展示会場に入った瞬間に
目に飛び込んできた、
目の覚めるようなブルー。
どこか懐かしく、、
日本独自の本藍染の数々が並んでいた。
その優しさと力強さは、、、
有史以前から人類に親しまれてきた、
最古の染料である、「藍」ならではだろう。
ゴーーシュ
阿波天然藍灰汁醗酵建て
あわ てんねんあい あく はっこうだて
リネンコットンカディ本藍染コート ¥50,000(税抜)
藍染めに詳しい方は、、
「あれ?」と思うかもしれない。
僕も展示会場で驚いた。
そう、、、お値段が、、、
なぜ、この値段で?
本当に本藍染?
しかし、、見れば見るほどに
質の良い藍染めだ。
しかし、本来の灰汁醗酵建ての藍染なら、
コートで確実に10万は超える。
というか、、市販されている洋服では、
あまり見たことがない。
しかも、贅沢なことに、、
身生地はリネンとコットンの交織織のカディーだ。
手紬、手織りの生地をゴーシュが仕立て、
日本に数人しかいないと言われる、
本藍染を施したのが、このシリーズ。
リネンコットンカディ エプロンスカート
本藍染 ¥38,000(税抜)
スカート部分の裏地はコットン100%。。
着用すると見えないが、藍染で生じた、
コントラストは、言いようがなく美しい。
リネンコットンカディ タンクトップドレス
本藍染 ¥44,000(税抜)
「阿波天然藍灰汁醗酵建て」という手法は、
古来より日本に伝わる、世界に類を見ない、
日本独自の伝統的な手法です。
蓼(たで)をすくも染料にするまでの工程は、
果てしなく、、およそ100日を要する。
さらに、その染料とともに、
イモや酒、灰汁などを何日もかけて発酵させ、
何度も何度も染め返す。。
現在、その全工程を行える職人は、
日本に4人ほどしかいないらしい。。
今回、ゴーシュの染色を行ったのは、
もちろんそのうちの一人。
リネンコットンカディ イージーパンツ
本藍染 ¥39,000(税抜)
ウェスト部分を引っ張ると、
ものすごく大きく広がるが、
ヒモをキュッと締めると、、
きれいなタックが現れる。
新型の8分丈イージーパンツです。
本藍染の色落ちは、インディゴとはまた違う。
じわじわ、じわじわと、青みをきれいに残しながら。。
色が落ちれば、落ちるほど、
その違いは明確になる。
こちらは、ゴーシュではおなじみの、
160/- のラミー素材。
160/- ラミー レギュラーカラーシャツ
本藍染 ¥30,000(税抜)
着心地の良いゴーシュのお洋服を
本藍染の経年変化とともに、
ゆっくりと味わっていただきたい。
160/-ラミー 丸首シャツ
本藍染 ¥29,000(税抜)
まさに、ツギハギをしても着続けたい、、
そんな1着になることでしょう。
160/-ラミー バンザイフレンチスリーブシャツ
本藍染 ¥26,000(税抜)
ゴーシュの万歳パターンと本藍染が
同時に楽しめる贅沢な1着です。
彼等は、どーーーしても、、、
これらを世に送り出したかったそうだ。
作って、展示会に出して、、、
あまりに高額で、バイヤーが誰も
オーダーしなかったら、、、。
彼らが気に掛けたのはそれだ。
そして、純粋に本物の藍染めを
お客様に堪能して欲しかった。
だから、、
このシリーズだけ、採算を度外視した。
決して安いものではないが、
世界でも類をみない、日本古来の伝統染色。
「阿波天然藍灰汁醗酵建て」をぜひご堪能ください。
ゴーシュより愛をこめて。