モノに、特徴という名の
デザインを施すのは、とても難しい。
長年、いろいろな商品を見てきて、
ヒット作になるものは、かなり高い確率で、
最初は見向きもされていない。
つまり、一般的には特徴が強く出ていて、
なかなかとっつきにくいが、、
何かのきっかけで、いったん「良し」に転じた時の
勢いがすごいのだ。
平均的なデザインの商品は嫌われないが、
驚くようなヒットにはつながらない。
企業内で働くデザイナーさんたちは、
きっと毎日、そんなジレンマと戦っているのかもしれません。
この靴は、僕は良いと思ったのですが。。
dansko
MAVIS(メイビス) ¥28,000(税抜)
taupe
ダンスコの代表作である、「プロフェッショナル」に
似ている。
ヒールカップが大き目で、かかとを
浮かせて履くところも、プロフェッショナルと
似ている。
素材は、マイルドヌバックという、しっとりとした
ヌバックレザー素材。
black
プロフェッショナルとの大きな違いは、ココ。
ヒールに緩やかながら、高低差がはっきりとある。
いかにも、ヒール。。らしからぬ、ヒールなのです。
サイズは少し大きめでした。
イングリッドは37でちょうどいい妻が36でジャストでした。
そして、なぜか36~40というサイズ展開です。
足の小さい方、すみません。
ロングワンピースに良く似合う。
dansko 独特のポコッとした印象が少し弱い。
僕は、その具合が気に入ったのです。
でも、ちょっと普通のヒールには見えない。
絶妙な塩梅。
スタイリッシュになり過ぎない、抜け具合。
これで、履き心地の良いdansko とあれば、
つい、履きすぎてしまう可能性もある。
夏もいいけど、絶対タイツにも合いそうだ。
秋冬も活躍するに違いない。
そう思ったのもつかの間。。
来秋冬は、展開がなかった。
残念だ。
いいと思うのですが。
ロングスカートやワンピースを中心に活躍しそうです。
パンツスタイルがないことに、今気がついた私。。
残念ながら、継続でのご紹介ができませんが、
お勧めです!
ちょっとジレンマです!