2014年5月12日月曜日
痛いの堅いの飛んでいく
焼きたてのパンではなく、、
鈍器でもありません。
R.U. ヌメ革パンプス ¥38,000(税抜)
だいぶ前、、まだお店をオープンする準備を
していた頃、R.U.の展示会も見ていました。
お取り扱いは、していなかったものの、
ずっと好きだった靴の展示会で、
楽しかったのを覚えています。
そこで見かけて、、僕の頭の片隅に
ずっと残っていたこの靴。
いざ、お取扱いをスタートして、
展示会にお伺いしても、
この靴がない。
3回目位に伺った時、聞いてみました。
「たしか、、こんな感じの靴だったと思う。。」
残念ながら今はもう作っていない、、、
そう返事がきた。でも、こうも言った。
「もし、革があれば少量ですけど作れますよ。」
それでお願いしたのがこの靴です。
無染色のヌメ革に、洗い加工を施したパンプス。
最初は8足の予定でしたが、結局6足だけの入荷です。
店頭販売の前に、妻にサンプルを履いてもらっていました。
最初の感想はこうです。
「痛い!かたい!この靴売るの??」
今までの着用写真を見てみましょう。
Honneteのロングワンピースに。
ゴーシュのワンピースに。
同じくゴーシュのワンピースに。
ゴーシュのスカートに。
Honneteのシャツワンピースをパンツスタイルで。
ゴーシュのパンツにワンピース&コート。
Travail Manuel のギャザーキュロットに。
最初は、「こんなかたい靴売るつもりか?」
「女性はこんなかたい靴履くわけない。」
いいことを一つも言わなかった妻に、
ヌメ革の靴のなんたるかをいろいろ話し、
とにかく我慢して何日か履いてくれ、、とお願した。
そして、3日~4日ほど経った頃、
「どう?」と聞いてみる。
「めちゃくちゃ履きやすい。」
「じゃ、裏張りしてくるから貸して。」
と預かって、忙しくてなかなか修理に行けなかった。
すると妻が、
「あの靴がないと困る。」
とまで言い出した。
今では、T-ストラップに並び、
かなりのお気に入りだ。
痛いのも堅いのも3~4日で飛んでいくらしい。
予想していたよりだいぶなじむのが早いようだ。
ちなみに、妻が痛かったのはかかとのこの辺り。
2日くらいはバンドエイドを貼って、
文句を言っていた。
痛いのを我慢しても履いてみたい方、
ぜひご試着をしてみてください。
また、ヌメ革ですので経年変化のスピードが
早く、わりとすぐに濃い目に変色してきます。
長く履いていくと、おそらく茶褐色になると思います。
この色がいいのに!
という人は、やめた方がいいでしょう。
経年変化を防ぐ方法はありません。