「うーん、あんまり私は好きじゃないかな。。」
(我々は可愛いと思ったけどバイイングしなかった)
そして、その半年後。
「あー、かわいいかも。」
(去年と同じだよと思いながら、同調して仕入れた)
さらに半年後。
「わー、かわいい。なにこれ。」
(素材が変わったら、まるで別物に見えたらしい)
妻が同じ服を試着した時の、一年間の移り変わりです。
妻は、本当に洋服に関してど素人である上に、
通り過ぎたことは、疾風のごとく忘れていく人なので、
きっとこのようなことになるのだと思うのですが、
きっと普通のお客様もそれに近い感覚があるのだろうと
思うと、とても参考になる。
「わー、かわいい。なにこれ。」は、こちらです。
Honnete
春のラウンドカラーコート
ブラック ¥35,000+tax
ポリエステル100%のこの素材は、
とてもしなやかで、艶があり、
しっとりとしたタッチなのです。
比翼仕立てで、ボタンが見えないデザインです。
開襟シャツのように開く襟ですが、
一番上の釦を閉めても、悠々と着ていただける。
トップ釦を閉めた感じもかっこいい。
2色展開で、ブラックとカラシイエロー。
カラシイエローのブランドカラー名は、
khaki(カーキ)なのですが、
お店で見る皆様も、我々もイエローにしか
見えないので、カラシイエローといたします。
orslow のジーンズに、AUTTAA のヒールパンプスを
あわせて、インナーはシンプルなゴーシュの白Tシャツを。
昨年は、冬にメルトン素材で展開していたデザインですが、
素材が変わると印象も変わる。
張り感がなく、ドレープ感が強く表れる。
Tシャツの上から着ても素敵だけど、
重ね着もかっこいい。
インナーには、昨日ご紹介したFABRIQUE の
コットンパーカーを合わせて。
ちょっとフードを出してみる。
ふんわりスカートに合わせても素敵なのです。
たっぷりとした洋服は、サイズを気にせず着てほしい。
気にしてほしいのは、バランスである。
しかも少し、アンバランスなバランスです。
身に付いたら、楽しいよ。