アナベルの店内は、通常のお洋服屋さんより、
そして、規模から考えても靴が多い。
好きだからどうしても増えてくる。
そして、いったんお取り扱いを始めたら、
同じものを長くお勧めしたいとも考えている。
多いので、少し減らしていこうとは考えているのですが、
自身のクローゼットと同じように、
なかなかその目標は叶いそうにない。
そんな状況の中でも、実はずっと探していたアイテムが
2つある。一つは春夏に提案できるサンダルのようなもの。
そしてもう一つは、ヒールである。
AUTTAA(アウッタ)
ヒールパンプス ¥41,714 +tax
変に中途半端なお値段のほうに目が行きますが、
あまり気にしないでください。
私もすごく気になって、聞きましたが意味はありません。
あえて言えば、すごく正直にギリギリの価格を提示している。。
ということでしょうか。
こちらは、ライトブラウン。
現在は、この2色展開で作っています。
約3年半くらい前に、このヒールを初めて見たのですが、
当時はお取り扱いに迷い、他にもいろいろ見てみようと
かなり気にして展示会を見ていましたが、
なかなか、考える条件を満たしてくれるものに出会わない。
・デザイナーが作り手として、フルハンドメイド、
ビスポークの経験があったほうが良い。
・デザインが洗練されていて、しっかりと個性がある。
・履き心地がいい。
・修理ができて、長く履いていける。
・ピンヒールではない。
・デザイナーに妙なこだわりを感じ得る。
・妻が無理しなくても履けるヒールである。
などなど、たくさんのことがある。
結局、このヒールに戻ったのです。
デザイナーの新井さんが、もう何年も作り続ける、
AUTTAA の顔とも言えるヒールデザインです。
踵にはラバーが張られています。
ラバーが削れるとレザーが見えてきますが、
履いていても問題はございません。
しかし、どのくらい削れるかで、修理代が変わってきますし、
見た目もよろしくないので、ラバーがなくなったあたりで、
修理するのがお勧めです。
ヒールの高さは、6cm。。ですが、
インソールの前部分で、1cm上げていますので、
実際の高低差は5cmです。
これは、妻が初めて履いた時に最も気に入った点。
「つんのめる」ことを思って履いたら、
そうでもなかった。
でも、ヒールを履き慣れていない妻は、現在
前部分にラバーの滑り止めの薄いものを入れています。
現状は、妻の私物でしかスタイリング
写真をとっておりませんので、
写真はブラックだけとなります。
冬の間もかなり履いていました。
ヒールが太く、コロンとしたつま先の印象からは、
想像しきれないほど、履くときれいなシルエット。
インソールの構造もこだわった点。
足入れで硬さを感じさせない、少しふかっとした
感触のインソール。
パンツスタイルにもよく似合います。
カバーソックスで素足風でもかっこいい。
デザイナーの新井さんは、よく細身のパンツに
カッコ良く履いています。
もちろん、式典にも。
くつはスタイリングの個性をも左右する、大切な小物です。
確実に、いつものスタイリングに変化を与えてくれる逸品です。
AUTTAA(アウッタ)はフィンランド語で、「助ける」を
意味します。新井さんは、新品な状態が靴の完成形だと
考えてはおりません。履く人に馴染んだその時こそ、
くつは完成されると考えます。
どうぞ、完成の手助けを。
<サイズ選びについて>
妻は、R.U. を4足所持していますがすべて37。
ビルケンシュトックもすべて37。
だいたい、23.5cm程度ですが、
AUTTAA は少し大き目な作りだそうで、36を履いています。
同ブランドのブーツも履いていますが、それも36。
サイズ選びの参考になればと思います。
現在、ブラックの35が完売していますが、
5月中旬に再入荷いたします。