今この時代に、洋服を見て可愛いと感じたり、
素敵だと感じたり、良くできていると感じることはあるとしても、
驚きを覚えることは、なかなかない。
そんな中、GASA*のコレクションは、本来のファッションの
役割ともいうべき、時代を元気にする驚きとパッションに満ちている。
GASA* 「ザクロの果実の効能」
赤い花のブラウス
¥45,000+tax
オリジナルの手な染プリントの布地を部分的に
ダメージ加工を施し、さらに和紙を用いたプリント加工を
行っている。とんでもなく、手間とセンスの必要なファブリックを見た瞬間、
ポールハーデンのクシャクシャのスーツを初めて見た時のような、
「何だこれ!」っていう感情がストレートに湧き上がった。
ぼろぼろとした部分は、和紙のプリント加工が
施され、少しパリッとした、確かに紙のような感触がある。
手洗いOKなので気軽に家庭洗濯が可能です。
袖は軽くふくらみの出るタックギャザー。
フロントのプリントデザインは、クラシックなパネルパターン
が組み込まれた素敵な柄。
背面は一つボタンでネック周りを美しく魅せる。
テキスタイルを見ているだけでも幸せな気分になる。
こちらは同素材のストールです。
身生地はコットンウールのヴィエラで、かなりの大判ですので
秋口から12月初旬、春先なんかも活躍しそうな巻物です。
同じくGASA*のコサージュ「ガーベラの赤」3種のコサージュ
を用いて留めてみました。
3種セットのうち、2種を使って留めています。
こちらはGASA*の手染めのスカートにタックイン。
GASA*ならではのボリュームバランスは、
大胆でいて、最高に女性的。
程よくコンパクトなく身頃に、ふくらみのある袖が
なんとも素敵です。
女性的な後ろ下がりと背面プリントの
バランスの美しさを。
同素材の大判ショールを巻きつければ、
その迫力はさらに増してくる。
FIRMUMの新作ワイドデニムにさらっとシンプルに合わせて。
夏の帽子に籠バッグ。
元気の出る晩夏初秋のスタイリング。
冬のニットカーディガンのインナーにも映えるブラウスです。
- De Materia Medica -
薬学誌:by Pedanius Dioscorides
長い歳月、植物学・薬草学における権威であった薬学誌
ローマ帝国時代、ギリシアの医者、薬理学者、植物学者である
ペタニウス・ディオスコリデスによって著された。
文字のみの書物が、100年後には彩色図が加わり、
変化を遂げていく。
これらの植物から着想を得つつ、ローマ時代の洋装に思いを馳せて。
GASA*collectionテーマより
女性の植物学者をイメージして構成された今コレクションも
いつも以上にドラマティックな様相を呈しております。
デザイナー五十嵐さんのその実力に、心震えます。