最近、オーバーコートが主流で、
サイズ感の大きなコートはたくさん目にするが、
このコートは、ひときわ僕の目を引いた。
どこかで見たことがあるようで、新鮮。
なんだか、いくつもの時代を超えて現れたコートのようだ。
FIRMUM(フィルマム)
ウールリネングレンチェックオーバーコート
グレー ¥54,500+tax
テーラーカラーをパタッと立てたような
デザインになっている。
しかもかなり、ゴージーライン(刻みがある位置)が低い。
80年台?70年台?、いや60年台?
長澤 節のデッサン画のような印象を受ける。
ちょうど中心あたりにポツンとあるスナップ釦。
少し大ぶりで、スマートな印象のスナップ釦。
片側は、パッチポケットが2重になっているデザイン。
視覚的に少し奥行きを感じられる。
チャコール
裏地のナス紺とのコンビがいい感じです。
WOOL51%、LINEN49%の起毛し素材感は、
ウォッシュ感もあって、軽く見える。
WOOL のロングコートには、嬉しい視覚的な特徴です。
柄も全体に、いい具合にぼやけていて、受け入れやすい。
パンツは、NO CONTROL AIR の
裾ゴムバルーンパンツのグレー。
胸元の下がりが大きく、スタイリッシュな印象です。
防寒にはストールが欠かせない。
下にざっくりニットや、ジャケットを着てしまえば、
年を越した真冬にも十分活躍するコートです。
袖付けも大きく、ゆとりがある。
チャコールはスカートに合わせて着ています。
モノトーンに、ダークパープルのカシミアストールが
効いています。
いくつもの時代を超えてやってきたような
印象のコートは、さらにいくつもの時代を超えて活躍しそう。
10年後に娘が着ていたら嬉しいなって思うコート。