洋服にとって大切だな、と思うこと。
それは、いい面(つら)してるか? 「らしさ」があるか?
ということ。とても大事なことだと思う。
同じ人が何年もデザインし続けて、
存続している商品やブランドには
言葉では語れない「臭い」や「らしさ」が
あるように思う。
それが作り手の信念だったり、性格だったり。
年末から先行してどんどん入荷している
orslowの商品を見ながら、デザイナー仲津氏の
人柄や性格を想像している。
春のロングシャンブレーシャツ。 ¥17,640(税込)
こちらもオリジナル素材。
カジュアルシャツの縫製は、そで部分と身頃の脇を
直線で縫っていく。その為、丈夫さと縫製の作業効率を
もとめられた昔のアメリカのワークシャツはたいてい
脇縫いの下にこのピロピロが付いている。
付いているというより、ミシンを同じテンションで踏み続けると
こうなるのだ。あとは切るだけで次を縫い続ける。
可愛らしく何箇所かひかえめにつまんでギャザーになっている。
きれいなグレーを羽織って春らしく。
今はまだ寒いので、ベストを重ねて。
ところどころ環縫いで仕上げられた丁寧な縫製や
剣ボロの仕様などを見ていると
意外と几帳面な人かな?
安心して自信をもってお勧めできる1着です。