二十四節季(にじゅうしせっき)において、
最も日本が寒くなる季節、大寒。
まさに今がそこにあたる。
立春までの数週間、最も気温が下がる。
しかし、洋服業界ではどしどし春ものの入荷が始まる季節。
連日のように大雪が降る北国のお店は、どうなんだろう?
そんな素朴な疑問を展示会の時にいろいろなメーカーさんで聞いてみる。
すると、みんな同じ答えが返ってきた。
「春ものが一番最初に売れ始めるのは北国なんです。特にレディースは。」
意外でした。
どうせなかなか温かくならないから、、、なのか?
気持ちだけでも、春を向いていたいから、なのか?
もはや、ファッション好きと、実際の季節は関係ないのか?
東京でも、3月下旬の春分の日あたりまで、コートが
手放せない日が続くのです。
少しづつ、春を向いていきましょう。
今日は、ざっくりしたセーターをご紹介します。
James Charlotte(ジェイムスシャルロット) ¥15,750(税込)
オフホワイト MADE IN U.K.
cheviot(チェビオット)という英国羊毛を使い、
ハンドフレーム(手ヨコ機)でゆっくりと編まれるセーターは、
ざっくりしていて、温かい。
上半分が裏編みに、下半分が表編みになっている。
こちらがブラウン。
両方とも染色していない。
羊の毛の色を生かし、そのまま使っている。
その方が原毛の良さは生かせるのだが、
弱点は、はじめのうち、チクチクすること。
何回か着用と洗濯を繰り返すと、自然に感じなくなるのだが、、
そうなるのに多少時間がかかる。
ただ、温かさは本物です。
Travail Manuelのワンピースに重ねて。
足もと、手元は、シルク・コットンのmerijakuuの
レッグ&アームウォーマーを。
温かくて丈夫な英国羊毛の良さが伝わるデザインです。
Honneteのwoolの大判ショールを羽織って。
バッグは春の新作、ヨハンナ・グリクセン。
さわやかなオフホワイトは、先日ご紹介した
orslow のフレンチワークを同系色でコーディネート。
ストールは、カシミアリネンの糸衣のもの。
ややゆったりとしたシルエットのフレンチワークに、
良く似合います。
バッグは、再入荷したヨハンナのテトラバッグ。
この冬の最低気温を更新した撮影当日、
妻が唯一、「あったかい」ともらしたこのセーター。
日本が最も寒くなる、大寒~立春。
ざっくりとした、チェビオットのセーターが
最も活躍する季節です。