から急激な角度で、

フレアーラインになっていく。
















張りのないソフトな素材ゆえ、、

ドレープする。






















カーブが付いているため、

サイドが落ちる。






















ポケットは、実用もあるが、

視覚的に、間延びしないように、

ふくらみを持たせる意味合いもある。
















雨音の目立つその先には、

蝉の鳴き声が控えている。


T-シャツのようなワンピース。

FACTORY の素材の良さをぜひお試しください。


2015年6月5日金曜日

大人の階段

若い頃は、高いものは買えず、

ひたすら古着を着回していた。

働き始めて少しずつ既製服を買い始め、

オシャレな大人が着ているものへの

憧れを持つようになる。

3シーズン着られるバーバリー素材のコート。

ヴィンテージの501。

オールデンの革靴。

はじめは、ラギットなメンズアイテムに傾倒する。

そのうち素材感を気にするようになる。

冬は、INVERALLAN のざっくりとしたセーター。

一年中着られる、JOHN SMEDLEY のシーアイランドコットン。

それらの名品は、僕にたくさんの事を教えてくれた。

中でも、20代後半になってから購入した、

INIS MEAIN のサマーセーターは、

僕のファッション年齢をグッと持ち上げてくれた。

夏は、T-SH、リネンのシャツが定番だったが、

そこにサマーセーターが入ることで、

あまり着ている人がいない分、

少し大人な気分を味わっていた。

素敵なサマーセーターのご紹介です。






















FACTORY

ベルギーリネンショートサマーセーター

生成 ¥16,000(税抜)






















上質なベルギーリネンの糸を3本取りにして、

甘くざっくりと編みあげたサマーニット。

生成は、素材そのままの色となります。

やや光沢とリネンのネップがところどころに

見えるこの素材は、自身で着用しても、

満足のいく素材感。






















navy

FACTORY の特徴でもある、ホールガーメントで、

素材感を生かしたあたりのないソフトな着心地。






















生成から染めたネイビーは、

光沢が残りながらもマットで上品な色合いです。
















実は最初の入荷は、かなり前だったのですが、、

寒々しいのと、、完売して追加発注をかけていたので、

今のご紹介となりました。






















まさに今、ちょうどいい。
















フワッとしながらも、時折吹く風が、

洋服の中を通り抜けて行くような感覚は、

甘編みのリネンのセーターならでは。。
















ショート丈であるため、

スカートやボリュームのあるパンツ、キュロットに

良く似合います。
















ノースリーブのワンピースの上から着ても、

とても素敵です。
















ゴーーシュのノースリーブワンピースの上から、

生成りです。






















靴をビーチサンダルに履き換えて、、

麦わら帽子をかぶったら、

壁の向こうに海が見えてきそうな

大人のリゾートスタイルに。


つい着てしまう、

夏の定番アイテムになるかもしれません。


そして実は、ショート丈のほかに、

普通の丈、スリット入りのVネックがございます。

来週にはご紹介できるかと。



2015年6月4日木曜日

またどっかで聞いたセリフ

春夏のカットソーのバイイングでは、

「それ1枚で成立するか?」

というのは、とても重要な判断材料になる。

例年、7月中旬の梅雨明けまでは、

長袖を袖まくりしたり、

半袖の上に常にカーディガンを羽織ったり、

半袖1枚で出かけることはまだまだ少ない。

でも、たまにお客様に言われる。

「肘がしっかり隠れたら、、

今から一枚で着る気になるのに。」

たしかにな。。

5分袖でもなく、7分袖より短い。

そんなカットソーです。






















ARTEPORVERA

6分袖ブラウス

white ¥8,000(税抜)






















