2017年7月20日木曜日

再入荷のお知らせ





















すぐに完売してしまった、

FIRMUM のトルファンコットンタンクトップが、

再入荷いたしました。

気になる方は、おはやめにどうぞ。



完売

来週、もう一度入荷します。

この夏、最後の入荷です。

チャコールグレーはメーカー完売で、白、ネイビー、グレーの

3色の入荷です。

よろしくお願いいたします。







2017年7月18日火曜日

お知らせ

先日、「森ノオト」というwebサイトの取材を

受けました。





















今回は、たまプラーザの特集だそうで、

annabelle 以外にも素敵な場所が紹介されています。

写真はとってもいまいちですが、熱心に書いてくださった、

記事をじっくり読んでください。

素敵なライティングに感謝いたします。


「森ノオト」内annabelle紹介記事









2017年7月17日月曜日

Bon voyage

FACTORYは、家族経営ということもあってか、

なんだか皆さん楽しそうに働いている。





















真っ青な足利の空のもと、

ここでは今日も元気にミシンの音が鳴り響くのでしょう。

某トップブランドで鍛え上げられた、妹さんのデザインと

パターンメイキングは、それはそれは秀逸で、

シンプルだけには収まらない面白さがある。

それを少し茶化しながら商品説明するお兄さん。

初めてこの商品が出来上がったとき、、

「なんか、ロケットみたいだね。」って言いながら、

ニヤッと笑う、野村さんの顔が目に浮かぶ。















FACTORY

リネンコットンロケットスカート ¥17,000+tax

そうネーミングしたくなるような形状だ。

ヨコに広げてみれば、まるでサーキュラースカートのような

ふんわりとしたシルエットが浮かび上がる。















そして、このスカートの一番の特徴は、横姿にある。

見ての通り、後ろ身頃の分量が多い。

そして、前後差がある。















今では前後差のあるデザインも主流で定番化しつつあるが、

僕がFACTORYでこのスカートを始めてみたのは4年前。

それから素材を変えながら毎シーズン展開している。















今年は少しリネンの分量が多い、リネンコットン素材。

裏はないが、全く透けない一重のスカートで、

夏中涼しく履いていただける。















ウェスト周りは、あまりふくらみの出ない、

どちらかというと、正面からはすっきりとしたシルエット。















合わせるもので印象も変化する。















カジュアルにスニーカーなんかで合わせてもいい。















シックにブラスで合わせて革靴でもいい。















人が着て動くことで、その表情はより豊かなものになる。















風が吹けば膨らんだりもする。

見ているだけで涼し気なブルー。















シンプルだけど、そこに意思のあるものは、

当たり前には収まらない雰囲気をまとう。















大勢の人たちに共感を得ようとすると、

なかなか個性が出てこない。

しかしお客様を無視してもいけない。

当たり前だが。















デザイナーはいつも自身の気分と向き合って、

身に着けてくれるお客様を思い浮かべ、

大切な一杯の水をくべるように、素敵な魔法をかけるのか。

そのくらいに、出来上がってしまえばちょっとしたことが、

難しいものなのだと思う。

それがちゃんとできるのが、趣味で洋服を作る人と、

デザイナーの大きな違いなのかと思う。

「本当にこれでいいのか?」って何度も自問自答を

繰り返した末、その1着は生まれるのでしょう。


FACTORY のデザインを手掛ける妹さんは、

新しい環境を求め、一人フランスの地を踏んだ。

来年の春からの新しい風に、期待も膨らみます。


そんな妹さんに、お兄さんが一言。

口元に手を添えて、、手のひらに向けて息を吹きかけた。

フーー。

「このくらいの軽いフランスの風は吹くかもしれませんよ。」


良い旅になりますように!




