2016年11月15日火曜日

GASA*

妻がものすごく真剣に商品選びをするブランド。

それは、「GASA*」である。

来春の展示会では、デザインナーの五十嵐さんに、

着せ付けまでしていただいて、、。

何をそんなに真剣になっているかというと、

もちろん、お店のバイイングであるわけがなく、

自分が買う洋服を悩んでいるだけだ。

お値段が張る分、とにかく真剣だ。

最近、お子ちゃまと公園など行く機会もめっきり

減ったのをいいことに、しゃれっ気づいてきた。

お客様は、僕がセレクトしたものの中から選ぶので、

いい意味で、選びやすくはなっているはずだが、

妻は、大好きなブランドの洋服がわんさかしている中で、

一つを選ぶので、もう最後は顔が少し歪んでいる。

今日は、素敵なワンピースです。





















GASA *

ウール刺繍ワンピース

先日、webshop でご紹介したコートと同じシリーズです。

グレー ¥65,000(税抜)















胸当ての刺繍は、コートと同じ柄域で、形が異なるもの。

手作りの刺繍パーツは、インドで作成して、日本に持ち込み、

ワンピースとして、日本で作成している。

凹凸が物々しく、存在感は抜群です。















まるで、英国のツイードジャケットを作るかのような、

トラディショナルな素材は、GASA のオリジナル生地。

この素材づくりの感性も大好きなのです。





















ブラウン















この色調は、本当にトラディショナル。

女性デザイナーとは思えないモノつくりが、意外すぎてかっこいい。





















渋めのブラウンに施されたのは、

ライムグリーンの糸が主軸の大胆な色合いの刺繍。















しかも、この場所が開閉地点になっている。

釦もなんだか可愛らしい。


妻に聞いてみたことがある。

「ガーリーなものって苦手だよね?」

「うん、苦手。」 「レースとか付いてるスカートとか。」

「GASA は好きなんだよね?」

「うん、大好き。」 「だって全部可愛いもん。」


なんかつじつまが合わないような会話にも聞こえますが、

実は僕もGASA に対して、同じように感じているのです。

全体の印象はガーリーに見える。

実際、そういったディテールの洋服は多い。

ただ、着てみると、「ガーリー」だとか、「フェミニン」だとか、

言葉でカテゴライズされた枠をポーンと超えて、

「なんかいい!」って感じるお洋服なのでしょう。

実際、来春の展示会で妻が最後まで買うかどうか悩んでいたのは、

ニットのレース編みが部分使いされたワンピースだった。

そして、最後に選んだワンピースにもレースは使われている。

だから、レースが使われているとガーリーなのでもなく、

妻は、レースが嫌いなわけではない。

GASAが好きなだけ。















裏地はないけど、タイツを履いて、インナーを着て。

とにかく、気分の上がるワンピース。















「やっぱりかわいいね。」

「ほら、見て、この袖の感じ。」

「なんかポカーンてなっちゃうかと思ったけどきれいだし。」


サイバラだからね。。















「絶対グレー!って思ったけど、やっぱブラウン良い!」

GASA の中でも好きなものを着たときは、

興奮気味に何が良いかを力説し始める。

だいたい、「とにかく、可愛い」しか言ってないのだが。















GASA の洋服は、大胆でいつ着たらいいのか迷うお洋服も

あるのだが、着てしまえばそうでもない。

個性的だが、大人の女性が着て、しっくりとくる。

長く付き合えそうな、質の高い素材感や仕立てもいい。















susuri のWOOLコートをスタイリング。

「無理」ってはじいていたものの中に、

実は生涯を共にする何かが潜んでいたりする。

GASA* を気にしてみては?


素敵ですよ。