2017年11月13日月曜日

彼らは毛を触りに行く。

今から15年前、「カシミア=中国」というのが

常識であった時代(今でもそうだが)、

かすかな噂と勘を頼りに、彼らはモンゴルを目指す。

本当に不思議で、工場にお邪魔した際も、何度か尋ねた。


「誰に聞いても、中国という答えしかなかったんだけど、

誰かが何か言っていたのよ。それで何かピンときたの。」


ほとんど無茶苦茶だが、こういう勘やパワーは

物事を成すには、不可欠だろう。

彼らは今シーズン、今までよりさらに辺境の地にわけいった。

モンゴルの首都ウランバートルからおよそ19時間かけ、

ようやくたどり着くその景色は、この世のものとは思えない美しさ。

ブログでは短い映像しかお見せできませんが、

彼らが実際に足を運ぶ場所です。




今日はまず、この映像の主役でもある、「ヤク」のシリーズから、

昨年も大好評だった、ローブカーディガンをご紹介します。





















FACTORY

ヤクローブカーディガン

ナチュラルグレー ¥28,000+tax

もうご存知の方も多いかもしれませんが、

彼らはとにかく、原毛の良さを伝えることにこだわります。

自分の手で触って確認するために、辺境の地まで足を運び、

モンゴルの遊牧民と親交を深めるのは、そのためです。





















この少し茶味がかったグレーは、

ヤクという動物の原毛の色。

まさに、自然の色なのです。





















フロントにボタンなどはありませんが、

ハンドウォーマーとしてのポケットは、

両サイドにございます。





















裾はデザインを兼ねて、斜向やダレを

防ぐために、後ろ半分はリブ編みで仕立ててあります。





















FACTORY

ヤク大判ストール ¥15,000+tax

ヤクはウシ科の動物ですが、見ためはカシミアによく似ています。

そして、今回FACTORY が使用しているヤクの毛は、

今まで認識していたヤクに比べ、2回りほど小ぶりで、

一層カシミアに似ていました。

直接動物を触った感触で、「来て良かった。」

そう感じたと、野村さんは言う。

生息域もカシミアとほぼ同じ、標高3500m~4000m。

過酷な地に育つヤクたちの毛は、それはそれは温かく、心地いい。





















大判ストールは、丁寧に四方を額縁状に、

編みかえているため、こちらも型崩れはしずらくなっております。















白のコットンパンツに、こちらは同じくFACTORY の

シンプルなカシミアセーター。

その上から羽織ります。
















暖かいに決まっている。















原毛の色がわかりやすいかと、白に合わせたが、

何色にも合わせやすい、何とも優しいナチュラルグレー。





















フロントの分量感もあって、

真冬のコートの下に忍ばせてもいいのです。

お気に入りのピンがあれば、前をカシュクールのように、

塞げるくらいの分量感はございます。















丈も長すぎず、いろいろなアウターの下に使い易く、

ボトムスも選びません。

今から冬中着てください。















ボリュームのあるフロントに、さらにストールを。

こちらは、yourwear の定番、ベビーアルパカウールストールの

新色、ライトグレー。















こちらは、ヤクの大判ストール。

かなりのボリュームで、わたくしは3年ほど前の

キャメル(2こぶラクダ)のものを愛用していますが、

家の中でも大活躍です。








































「伊佐さん今度一緒にモンゴル行きましょうよ。」

彼は、「ちょっと飲んで帰りましょうよ」と同じ調子で

そんなことを言う。

今年もFACTORY の楽しい季節です。

ヤクはこのほかにも豊富なラインナップ。

・ローブカーディガン ¥28,000

・大判ストール ¥15,000

・スヌード ¥8,000

・ロールネックショート丈セーター ¥15,000

・別注Vネックセーター ¥16,000

・別注クルーネックセーター ¥16,000


さらに、キャメル、カシミアもございます。

順次ご紹介していきますので、ご期待ください。