2015年12月15日火曜日

共に歩こう~お手入れ

この2年間で、本当にたくさんの人の

もとへ旅立った、R.U. の靴たち。

すごくたくさんの方にリピートしていただいたり、、

嬉しいことに、お手紙やメールも戴いたりする。

たくさんの方たちが、R.U. の靴にご満足を

戴いているようだ。

店頭では、お手入れについてもお話しするのだが、

通信販売をご利用いただいているお客様には、

なかなか説明が行き届かず、、

あとから、メールでお問い合わせを多くいただくのが、

靴のお手入れ方法です。

今日は、R.U. に限らず、

靴全般に通用する、基本的な

お手入れ方法をお伝えいたします。

まずは、道具のご紹介です。

①リムーバー(クリーナー)汚れ落とし






















②シューズクリーム(靴墨)無色






















③豚毛ブラシ






















④馬毛ブラシ






















⑤小型丸ブラシ






















⑥布(なんでもOK)






















⑦フィニッシュクロス






















裏はこんな感じ






















ここまでが、基本的な道具の必要最低限です。

靴によって、あったらいいのはこちら。

⑧ハイポリッシュクリーム






















こちらは、扱いが少しだけ難しいので、

慣れたら使うようにすればよいと思いますが、

目的としては、部分的な艶出しと、撥水効果。

芯材の入ったつま先やかかとに使うものです。


全部でこれだけ。

















だいたい、これはいつもお店に置いてある、

必要最低限です。

僕が気に入って使っているのは、

「M. Mowbray」(エム・モウブレイ)というブランド。

靴墨も50~100色ほど存在し、これを愛用する人は、

かなり多いはず。


さて、これを使って、お手入れしていきます。

汚い靴がなかったので、お店に出している

サンプルを磨きます。。


1、砂ぼこりをはらい落とします。

















乾いた布でさっと拭いた後、馬毛ブラシで細かい

溝やアッパーとソールの境目など、ほこりやごみが

たまりそうなところをササっとブラッシング。

2、リムーバーで汚れ落とし。

















ちょんちょん、と布に液体を出して、

素早く磨きます。ゆっくりやると、シミになったりするので

気を付けましょう。

















ただ、シミになったとしても、大したミスでもないので、

恐れずにどうぞ。ゴシゴシとぬぐうように少し

力を入れて、全体的に。

靴磨きは、女性のお化粧に似ています。

これは、お化粧落としと思ってください。

3、シューズクリーム(いわゆる靴墨)を塗ります。

















こちらは、無色で、何色にも使えるので便利です。

初めは、これがおすすめです。

凝り始めると、黒の靴墨の上からつま先だけ

ネイビーを少し足したり、、、そんなこともやったりします。

小型の丸ブラシは、クリームをまんべんなく

塗りこむのに適しています。

















このように、ブラシにクリームを適量付けて、、

















直接靴に。。

















クルクルと小さな円を描くように塗っていきます。

まんべんなく、素早く。

4、クリームを布でこすります。

















ゴシゴシ。

5、豚毛ブラシでブラッシングします。

















革も人肌と同じで、凹凸があります。

よって、布だけでなく、くぼんだ部分にもクリームが

浸透するように、ブラッシングします。

クリームをなじませるのは、豚毛がいいでしょう。

この時点でかなり、ピカピカしてきますが、もう少し。

6、馬毛ブラシをかけます。

















馬毛は、豚毛より柔らかいので、

仕上げに適しています。

さらにピカピカです。

あ、、かなりゴシゴシしてくださいね。

まぁまぁ力を入れながら素早くこすりましょう。

7、最終仕上げです。

















フィニッシュクロスで、こちらも素早くゴシゴシ。

これでもう、かなりピカピカです。


ここまでが、基本的なことで、、