2017年7月16日日曜日

腑に落ちる

ここで政治的思想を語るつもりは毛頭ないので、

そのつもりで聞いていただきたいのだが、

この前、アメリカのトランプ大統領が、

こんなことをツイートしていた。

「あの男の人生はそんなに暇なのか?」

K国のK氏への皮肉だ。

特にトランプ大統領を支持してもいないのだが、

ここ最近で、最もストーンと腑に落ちた瞬間だった。


ドキッとしたり、腑に落ちるということは、

何にせよ、とても大切なことだと思います。

腑に落ちるタンクトップのご紹介です。





















FIRMUM 

トルファンコットンタンクトップ

¥6,800+tax

white、grey、chacoal、navy の全4色展開















中国のウイグル自治区の高山で栽培される、

「トルファンコットン」は、アジアを代表するブランド綿として有名だ。

超長綿で、水分を多く含んだコットンは、

もっちりとして、まるでカシミアのような手触りです。





















通常は天竺編で行うことが多いカットソーですが、

デザイナー米永さんは、このもっちりとした風合いを生かすべく、

クレープ編みを採用しています。

四方にナチュラルな伸縮性を生み出すクレープ編みは、

まさにこの素材を生かす最高の方法なのでしょう。

しかし一方で、実は斜向しやすいという弱点もある。

普通に天地仕上げで裾をデザインすると、

少しだらしのない仕上がりになる可能性もある。

そこで、共布の切り替えを作り、なおかつ裾幅を小さくすることで、

ヒップの上あたりでキュッと留まるデザインに仕上げています。

これにより、よく見ると少し斜向しているのだが、

着用には全く問題なく、さらに見た目も気にならない。

それどころか、少し斜向しているのがかっこよくも見える。

なんともFIRMUMらしい雰囲気にまとまっています。





















さらに素材を生かす手法として特徴的なことは、

全色がトップ染であるということ。

トップ染とは、綿(わた)の状態で染を行うことを言うのだが、

コストがかかることから、オートミールやライトグレーは

トップ染を行い、ネイビーなどの濃色は糸で

ベタ染めをすることがほとんどである。

見た目に遜色はなく、コストも下がる。

誰も文句を言う人はいない。

だが、今回のこの生地は、ネイビーもトップ染である。

みなさん、こう感じたことはないだろうか。。

「濃い色のほうが風合いが劣る気がする。」

「オートミールやキナリのほうが肌触りがいい気がする。」

気がするだけでなく、厳密には通常染の都合でそうなってしまうのです。

今回FIRMUMが採用している素材は、濃色もトップで染めているため、

素材の良さを十分に引き出すものである。















そして、ネックが横にガバっと広がることと、

脇が開いて、一枚で着られないノースリーブや

フレンチスリーブが苦手なデザイナー米永さんの工夫が

細やかにちりばめられたネック周り。

ずいぶん下がりがあるように見えるネックだが、

少し後ろに抜けるような設計になっているため、

思ったより上に上がる。

背中に少しふくらみが出るようにダーツも入る。





















前、後ろともに、まるでブラウスを身に着けて

いるかのような、心地よいふくらみがあるのが

特徴のタンクトップなのだが、やはり脇が開かないように、

後ろ側にも工夫がある。

よく見ると軽くタックでつまんでいる。


そして、着ても素敵なのだから、傑作としか言いようがない。















バストラインの布地が少し余り気味にふくらみのあるデザイン。

ピタッとしていないが、すっきりした見た目。















裾のブラウジングは、ヨコから見てもすっきりして見える。





















気になる背中側もすっきりと、

そして隠したい部分はしっかりとホールドしてくれる。















羽織物とセットで考えられるところも楽しいところ。















タンクトップが苦手な人にもぜひ試していただきたい。















フワフワでもっちりとした素材感。

安心で素敵なデザイン。















インナーとしても大活躍。















ボトムスも選ばない。















僕から奪い取った妻のお気に入りの古着のパンツ。

かるくロールアップしたオーバーサイズのメンズのパンツにもよく似合う。


こんなにも腑に落ちるタンクトップ、なかなかないのではなかろうか。




2017年7月15日土曜日

