2017年2月11日土曜日

マイブーム

ファッションを仕事にしようと思ったときから、

いや、もしかしたらもっと前から、

「マイブーム」を意識するようにしてきた。

お店を見て回って、自分が何を気にしているか、

ワンシーズンで、どんなものをどれだけ買ったか。

アンティークや古道具は相変わらず好きで、

いろいろなものを目にするが、この一年は、

和家具ばかり買っている。

そして、この半年で、FIRMUM のパンツを

4本も購入していることに気がついた。

最近は、1週間のうち4回くらいはFIRMUM のパンツを履いている。

昨年夫婦で購入して、履きまくっていたワイドギャザーパンツが、

今シーズンは素材とサイズ感を変更して、再登場している。





















FIRMUM

コットンヘンプワイドギャザーテーパーパンツ

キナリ ¥22,500(税抜)

昨年のスーピマバーバリークロスより、

少し張り感のある春夏らしいドライタッチな高密度素材。

数回のお洗濯で、やわらかく変化してゆきます。















よく見ると、生成りの中にトップグレーの糸がチラチラと。

ペタッとしない、表情のあるキナリ色。





















オリーブ

もう一つ変わった点が、サイズ感。

以前の猛烈に大きめだったサイズ感が、

「もう少し程々のワイドのほうがいいのでは?」

というデザイナーの考えから、少しだけとっつきやすくなりました。















サイズ感以外のデザインディテールは、すべてそのまま。

やや下目に付いた、特徴的なベルトループ。

そして、向かって右側はループが一つ少ない。

確認はしていないが、おそらくベルトを着けた際に、

ベルト側に付いたループや金具が邪魔になるからかと。

そして、やや下目に付いているのは、

細いベルトを回した際に、よく起こる現象で、

ベルトがパンツの帯を超えて、体側に抜けてきてしまうことがある。

それを防ぐためだと思います。

少し頼りなく感じてしまう細ベルトを使いたい人のために、

パンツのデザインから寄り添った結果でしょう。





















ブラック















ヒップ側のギャザーはもちろん健在です。

このふくらみが、癖になるのです。





















キナリに白いブラウスを。















もう何年も気になっているテイスト、オリエンタル。

この春も継続して気になる雰囲気です。

インドの透かしジャカード素材のブラウスに、

ヴィンテージリメイクのバッグで、オリエンタルな雰囲気に。















白度の差を生かした、白のワントーンコーディネート。





















オリーブは、maison de soil の刺繍ブラウスに。















こちらも、全体のシルエット、デザイン、小物まで、

ややオリエンタルな雰囲気で。















軽くまくったときに見えるパイピングテープが

良いポイントに。

靴は、R.U. の新作のスリップオンタイプ。





















とても安心感のある大人のシャツスタイル。















堅苦しくなく、だらしなくない。

快活な雰囲気だが、子供っぽくない。















全身で見たときのシルエットバランスが、

自分に合っているかどうかが大切ですが、

カバンや靴などの小物は、とっても重要です。

簡単な袋バッグも、レザーを選ぶといい感じ。

ブラックは、撮影が間に合いませんでした。


マイブームを意識することは、

自分らしさを見つける良いヒント。

少し気にしてみると、今よりちょっと

モノ選びが楽しくなるのではないでしょうか。