18年前、僕の職場は渋谷にあった。
週に一回だったか、月に2回くらいだったか
忘れたが、、
朝早くから会議詰めの日があった。
決して爽快な朝ではなかったのだが、
会議の日だけ、渋谷のタワーレコードの交差点を
爽快な面持ちといで立ちで、、
僕を追い越していく女性がいた。
時にはビーチサイクルで。
時にはスケボーで。
スウェットパンツにオールスターハイカット。
ヨレっとしたT-シャツ。
ヨレっとしたワークコート。
でかいリュックサック。
きっと会議のちょっと早い時間が
その人の通勤時間だったのだろう。
いろんな服を着る人のようだったが、、
ロングのワークコートはとりわけ良く見かけた。
だから僕の中でワークコートは、
メンズライクでもなく、
マニッシュでもなく、
爽快な印象だ。
Travail Manuel
リネンヘリンボーンワークコート
生成 ¥24,000(税抜)
昨日、webshop で先にご紹介している
ワークコートです。
まだ光沢の残る、ワンウォッシュの
リネンヘリンボーン素材。
洗って、洗って、、
クタクタになるまで着てほしい。
そして、この襟。。
ワークというと、男っぽい印象を受けるが、
要するに働く人のユニフォームなのだ。
これは、何となくドクターの白衣を連想させるような、
細く、スッキリとした襟。
この襟と、全体のサイズバランスが
僕はとても気にいっている。
ブラック
先染めのブラックだから、、
さほど色落ちはしないだろうが、
何度も洗濯を繰り返すうちに、
毛羽たち、色あせ、クタクタになる。
きっとかっこいいスミクロだろう。
素材感、デザインのサイズバランス、
どこを見ても強い普遍性を感じ得る。
Travail Manuel のバルーンパンツにブラウス。
その上に着てもらった。
靴下はいた方がよかったな、、、。って思ったけど、
時間の都合上、、ちょっとアンバランスです。
どんなトレンドがやってきても、
私はわたしでいられるお洋服。
アナベルのバイイングで大切にしている
基準の一つです。
ホワイト、生成、グレーの色使い。
インナーや巻物で色を足しても素敵です。
色々なスタイリングの基礎になりそうなスタイリング。
靴をスニーカーに履き換えて、
自転車でコートの裾をなびかせて、、
朝もやを駆け抜けろ。
<Honnete について>
先日からご報告している、
Honnete アイリッシュリネンシリーズの
入荷ですが、、出荷の手違いがあったようで、
じらされております。。申し訳ございません。
今度は間違いございません。
4月16日(木)店頭販売を開始いたします。
定休日の入荷になりますので、
通信販売ご希望のお客様にも、
その日の夜からご紹介ができるかと思います。
先日、某雑誌の撮影で、
Honnete のサンプルをたくさん着用した妻が、
「今までとまた違った感じで、カッコいいね。」
と言ってくれました。
こちらの思いが伝わった証にもなる、
うれしい一言です。
早くも何を買うか悩み始めた妻は、、
今年は無事に欲しい色が買えるのでしょうか。
雨が多く、気温の上がらない4月ですが、
晴れやかな気分でご紹介ができればと思います。
姉妹伴のカラー展開を楽しみに。。