ちょいたし

近年の女性ファッションにおいて、

欠かせない存在へとのぼりつめたアイテム。

それは、「羽織物」。

カーディガンとか、サマージャケットとか、ショールとか、

そういう細かいカテゴライズは、もはやどうでもいい時代になった。

オシャレな人は、一年中素敵な羽織ものに目を光らせている。





















TRAVAIL MANUEL

リネンイージーコート ¥16,000+tax

white、navy

前半にご紹介したキャンバスリネンのタイプに似ているが、

こちらは、真夏にも着ていただけるような薄手のリネン。

そして、前後差はあるが、スリットはなく、

こちらのほうが着丈が長い。















フロントの打ち合わせはなく、肩口からストーンと

落ちる、すっきりとしたラフなデザイン。















透け感のある涼しい麻素材の羽織物は、

まさに、「ちょっと羽織りたい」時にもってこい。

気取った感じもなく、ニットのカーディガンとも違う。















FIRMUM の魔法のようなタンクトップは、

妻の少しワンパクな腕をバランスよく見せてくれる。

でもやっぱり、わんぱくかな、、って思ったとき、

羽織るのにちょうどいい。















先日ご紹介した、annabelleオリジナルの

タックインブラウスと、使い方は近い。

スタイリングや気分で、使い分けてもいい。





















タンクトップにさらっと羽織れる夏のアイテムは、

女性のファッションにたくさん存在するが、

やはり真夏に近いほど、ニット着る回数は減ってくる。

アナベルで人気のTRAVAIL MANUEL の

リネンボレロも、真夏は肩から掛ける人が多いようだ。















布帛の羽織物は、おしゃれ着としてはシルクもいいが、

バシャバシャ洗える薄手のリネンは、気軽でとても重宝する。

体にまとわりつく感じもないし、風の通り道もしっかりある。















ワイドパンツにタンクトップ。

ローファーにポークパイHAT。















ちょっとメンズライクな装いに、さらっと羽織る。















もちろん、日よけとしても活躍する。

なにより、、

ワンツーコーデにちょっと足してあげると、

なんだかおしゃれなのです。




暮らしとおしゃれの編集室















暮らしとおしゃれの編集室」に連載ブログが更新されました。

他にも素敵な情報がいっぱいです。

ぜひご覧ください。



2017年7月9日日曜日

セピア色の記憶

幼少期の写真などめったに見返すことなどないのだが、

不思議とはっきり覚えている写真は数枚ある。

もちろん、その時をリアルタイムには全く覚えていないのだが。

「昭和」という時代は、想像を絶するような激動の時代であり、

最も興味を惹かれる歴史が詰まった時代である。

貧しさから見える小さな幸せや光。

なんでも気合で挑む根性論。

ビートルズやツイッギーで始まる日本におけるファッションの歴史。

現在では、「昭和レトロ」という言葉でくくられる、家具やファッション。

昭和の生活には、不便だが本質的な見習うべき何かが見え隠れする。

当時、一度は否定されてなくなったものを、後世の人が拾い上げる。

共感できる部分を上手に拾い上げる。





















gasa grue 開襟ワンピース

cherry red ¥30,000+tax

ややハイウェストで、礼儀正しい襟元は、

どことなく懐かしい。





















少し大きめに開いた胸元と、

小さく女性らしい縦長の個性的なポケット。

ネックレスを忘れてはいけない。





















丁寧に仕立てられた額縁。

トラディショナルを重んじる、やや男性的な

モノづくりへの心理が垣間見える。















インドマドラスをオーバーダイすることで、

何とも絶妙な、甘さ控えめな素敵なピンクが誕生した。















長すぎず短すぎないこの丈は、

ラフなサンダルを合わせるよりも、

ソックスに革靴がとてもよく似合う。















ウェストに見える、アットランダムなようで

計算されているようにも見える小さなギャザーは、

軽快でリズミカルなミシンの音を想像させる。





















記憶の扉の奥にある、小さな引き出しに大切にしまわれた、

セピア色の写真に映る母のワンピースを、

思い起こしながら今の自分の感性と重ね合わせる。

そうしてまた、新しい時代が築かれてゆく。