洋服の展示会で、直接デザイナーとお話ししていると、デザイナーの
好みがとてもよくわかります。
GASA*の今シーズンのテーマは「Forest great house "森の中の邸宅"」で、
イメージソースとなったのは、イギリスの時代劇ドラマ、「Downton Abbey」。
1912年のタイタニック号沈没から物語が始まり、その後15年間を
6シーズンに分けて放送していたドラマだそうです。
第一次世界大戦の終結から、第二次世界大戦の始まりまでの戦間期を
華やかに描いた貴族たちの物語は、GASA*デザイナー五十嵐さんの大好きな
ファッションが盛り沢山で、各時代でたくさんのスタイルが楽しめる、
時代劇でありながらファッション好きにもおすすめのドラマです。
今日はそのGASA*からオリジナリティーあふれるプリントのパンツを
ご紹介します。
"手紙が伝えたこと” ¥50,600(税込)
1912年から15年間というと、時代背景としては日本で言うと大正時代。
当然、人々の連絡や思いを伝える術は、手紙でした。
現代のインクジェットプリントで再現したものになります。
経年で付いたノートのシミやインクの滲みまでしっかりと再現された
プリントは、裁断の場所によって少し見え方が変わりますので、
アナベルにある2点の商品をA、B、という形で販売しようと思います。
履いてみると意外にすっきりとした印象のパンツです。
フロントはボタンで留めるデザインです。
ウェストにはゆとりがございます。
なんとも言えない質感です。
オーガニックコットンを使用していますので、軽さといい意味での
粗野な雰囲気も魅力的です。
着丈は少し短めです。
実際の履き心地とは裏腹にすっきりとした印象です。
それは煌びやかで、まるで宝石のような、
さも意味ありげな人々が集まる場所。
それぞれの登場人物を空想してのコレクション
ドラマを少し見るだけで、GASA*のデザイナーが好きな
世界観がよくわかります。あの時代背景を想像してGASA*の
コレクションをみると、また違った感触を得られます。
色々な角度で、お洋服をお楽しみください。