ボトムスのシルエットに変化をつけると、
自分の中に新鮮な感覚が押し寄せる。
もちろん履いたことがないシルエットに挑んだ場合だが。
僕がはじめて太いパンツを履いたのは、26歳のとき。
当時、池袋西武にあった自主セレクトshop(今はなくなった)に
僕の好きなブランドが多く入っていた。
そこでお勧めされたのが、生成りの太いワークパンツだった。
僕は正直、「やっぱダメかな」と思っていたが、
やかましいほど「似合う!」というお姉さんの勢いに負けて、
次の瞬間には、「じゃあ、、丈上げを。。」と言っていた。
今では、太いパンツの割合の方が高い僕だ。
ちなみにそのパンツは今でも良く履いている。
それ以来、今まで似合わないと思っていたものが合わせやすくなったり、
敬遠していた、ロングコートを着始めたのもそれがきっかけだった。
女性と違い、ボトムスアイテムが「パンツ」しかない男性にとって、
それが太くなるか、細くなるかは非常に重要なのだ。
新しい自分と出会えるかもしれない、素敵なパンツのご紹介です。
Arteporveraのバルーンパンツ。 ¥14,700(税込)
見覚えのある人もいるかもしれません。
去年の4月ごろ、麻の千鳥格子柄で同じパンツを販売しました。
たぶん、1週間くらいしか店頭になかったので、初めての方も多いはず。
打ち込みのある、綿麻のカルゼ素材を製品染めしています。
すこし重みはありますが、雰囲気のある仕上がりです。
ブラック。
僕の好きなダークネイビー。
強い日差しで写真がうまく撮れません。
ヨーロッパのワークパンツでたまに見かけるような、、
すこし変わったブルーです。
そして、このパンツのポイントはここです。
ヒップに入る二つのタック。
これがあると、野暮ったさがなくなり、女性らしいモード感も感じられます。
「女子力?、、何それ?」
「モード?、、学校でしょ。」
という妻に着てもらいます。
シンプルで、気取りのないスタイルも、
パンツの存在感とR.U.のおかげもあり、
一味違った印象に。
横からのシルエットはけっこうな迫力です。
ブルーは、やや絞り気味で合わせてみました。
トップスのボリュームや靴によって変えてみるのもいいと思います。
HAVERSACKのギミックの効いたブラウスをシンプルに。
大人っぽいモノトーンスタイル。
こちらはダークネイビーです。
こちらは、裾ひもをあまり絞っていないバージョンです。
ヒップタックがあるおかげで、バックスタイルにも
きれいなバルーンシルエットが。
スタイリッシュな印象の強いダークカラー。
自由奔放でユーモアのあるブルー。
素材は打ち込みのある製品染めのカルゼ。
シルエットはバルーンの裾絞り。
フロントには、たくさんの貝ボタン。
レディースには、ありそうでない感じです。
新しい自分に会いたい人にお勧めです。
思った以上に合わせやすいですよ。