2020年1月18日土曜日

良いものができました

昨年の秋深まったころ、「研究しなくては」という題名で

ブログを書きました。COOVA(コーバ)を初めてご紹介した時です。

素直に良いものを作り出す彼女のファブリックは、機械織と手織りの

ちょうど中間くらいの、ありそうでないような少し不思議な感触を醸します。

そんな微妙な雰囲気を狙って設計できるのがCOOVA瀬谷さんの強みでしょう。















COOVA
カシミアオックス大判ショール
¥35,000+tax

存在感と質感からか、お店にご来店いただいた多くの方が

手に取って褒めてくださるショールです。























現在発売中の「ナチュリラ冬号」でもご紹介しています。















お値段に見合った質量ともっちりとしっとりとした上質さ。

肩にかけたとたんに温かい安心感。

ベーシックなオックスフォード織を採用した素晴らしい

配色は、心に残り、なおかつ飽きのこない素敵な2色です。

端の処理も織物ならではで目を目を引きます。















シックなパープルレッドと爽やかなライトグレー。

どちらも素晴らしい色合いで、かつ扱いやすい。















機械織のショールでこのようなフリンジのデザインは、

どうやって生産しているのかな?って思って聞いてみたら、

織りあげた後に、このフリンジを作ってくれる瀬谷さんの

特殊部隊が存在するそうです。

この部分は手作業という事ですね。





















サイズ感もとてもちょうどいい。

巻いても垂らしても肩にかけても。















幅広くさまざまなスタイリングに馴染みそう。















コロンとした籠バッグとも相性抜群です。















ストライプの梅春ワンピースにもかっこよく。















ベージュのコートなんかにもきっと素敵なことでしょう。















今は作るだけでなく、デザイン、設計、生産管理、

販売をすべてご夫婦でこなしている瀬谷さんですが、

ご本人は、どうやら作業着を着て、大きな音を立てる

旧式の織機に囲まれて、日々設計と織る現場で仕事がしたい

というのが本音のところみたいです。

「キラキラした華やかな販売の現場に馴染めない。」

と、真顔でおっしゃっていたのがなんだか面白かった。















昨年書いたブログでは、瀬谷さんのつぶやきを

「研究しなくては」という題名で書きました。

実際は、「勉強しないといけませんね。」くらいに言うと

思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、

本当に、「研究しなくては」って言います。


























そして、いいものが出来た時は、、

「いいものできたと思うんですよね。」とは言いません。

「よいものができたと思います。」と、

少しかみしめるように教えてくれます。

このショールを展示会でそうやって紹介してくれました。