先ほどご紹介した、ハイポリッシュを使うと、

部分的な艶が増し、何より水をバシバシはじきます。

突然の雨くらいでオドオドする必要もなくなります。


















ハイポリッシュは蝋と油脂でできているので、

堅いクリームワックスのようなもの。

靴の柔らかい部分や、華奢なヒールなどには

使わないでください。

R.U でいうと、T-ストラップには必要ありません。

あの靴は、わざとつま先に心材を入れないで

作ってあり、やわらかいので。

それ以外のワンストラップや、Anon などには有効です。

それでは手順を説明します。

まず、塗るつま先部分に2~3滴の水をなじませます。

















































次に、クリームをぐっと、

指先で適量とってつま先にこすります。

































すると少しくすんだ感じになります。

そうしたら、また数滴の水を垂らします。

















そして、水と一緒に堅いクリームを高速で

強めにこすり込むことでなじませます。

注意点としては、ここでは、ブラシや

フィニッシュクロスは使ってはいけないということ。

T-シャツを破いたような布がちょうどいい。


と、、この工程を2回くらい繰り返します。

すると、そうとうピカピカになります。

そして、突然の雨くらいなら軽くはじき飛ばす

撥水性も備わります。

ただ、慣れないと難しいかもしれないので、

その場合は防水スプレーで。























もともと、たいして汚れていないので

わかりにくいですが、左がお手入れしたほうです。

















女性でも、靴のお手入れが好きな人は

大勢いますが、我が家ではご想像通り、

すべて、わたくしの仕事です。

妻は、シューケア用品がどこにしまってあるかも知りません。


ケアの頻度は、人それぞれです。

基本的に、自身が汚れが気になったらやればいいのですが、

よく履く靴であれば、1か月に1回は磨いてあげましょう。

それと、革の天敵は水です。

雨に降られて、しみ込んで、ほったらかし。。

これが最もまずいケース。

カビの原因になったり、革がひび割れたり。

雨に打たれたら、すぐに新聞紙を詰めて、雨を拭いて、

風通しのいいところに置いて自然乾燥。

絶対にダメなのは、ドライヤーとかストーブで

熱を加えて乾かすこと。すぐ靴がダメになる

場合もあるのでやめましょう。

自然乾燥して乾いたら、、

必ず、お手入れしましょう。

革に栄養が必要なタイミングです。


ここまで、頑張って説明してきましたが、

こういったお手入れが苦手。面倒。

でも、靴のお手入れはしたい。

そんな人におすすめのアイテムがあります。

ドイツ生まれの「Renapur」(ラナパー)。

写真はありませんが、これはクリームを

スポンジにとって塗るだけ。

汚れたな、、って思ったらまた塗るだけ。

それ以外必要なし。

しかも、高級皮革にも使えるので、

高級なヒールやハンドバッグにも

安心して使えます。

ドイツすげーー。


僕もテハマナのカバンのお手入れはこれでやってます。

「共に歩こう」と思うものには、

少し手を掛けてあげても良いのでしょう。


ここでご紹介したシューケア用品は、

すべて私物で、アナベルでのお取り扱いはございません。

東急ハンズに行くとものすごい種類がありますが、

いける範囲に東急ハンズなどがない人は、

大型のホームセンターがおすすめです。

ラナパーは、東急ハンズか通信販売でどうぞ。



2015年12月13日日曜日

お知らせ

昨日ご紹介いたしました、

「奈々さんの首飾り」こと、d'antan のネックレスは、

ブランドの意向により、ショッピングページへの

掲載ができません。

通信販売は、メールにてご連絡を

いただければ可能ですので、

ご希望のお客様は、メールをお願いいたします。

お手数ですが、よろしくお願い申し上げます。


annabelle




2015年12月12日土曜日

奈々さんの首飾り

彼は独学でアクセサリーを作り始め、

日々、日々、もがいていたそうだ。

アトリエというには小さな部屋の窓から、

ヘンテコな屋根の、とても素敵な建物があるのを

毎日目にしていた。

いつしか、その建物を巡り、頭の中で妄想が進む。

