2013年6月2日日曜日

せめぎ合い

お洋服業界で最も孤独で地味な職種は

デザイナーなのかもしれない。

工場やパターンナーとせめぎ合い、

バイヤーや消費者とせめぎ合う。

それでも個性を持って、普遍的であたり前では

ないものを作り続けなくてはならない。

しかも納期通りに。

なかばワーカーホリックでもないと続かないのかもしれない。

アナベルでお取り扱いの多い、Travail Manuel(トラヴァイユマニュアル)は

今年で10周年を迎えるそうだ。

この時代、ブランドで10年続けるのはそうとう難しいと言われる。

普遍的で個性を感じ、なおかつ時代と消費者のニーズに

応えているからこその10年ではないだろうか。






















Travail Manuel リネンサドルパンツ ¥13,650(税込)






















後ろはパッチポケットが2つ。






















やはり麻のブラックはかっこいい。






















ここがデザインのポイントだろう。

股上の深いパンツは、だらしなく見えるものも多い。

このパンツは、前身のウェスト部分で

大きなタックを一つ入れることでそれを解消している。






















上品なニットスタイルで。






















後ろ姿もかっこいい。






















スニーカースタイルでカジュアルに、カラフルに。
















カラフルな今年の夏にあって、新鮮なモノトーン。






















小さなバランスの変化や

小さなディーティールの変化が

新しいものを生み出すデザインの世界。

10年支持され続けることはきっと大変なことだと思います。


10周年、おめでとうございます。

今後も期待し続けます。