自身、ものすごく気に入って何年も使っている
ストールがいくつかある。
中でも、アナベルの2人と妻が、
こぞって使い続けているストールがある。
つい先日、カバンに入れて取り出すときに、
カギに引っ掛けて気がつかず、、でかい穴をあけてしまった。
ないと困るので、最近ハマっている繕いで、
なんとか穴をふさいでみた。
特に男性陣2人は、考えられないほどのヘビーローテーションゆえ、
ないと困るのだ。
yourwear(ユアウェアー)
ベビーアルパカWOOL大判ストール
¥12,000+tax
とにかく気に入って使い続けているのだが、
「何がいい?」って聞かれると、
佐藤さん(yourwearの)に怒られるかもしれないが、
実は答えに困る。
「すごく温かい」
「すごくしっとりして心地いい」
「ベーシックで合わせやすい」
「毛羽は立つが、4年使ってもほとんど毛玉が出ない」
という良さは並べられるが、買ってみて使わなくなった
他のものとの明らかな違いは何だろう?
よくわからない。
でも大好きで手放せないことは間違いない。
たまに取り合いになるし、穴も開いたし、
一本買い足そうかとも思うのだ。
僕自身、なんとなく買って、なんとなく
使っていたら4年経った、と言う感じだ。
そして、その良さを実感するまでの感覚は、
非常にじわじわとにじり寄るようなスピードなのだ。
噛めば噛むほど味の濃くなるガムがあったら、
きっと皆さん買うでしょう。
大げさに言えば、そんな感覚だ。
今シーズンは、1色完売し、
ライトグレーとフラックスの2色展開です。
クルッとひと巻きで。
ホワイト~グレーのワントーンコーディネート。
優しく上品な印象に。
今年すごく気に入っているのがこの巻き方。
片側を短くして、クルクルクルってやってまとめる感じ。
僕は結わいてしまうけど、これは下から通して抑えています。
カシミアのセーターに、ライトグレー。
なんだか軽快でかっこよくも見える。
ジャケットを着てこの巻き方。
少しスポーティーな雰囲気もある。
風を通さないコートがあれば、首元をしっかり温めたい。
こちらは、ネイビーのニットカーディガンに
あわせて、フラックス。
染色していない色味で、優しいライトベージュのような色。
「どこが好き?」
これを書きながらも考える。
やはり、気の利いた言葉は出てこないのだが、
伝えなければならないポイントを思い出した。
一つは、この写真を拡大するとわかるのだが、
ストールの端っこが、「クルクル」となるタイプ。
全て額縁にすれば抑えられないこともないのだろうが、
実はもう一つの特性により、あえてこれを特徴とした
デザインとしている。
近くで見ると、このように編み目があれているように見える。
これは、天然のアルパカ繊維の特徴で、撚糸をする段階で、
羊毛と合わせる中で、アルパカだけが撚りをもとに戻そうと
する性質があるためだという。
こちらも、yourwear さんの方針で、自然なままに仕上げている。
これもあっての「クルクル」なのだ。
佐藤さんの誠実で優しい人柄があってのこの商品だと
するならば、もしかすると、それが一番の特徴なのかもしれません。
モノには、作り手の人柄が見て取れます。
何も感じないモノもたくさんある世の中で、
何となく、そのモノの向こう側に、佐藤さんの
人柄を見ていたのかもしれません。
そして、アナベルでのお取り扱いをお願いしようと
考えていたある日、yourwear さんのホームページを見ていると、
ハッとする一文に目が留まる。
<以下は、yourwear のホームページの言葉>
yourwear は、秋冬のためのニットブランドです。
私の生まれ育った北東北は、一年の約半分、吐く息が凍ってしまうような
寒さと、薄いグレーの空に覆われる冬の季節です。
窓の外、ただただ降る雪を眺め、ストーブにぴったりと寄り添って
静かに過ごす時間の永いこと。。。
春の雪解けや、初夏の芽吹きを待ちこがれながら、
寒さの中でカシミアのセーターやハンドニットの柔らかなぬくもりに
包まれる冬の生活も、楽しく、美しく、豊かなものです。
yourwear は、「あなたの衣服」という意味。
着る人、使う人の個性を描ける、シンプルで余白のあるデザイン。
そんなニットで、温かな冬を過ごせたら、と思っています。
以上 yourwear ホームページより
僕は、この文面の最後の2行、「余白のあるデザイン」を
目にしたとき、使ってみて感じていた、
ボヤっとして言葉に表せない魅力を感じ取った気がしたのです。
使った人にしかわからない、なんと伝えていいのかわからない、
素朴で優しいその人なりの魅力を見つけていただけますと幸いです。
我々男性陣がお気に入りなだけに、男性へのプレゼントにもお勧めです。
着る人、使う人の個性を描ける、シンプルで余白のあるデザイン。
そんなニットで、温かな冬を過ごせたら、と思っています。
以上 yourwear ホームページより
僕は、この文面の最後の2行、「余白のあるデザイン」を
目にしたとき、使ってみて感じていた、
ボヤっとして言葉に表せない魅力を感じ取った気がしたのです。
使った人にしかわからない、なんと伝えていいのかわからない、
素朴で優しいその人なりの魅力を見つけていただけますと幸いです。
我々男性陣がお気に入りなだけに、男性へのプレゼントにもお勧めです。