やはり、デザイナーの頭の中の想像やら妄想やらが
モノを形にするうえでとても大事なのだと思う。
ジュディーという女性が着ているセーターには、
ヘンテコなところに、小さなポケットが必要だったのだ。
susuri
ジュディーセーター
¥23,000+tax
ウェストラインの下あたり、裾に近いところに、
小さな小さなポケットが二つある。
これがあることで、グッと愛嬌が出る。
男性にも関わらず、かわいいを具現化するのが
得意なデザイナー斎藤さんの才能なのでしょう。
羊毛の表面を掻いた、毛足の長いファーファーセーター。
実は少し前後差があり、
あまり極端ではないのですが、少し後ろにふくらみが出る。
裾がブラウジングするので、着た時に高低差の出る
デザインではないのですが、、
やはりsusuri の他のお洋服と同様に、
一つのお洋服の中に、2面性を感じます。
もはや斎藤さんの癖のようにも感じるのです。
ちょうどいいハイネック具合も素敵です。
女性らしさを十分に感じさせながら、
ゆとりのあるデザインがハイネックに良く似合う。
後ろのふくらみは、こちらが一番わかりやすいかもしれません。
ウール100%という表記ですが、一般的な羊毛よりも、
しっとりとしたタッチで、ウェイトがある。
カシミアとも違う感触は、アルパカにすごく似た感じです。
もちろん、ウェイトがあるとはいえ、重さを感じるような
モノではなく、羊毛と言われて違和感のある程度のウェイトです。
ファーファーにモヘアのファーファーを重ねて巻いて、
明日からの大寒波に備えたい。
1月、そして春物が並び始める2月、
あと2か月は、冬の洋服がまるまる大活躍。
3月からは、春物交じり。
たくさんご紹介した冬のセーターも、
こちらでいよいよ最後のご紹介。
ジュディーのつもりで着てみてください。
想像も楽しんで。