今年も梅雨が始まりました。
季節には色があるように思うのですが、
雨の季節の色はなんでしょう。
グレーでしょうか。
でも雨もよく降るから、ブルーグレーかな？
ちょうどこんな色合いと図案がぴったりです。
コットンシルクドットブラウス
￥30,800（税込）
muniさんから突然のメールをいただいたのがちょうど１年ほど前。
見た瞬間に好きになり、すぐにオーダーをさせていただいた。
デザイナーの武田さんは、インドが大好きで、独立前のお仕事でも
相当な年月をインドと共に過ごしてきた方です。
この素敵なプリント柄は、muniさんが図案から出したオリジナルの
プリントです。インドのプリントといえば、ご存知の方も多いかも
しれませんが、「ハンドブロックプリント」という手法が有名です。
簡単に説明すると、大きな木のスタンプを生地に人が押していく
プリント技術です。
そしてそれを囲うように配された4つのブルードット。そこまでが
おおよそのワンリピートです。脇のグレーの部分は、接いでいます。
初めて見た時から、このようなギミックにドキッとさせられる
お洋服でした。
袖口や裾にはこのような飾り刺繍ミシンが施され、本当に
遊び心を感じさせるお洋服です。
近年はシンプルなデザイン傾向が強く、引き算に次ぐ引き算で、
削ぎ落とされたデザインのお洋服やスタイリングが増える中、
muniさんのお洋服は足し算、掛け算の旺盛で、なんとなくお洋服を
好きになり始めたばかりの頃の童心をくすぐるようなものでした。
muni
コットンシルクドットワンピース
￥38,500（税込）
同じ素材のワンピースですが、ワンピースはプリント柄が違いますね。
先ほどのブラウスの脇を形成していたのは、このプリントの方でしょう。
きましたが、こういった感性のものはありませんでした。
そのほとんどは、特性上、小紋柄や小花柄など、スタンプで
連続的な柄をプリントしていくわけですから、完成図案が
大きくなるものや所々、色の重なりが出るものは、きっと職人さんに
伝えるのも難しいでしょうし、再現する技術も問われると思います。
小さな刻みのようなスリットが入ります。
純粋な子供が描きそうなモチーフで、癒されます。
ご覧の通り、紐が通っておりますね。
実はこのワンピース、この横幅いっぱいが身幅かと
思いきや、違います。だいたい、紐が通っているあたりが身幅です。
どういうことかというと、、
２枚の前身と後身を重ねてそこで縫い合わせていますので、
そこまでが身幅となり、その外側は、２枚の布地がひらひらと
重なり合うように遊んでいます。
ステッチや切り替えで、楽しさを増しています。
着丈はやや長めのデザインです。
横姿も美しい円錐です。
ネイビーのパンツに合わせましたが、
もちろん白のパンツは最高に相性がいい。
アナベルでは、白、黒、ネイビーくらいで少し
キリッとした印象のスタイリングが好みですが、
それぞれの絶妙なコーディネートを探ってくだいね。
こちらは面白いがって、色々なボトムスで撮影してみました。
インナーパンツを合わせて、おしゃれに夏のベルベットシューズ。
少しフェミニンな印象もあるスタイリングです。
また、紐ベルトをゆるく後ろで結いてみれば、
また違った印象を残します。
こちらはいつもと少し違うシルエットを意識的に。
膝下の細いパンツをフルレングスで合わせてみました。
少し物足りないから何か被る？なんて帽子を選びました。
帽子を外してみようか、って外してみました。
どうでしょう？やっぱり少し寂しいかな？
そんなことを思いながら、一番いつものアナベルっぽい
ボトムスを入れてみました。太めです。
ちょっと気になる今日この頃。こんな風に撮影を利用して
何が気になるか？何が欲しいか？探っています。
たくさんの撮影をしたこちらのワンピース、実はお願いして
無地のカディーコットンでも作っていただきました。
インドの手仕事が詰まったお洋服は、素敵がいっぱいなのですが、
一方でデメリットもございます。その点も交えて、明日の
ご紹介とさせていただきます。