昨年もデザイン違いでご紹介した、

布帛(布地)とジャージ素材の切り替えシリーズ。






















Light navy






















前身頃は清涼感のある、

シャツに使われるようなコットンローン素材。

それ以外のパーツは、T-シャツに使われるような、

コットンジャージ素材。






















black






















前から見ると、ブラウスを着ているように

見えるのだが、着ている人は、

T-SH を着ているような感覚だろう。






















前身、後ろ身で、、

「ハーフハーフです。」

どっかで聞いたセリフ。






















左が前身頃。

右が後身頃。

「ハーフハーフです。」

最近、またどっかで聞いたセリフ。






















こちらはブラック。
















バルーンパンツに合わせて、シンプルに。

夏らしく涼しげに。






















見た目より、

着てみるとスッキリとした印象です。






















肘がしっかり隠れるが、

7分袖でもない。
















アナベルのユニフォーム、

ARTEPORVERA のクロップド加工パンツに、

ブラックを。






















クラシックで、マニッシュなボトムスに、

普通のT-SH はちょっと気恥ずかしい。。

それは、それで、付き抜ければカッコいいのだが、

でも、気恥かしい。。
















そんな時は、ぜひ。

パンツスタイル派には、うれしいお洋服。

T-SH のようにザブザブ洗って、

たくさん着てほしい。


「ハーフハーフです。」

スター選手の復活。

うれしい限りです。



2015年6月2日火曜日

おさんぽズボン

最近、夏の部屋着をどれにしようかな、、と

着なくなったT-シャツなどをガサガサしていた。

いつ買ったのか忘れるくらい着ていないT-シャツを

何枚かとって着てみるも、、、。

なんか、肌がガサガサする。

なんかキシキシする。

何となく気分が悪い。

結局、少しもったいない気もしたが、

「ao」 のダブル天竺ガーゼの

長袖T-シャツを着てみる。

こんなにも着心地が違うものかと、、

一人で驚く。。今さらだが。

「ao」 の紹介かと思いきや、

贅沢にも、その時一緒に家着に任命した

このパンツのご紹介です。






















FACTORY

オーガニックペルーコットン裾絞りパンツ

navy ¥18,000(税抜)






















ペルーコットンの特徴を生かした、

超長綿のオーガニックコットン。

FACTORY ならではの心地いい素材感。






















dark purple

はじめは、「妻に」と思っていたのだが、

「履けそうだな。。」と思って履いてみたら、

やっぱりちょっと短すぎる。

やっぱり妻に、、と思ったが、

「履き心地いいな」と思ってもう一度履いてみる。

でもやっぱり、しゃがんだりすると

裾が引っ掛かるな。。

やっぱり妻に、、と思ったが、

「そうか、裾は広がるのか。」という

初歩的なところに気が付く。






















初めて履いた時、

「シャカシャカ」と「ぱらぱら」の中間くらいの

何とも心地のいい肌ざわりだった。

夏は短パンが履きたいけど、、、

という人にもお勧めです。
















素材がいい服は、ラフなデザインでも、

ラフなスタイリングでも、

不思議とダラシナクは見えない。

この数年で、より強く、それを実感してきた。
















そうでなければ、

大人のリラクジングスタイルとは、

言えないのだろう。






















お出かけ着にはならないズボンだけど、

だからこそ、毎日履いて、洗濯して。

少しずつ変化するその素材感も楽しんでほしい。






















「さらさら」「ぱらぱら」として、軽い。

そして、スタイリングを変えると、

また印象が変わる。
















このスタイルで銀座にはいかないかもしれないが、、

原宿や渋谷、吉祥寺、恵比寿、中目黒。

お友達と骨董市、ギャラリーめぐり。

友人との好きな街へのお買いものには、

ラフで気張りすぎず、いいのではなかろうか。






















アクティブにも、

ちょっとしたお出かけにも、

おそらく、

つい履きたくなる心地よさ。


結局僕は、家ではこのズボンに、

ao のT-シャツを良く着ている。

パジャマになる時もあるし、

公園に行く時はいたりもする。


自分の中では、

気分のいい、おさんぽズボン。

妻に渡さないで良かったな、、と

心の底から思う今日この頃です。