先日、としまえん遊園地が94年の歴史に幕を閉じました。
生まれた時から近くで見てきたその姿は、近すぎたせいもあり、
最近ではまったく縁のない生活を送っておりましたが、
それでも小さな頃から高校生くらいまでは良く行っていたし、
アルバイトでもお世話になっていたこともあります。
子供を連れて行ったことも何度もありました。
最終日の夜、最後にちょっとだけ、中を通り抜けて帰ろうかと
思って正門に近づくと、たくさんの報道陣に驚き、
思わずそのまま通り過ぎてしまいました。
翌日には、朝から大きなトラックで様々なアトラクションの機材が
運び出される姿を見て、ずいぶん昔から何度も耳にしてきた、
「としまえん閉園説」が現実になったのだと受け止めました。
終わりは何かの始まりで、始まりは何かの終わりなのです。
今日は夏の終わりにふさわしく、秋の始まりにも着ていただける、
こちらのご紹介をさせていただきます。
maison de soil
ジャムダニ織ワンピース
black、white ¥32,000+tax
インドのシンプルなジャムダニ織のコットンを使用した
maison de soil のドレスです。コットンは薄手で、初夏から
夏場を通して、そして晩夏から初秋まで着ていただける、
同ブランドでは定番的な生地感のドレスです。
大雑把には、「長い」「普通」「短い」の3つです。
その中で、アナベルでは「長い」と「短い」をセレクトしています。
写真のブラックは、「長い」で、サイズⅢです。
フルレングスのパンツの裾が少し見える程度です。
長すぎるということはないと思います。
「the 手仕事」ともいえる手のかかる織物です。
今回の生地は、生地の端にあるゴールドラインも
全体を引き締めるいい存在になっています。
薄手ですが、ジャムダニのコットンの裏地として、
コットンのガーゼ素材が付いています。
透け感もほとんどなく、気にならないレベルですが、
直射日光でぼんやり透け感は出ますので、気になる方には
短めのインナーパンツなどをお勧めしています。
ラジャスターンピンタックが美しい。
パンツに合わせて着やすい着丈です。
当然のように毎年まだまだ残暑が続きます。
わたくしもお店をやっている一方で、
他のお店で洋服を買うこともある。
何に惹かれるか?
すごく先にしか着れないようなものを一目ぼれで、勢いで買うか。
もしくは、今更ながらすぐに着れるいいリネンのシャツが欲しくなるか。
いずれにしても、そろそろ物欲も食欲も出てくる頃。
秋の始まり。
としまえん遊園地、さようなら。
94年間、お疲れさまでした。