「あの建物で働けたらどんなに幸せだろう」

「お店がいいかな。。」

















「奈々さんの首飾り」と呼ばせていただいている、

Lin Francais d'antan(ラン・フランセ・ダンタン)の

ネックレスは、20年前の当時と同じ、そのヘンテコな

屋根の素敵な建物が見えるアトリエで制作させる。

トンカン、トンカン。。

使われる道具のほとんど全てがフランスをはじめとする

ヨーロッパで時間をかけて集めてきた古いもの。

















そして、その窓から見えるヘンテコな屋根の建物は、

今、彼の大切なお店の一つになっている。

僕が初めてd'antan を知ったのは、15年前。

お店やアトリエも見させていただき、

自身でも長い間、バングルを愛用している。

出産を終えた当時からがさつな妻に、、

d'antan ならと思って、オーダーして贈ったネックレスがこれなのだ。

修理もしてくれるし、何より、、

武骨さと、女性らしい繊細さを同時に感じるその見た目は、

彼女の日常にとてもしっくりと馴染みそうな気がした。

まさか、販売する日がくるとも思わず、、

ただただ、気に入って使ってくれた。

初めの出産から9年、ほとんど毎日のようにつけている。

現在は展示会でもラインナップされないこのネックレスは、

2年前、「あのネックレス、作れませんか?」ってお願いして

作ってもらった。




先日、久しぶりに入荷しました。

いろいろな装いになじむ、素敵なネックレスです。


Lin Francais d'antan silver + brass 

チェーンの長さ:40cm

トップの直径:2cm

「奈々さんの首飾り」 ¥13,000(税抜)


様々なスタイリングで付けていますので、

過去のブログなどご参照いただけますと幸いです。



2015年12月10日木曜日

それはだって、カシミアだから。

今年の春先、、

今販売している秋冬の展示会を

いろいろ回っていた。

バイヤーによって違うと思うのだが、

僕らは、極力お取り扱いのない、

合同展示会や大型展示会も

見に行ったりする。

そういった展示会で、気に入ったものと

出会える確率は相当に低いのだが、

自分たちの興味を満たすと同時に、

勉強にもなる。

世界中から、数百という企業が一斉に集まり、

天然素材からハイテク素材まで見られるのだ。

そういった展示会を回りつつ、伺った

FACTORY の展示会で、驚くほど心地よい

カシミアを目にすることになる。。

今日はその中でも、

別注した2品番をご紹介します。






















FACTORY

カシミアクルーネックセーター

¥29,000(税抜)

キナリ

最初に手にした時、

「ベビーカシミア?」って思うほどにしっとりと、

ふんわりと心地よかった。

頭の中で想像した値段は、、、

「4万8千円。。」

「いや、でもFACTORY だから、、」

「4万円かな?」、、、いや、

「3万9千円かな。」

値段を見て驚いた。。






















裾と袖口は、あぜのような、

太めのリブにしてもらいました。






















ロイヤルネイビー

ダークブルーといってもいいような、

ネイビーなのだが、ダークという言葉が

しっくりこないほどのきれいな発色なので、

ロイヤルネイビーと。。






















いいカシミアとそうではないものは、

お洗濯を繰り返すほどに差が広がる。

いいカシミアは、弾力とボリュームと

しっとりとした肌触りがすべて増してくる。

カシミア専用シャンプーを使ったらなおさらだ。























スミクロ

オーソドックスなのだが、

少しだけ着丈と袖丈を長くしてもらった。

たっぷりとしながらも、すっきりとした印象を。

そう思って別注した。

















わがままを言って作ってもらった不思議な丸みのある

クルーネック。。そしてラグランスリーブ。






















キャメルのスミクロより、さらに黒っぽい。

ほのかに茶味がかった上品なスミクロ。

そして、もう一つ。。






















FACTORY

大判カシミアストール

幅:70cm 長さ:200cm

キナリ

¥21,000(税抜)






















