展示会では、そのブランドでしか見られないであろうものを
探すように心がけて展示会に臨みます。
ブランド側の提案を受け入れることも大切ですが、
こちらがブランドに何を期待するかを明確にしておくことも大切です。
このスカートは、HAVERSACKだから出てきたスカートではないでしょうか。
アナベルのスタイルにも馴染み、なおかつブランドらしさも全開です。
コクーンスカート
indigo ¥25,300(税込)
デニムスカートはよくありますが、程よいワーク感と
程よいモード感を感じるこちらのスカートは、きっと他のブランドからは
出てこない面白いデザインかと思いました。
しかし切り替えのポイントあたりまでは、サーキュラー気味。
だから中間の分量がしっかりとあるスカートです。
シルエットに変化をつけている。
少しゆるい方は紐で締めていただく仕様です。
S(0)サイズでゴムあがりが70cmですので、軽く結いて
いただいてヒップで穿くようなイメージです。
分量感はあって、ワンウォッシュの状態ですので、当初は
少し張りがありますがすぐに馴染みます。
また、色落ちや色移りは通常のデニムやインディゴと同様に
ございますので、購入から5〜6回のお洗濯は単独でお願いいたします。
ポケットや縫製仕様は、USユーティリティーパンツを
モチーフにしています。多くのデザイナーがモチーフにする
パンツですが、ここまでデザインされたシルエットのスカートは
初めて見た気がします。ステッチも配色ですので、経年変化も
楽しみなスカートです。
そして内側にはユーティリティーパンツにはない天狗の仕様が採用されています。
ここはメンズを30年以上やってきたデザイナー乗秀さんらしいデザインです。
タックや切り替えでシルエットを作っていますので、
生地が馴染んで柔らかくなってきても、このイメージを
保って穿いていただけることと思います。
なりますが、ロングシャツやゆったりしたトップスとの
スタイリングも機会があったらやってみたいと思います。
若い頃、一時は働かせてもらえないかと就職先の候補の一つだった
HAVERSACK。
結局ライバルブランドに就職して海外では同じ通路に並んで出展していた
HAVERSACK。
独特なエッジの効かせ方がかっこいいデザイナー乗秀さんのメンズは、
ヨーロッパを中心に様々なラグジュアリーショップにセレクトされています。
アナベルでも、尖ったエッジをきらりと効かせた存在で頼もしい。
メンズライクなアイテムや着こなしは、文句なしに似合いますが、
そうではないスタイリングにどう組み込むか?
それは展示会の段階でよくよく考えてセレクトしているブランドです。
これはデニムですので、この時期からセーターと合わせても可愛いだろうと
いう想像はしていました。フリースなんかも相性がいいしブーツも似合う。
8オンスと軽さのあるデニムですが、年間を通して様々なスタイリングを
お試しください。