こちらは、「キナリ」というだけに、

原毛の色。

そう、カシミアの毛の色そのままだ。

ちらちらと見えるナチュラルトップが美しい。






















ロイヤルネイビー






















明るすぎず暗くない。

良い感じの差し色になることでしょう。






















レッド

キャメルの赤より、

原毛が明るい分、明るくなるようだ。






















スミクロ

大人になったら買おう、、

そう思ってから20年くらい経つ。

憧れの黒のカシミア。

撮影の都合上、ご紹介が遅れましたが、

最近、5秒に一回、「腰が痛い。。」と

つぶやく妻に着てもらいます。
















大判カシミアストールのロイヤルネイビーを

ショールのようにまとい、、
















コートを着れば、最高に温かい。
















ボリューミーなコートの上からくるっと巻く。
















ロングコートに垂らして使う。


ウールのコートにくるんとキナリ。
















カーキベージュにレッドが、思った以上に良く似合う。
















チャコールグレーのコートに大人っぽく、スミクロ。
















バルーンパンツにカシミアセーター。

少し丈を長めにしたのは、アナベルで多い、

腰回りにボリュームがあり、股上が深いパンツとの

相性を考えてのこと。
















もちろん、長くしすぎると、ベーシックなパンツに

合わせづらくなりかねないので、、

そのバランスには気を配ったつもり。。






















気を使ったネックの形も素敵です。
















ARTEPORVERA の加工チノに合わせて

ロイヤルネイビー。






















冬の明るいコーディネートに、

ロイヤルネイビーと白の組み合わせは、

おすすめです。
















ARTEPORVERA 加工チノ、ベージュにスミクロ。

とてもシックで、飾り気のない美しさを感じる色合いです。
















今シーズン、久しぶりに気になった、

タ―ターンチェックの大柄。

モヘアだから、柄がぼやけてちょうどいい。






















あなたなら何を足しますか?






















妻が今シーズン、、

一番気に入ったコーディネートがこれだそうで。。

撮影中、、

「なんでこんなに気持ちいいの?」

「何なのこれ?」

「めちゃくちゃあったかいし!」


それはだって、カシミアだから。

それも上等な。


別注ではありませんが、Vネックもございます。

近日、まとめてwebshop でもご紹介します。



2015年12月6日日曜日

おじさんコート

おじさんのコートは仕立てがよく、

素材が良く。

そっと袖を通してみると、

「シュルッ」という音をたてて

心地よく腕が通り抜ける。

品が良く、飽きそうにもない。

そんな雰囲気のコートです。






















HAVERSACK

ダイアゴナルウールコート

¥59,000(税抜)

チャコール(1色展開)






















ウールに少しヘンプが入ったコート地は、

ざっくりと、しっかりとしながらも軽い印象だ。

ダイアゴナルというだけに、

わかりずらいが上品な文目の毛織物。

















ドロップショルダーにやや丸みのあるテーラーカラーが、

この素材にあって、ちょうどいい。

おじさん過ぎず、可愛すぎず。
















インナーには色をちりばめて。






















今の時代にふさわしいクラシック。

チェスターの雰囲気を十分に感じさせる、

素敵なおじさんコート。
















フロントボタンは、もちろん比翼仕立て。
















仕立て良く。

素材良く。

品よく。

良質なおじさんコートには、、

同時に巨匠感すら感じます。



2015年12月4日金曜日

クルクルタートル

クルクルタートル、、

「ル」がいっぱいあると、

なんか楽しそうですね。

今日は、evam eva から、

いろいろなところがクルクルする

心地よいタートルネックのご紹介です。






















evam eva

vie コットンカシミアタートルネック 

¥14,000(税抜)

ミディアムグレー






















コットン85%、カシミア15%という混率で、

今の季節、ニットのカーディガンの下に着たり、

ジャケットの下に着たり、

ワンピースの下に着たり、

いろいろ着て、ちょうど良く温かい。






















チャコール

熱すぎないというのは、この手のタートルに

とって、とても重要である。






















そして、好みはあれど、

少し表情が出るものも、あっていい。

これは、ネック、裾、袖口が少し

クルクルと巻かれる仕様。
















ARTEPORVERA のウールワイドパンツに

チャコール。

一枚では、すっきりと着ていただけます。






















クルクルと少し下りてくるネックが

特徴的です。

首回りは、ややゆったりしています。

ぴったりではありません。
















ウール同士の重ね着にも重宝します。
















こちらは微妙な色の違いですが、

ミディアムグレー。






















クルクルして肌触りが良く、

熱すぎないタートルネック。

冬のお供にどうぞ。